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Edition8、お外デビュー [オーディオ]

体がだるいんで風邪かと思ったが、鼻と目がグズグズになってきたから、どーやら花粉症らしい。
アレルギーの薬でも飲んでサッサと寝たほうがよさそーだな。

さて、今日のお供は、HM-801+Edition8。
MBA1Sでバランス駆動するEdition9に比べると、テンションが緩いし、HM-801のおかげで(?)高域が丸まってるのだが、そのことがソースへの対応力を広くしているよーだし、ワタシの好みにも合っている。

今日聴いたのは、バーンスタイン・NYPOのショスタコ「革命」、村治佳織「ポートレイツ」、山本剛トリオ「La・La・Lu」、スザンヌ・ヴェガ「Beauty and Crime」、坂本真綾「かぜよみ」から数曲。
ゾネホンの常でヒリヒリするところが強いとオケものを聴くのがつらくなるのだが、その点ではまったく大丈夫。
それどころか、「革命」1楽章のアタマではナマの演奏でもラウドスピーカーでの再生でも、なかなか聴くことのできないゴリゴリとした低音が迫ってきて、目を見張る。
3楽章の弦と木管が震えるよーな弱奏部では音が曖昧にならず、キッチリと「震える」音をとらえることができる。
こーした聴きどころを押さえた演出は、ナマ演奏を範として考えると欠点のよーに思えるのだが、実際に聴いてみると実に魅力的だ。
室内でお気に入りの椅子に腰かけてオケを聴くのなら、HD800の自然な音場感と誇張のない音調が好ましいと思う。
しかし、屋外で聴くときには、暗騒音があるので、派手目な演出感たっぷりの音のほうがよい。
あざといほどの音でないと聴き取れない音というのがあるし、それを選ばざるを得ない環境があるからだ。
あと気になるところといえば、ヴォーカルの子音で少々の残響を伴うこと。
この残響はオケものやピアノでもおそらく出てるのだろーが、あまり気にならない。
高音の隈取りとして有効だからだ。
だが、日常耳にするヒトの声では、こーした響きが付帯すると気になってしまう。
とは言え他のヘッドフォン(とくにゾネホン)ではもっともっと子音の強調感は強いのだが、Edition8のそれは許容範囲だし、たぶんエージングの進行により緩和されるんだろーと予測。

ソースへの対応力は広いEdition8だが、さすがにハードウェアの許容度は大きくなく、それなりのドライブ能力を必要とする。
分かってたことだが、試しにC200V2につないでみたが、これはムリ。
低音ドロドロで制動が効いておらず、そのせいなのか、位相の狂った音のように聴こえてしまう。
やっぱり分不相応な組合せはダメだね。

今日の映画
WOWOWでの放送を録画しておいた「ワルキューレ」を視たのだが、最初から最後まで退屈そのもの。
史実のヒトラー暗殺未遂という面白くて堪らないネタをどーしてこんなにも詰まらなく仕上げることができるのか?
ナチス内部の抗争といえば、ワタシは、昔見た映画の「鷲は舞い降りた」を思い出す。
フィクションのチャーチル誘拐を素材とする「鷲は舞い降りた」と比較しちゃいかんのだが、「ワルキューレ」がこれの半分ほどの面白さ、登場人物の心情の掘り下げをやってくれたらなぁと残念に思う。
ま、保存に値せずということで、ブルーレイにダビングすることなくHDDから削除。

今日の読書
「天地明察」読了。
わー、こりゃ面白いわ。
本屋大賞取ったのも肯ける。
食わず嫌いせずに発売時に読めばよかった。
書評では、主人公の春海みたいに生きてみたいなんてことを複数人が述べてたが、ワタシはイチバン魅了されたのは保科正之だ。
36人の百姓一揆首謀者を処刑したことと、文治の徹底が「秩序維持」という目的の一致を見て、矛盾なく同居する人物だ。
著者の次の作品では水戸光圀を取り上げるらしいが、その次には保科正之を書いてほしいなぁ。
それから、この「天地明察」って明らかに映像化を意識したよーなシーンが随所に読みとれるね。
もうどっかの映画会社かテレビ局が権利を取得したんだろーか?
映画でもドラマでも、やるんなら丁寧に作ってほしいもんだ。
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