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コレがファースト・モーツァルトだったらよかったのに [「クラシック名録音究極ガイド」実聴]

今日も3段重ねとゆーことで、お供は、iPodTouch3G+solo+The Continental+ESW10。
昨日と違って短いDock-USBケーブルを使い、3段重ねの一塊りを鞄の中に入れてみた。
アルバムを丸ごと聴くのなら、iPodを手元で操作することもほとんどないし、短いケーブルの方が精神衛生上もよいし、とゆーことでそーゆー運用。
実際のところ、それで不便はなかった。

まず、聴いたのは、キム・カシュカシャン&キース・ジャレットのバッハ「ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ」(これはFLACで入れてるので、アプリにはFLAC PLAYERを使用)。
キース・ジャレットがクラシックを弾いているからとゆー理由でなく、バッハの演奏・録音として優れているから聴くべき1枚だと思う。
音場の見通し、楽音のキレともに申し分なし。
元々の録音もよいが、今日のハードウェアの組合せも、この透明感を際立たせるのに役立っている。
ちょっとSTAXのSR-404で聴いてるみたいな感触の音だ。

次は、ブリテン・イギリス室内o.のモーツァルト交響曲25番、29番、40番、38番(CD2枚組)。
ワタシはモーツァルトの交響曲はあまり好きではなかった。
チャラチャラしたサロンの音楽みたいで、「血沸き、肉躍る」がないと交響曲じゃないぞって感じで。
しかも、最初に購入したモーツァルトはCBS盤のクーベリックだったのだが、このCD黎明期にリリースされたCDはつくづく音が悪かったので、なおのことモツ嫌いになった。
で、今日、ブリテンの振ったモツを聴いて、「ああ、最初に聴いたモツがこれだったら、モツ・アレルギーにもならなかっただろーに」と思った。
ブリテンのモツは、「チャラチャラしたサロンの音楽」なんかじゃなく、脈動するような抑揚のある演奏と、音の連担性が両立した凄みのある演奏でゾクゾクした。
録音の面でも、室内o.の編成なのに、奥行きの再現が見事なので、スケール感のある再生音になった。
ただ、この2枚組に収められた4曲の交響曲(+c/wのセレナーデ6番)を比べてみると、録音の出来に少々の差異はあるようで、「クラシック名録音究極ガイド」で紹介されている25番がイチバンよい出来だ(録音として)。
オリジナルのヴィニール盤は25番・29番の2曲でリリースされたのだが、残りの方(40番・38番)は音のザラつきや、特定の帯域でグッと音が締まるところがあったように感じた(マスターテープの劣化か?)。 

帰宅後に、Touch3G+solo+The ContinentalでPRO900を鳴らしてみた。
中高域がきつくて、低音が豊かな割には中低音が中抜けになってるよーなキャラクターは、この組合せだと和らぐようだ。
イヤパッド、ケーブルも含め、色々細部を詰めていきたいなぁと。

今日の読書
「夏休み」読了。
まったく中味のないオハナシ。
これ、「愉快でした」と暢気に解説に書いてること自体、嗤われるぞって忠告したくなる。
まったく奨められない本だ。

口直しに架空戦記1本、コミックス「青空エール(7)」読了

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jaywil

実は私もモツ嫌いでして… それはそうと私はPorta Tube特攻しまして 一生懸命バーンイン中です!
by jaywil (2011-07-28 18:34) 

ms061027

フジヤのPorta Tubeの第1期入荷分はアッという間に売り切れたみたいですね。
ゲインが高いって記事は見かけたことがありますが、それ以外にはヘンな評価は見かけませんので、音自体は気に入ったとゆーヒトが多いのかな?

ワタシのようなThe Continental購入者は少数派?
soloとThe Continentalの組合せは聴きごたえのある音を出してくれますが、solo以外のDAC・DAPとThe Continentalの組合せでは評価はビミョーなのかとちょっと不安。
ま、自分が好きな音をだしてくれるなら、気にする必要ないと分かっちゃいるんですけどね……
by ms061027 (2011-07-29 00:13) 

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