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昨日・今日の2日で聴いた曲・読んだ本 [「クラシック名録音究極ガイド」実聴]

最近、自宅で使っているノートPCの調子がおかしかった。
テキストを打って変換しようとすると頻繁に凍りつく。
原因の一つは、内蔵HDD(300GB)の空き容量が1GB未満であったことだろーと見当をつけ、昨日の昼休みに2TBの外付けHDDを購入。
150GBほどのデータを外付けHDD(2TB)に移す。
以前から使っていた別の外付けHDD(300GB)のデータも、同様に移す。
データの移動中は、猛烈にPCのメモリを喰うので、昨日の夜は記事をアップできなかった次第。
とゆーことで、今日は2日分の記録。

内蔵HDDの空き容量を作るのに併せて、デスクトップのショートカットで全然使っていないものを削除。
Safariを使うとすぐに起動してくるメモリークリーナーの停止(Safariが悪いのだが、常用ブラウザなので仕方ない)。
自分でも何のためにインストールしてんだか分からんようなアプリケーションのアンインストール。
HDDのデフラグ、エラーチェックを2往復。
と、まぁ凍結の原因になりそうなものは手当てをしたら、今のところ快適に動いている。

さて、昨日のお供は、iPodClassic3G+solo+The Continental+ESW10。
The Continental単体での評価は好き嫌いが分かれるかもしれない(ワタシは単体でもイイPHPAだと思ってる)が、上流にsolo、下流にESW10を組ませたときの音はワタシのポタ環境の中では1,2を争う出来。
だが、盲点があった。
母艦にClassicを使うと、Touchが母艦の時には検知できなかったノイズが乗ることがある(常時ではない)。
同じALACがソースなのに何だろ、コレ?
たぶんHDDの振動か、それともモーターから出ている電磁波を真空管が拾ってるのか?
ま、何にしても、solo+The Continentalと組ませるのはTouchにしておいたほうがよさそうだ。

で、昨日聴いたのも、「クラシック名録音究極ガイド」紹介曲の中から選んだ。
①「ザ・ロイヤル・バレエ・ガラ・パフォーマンス(2枚組)」(アンセルメ、コヴェント・ガーデン王立歌劇場o.)、②「ウィッチズ・ブリュー」(ギブソン、ニュー・シンフォニー・オーケストラ・オブ・ロンドン)、③「ロリポップス」(ビーチャム、ロイヤル・フィル)。
どれも派手目な演奏の名曲集だ(特に②はド派手)。
①~③に共通して、各楽音がクリアに録れており、ホコリっぽさとか、ヘンな残響は感じられず、よい録音だとゆーことは分かった。
だが、自分の耳に地震が持てなくなってきた……
とゆーのは、①を聴いていて、大編成オケなのに各楽音の細部に至るまでクッキリ録れてたんで、てっきりスタジオ録音だろーと思ったのだが、後で「……ガイド」を読むと、これもホール録音(キングスウェイ・ホール)だった。
それから、当時はハードウェアとしてのミキサーの限界からマイクの本数が少ない(3本とか、6本とか)が、この音場の広がりから考えて、それなりに間隔を広めにとったセッティングなんだろーと予測していた。
昔むかしの生録の経験(約30年前)で、ワンポイント・ステレオ・マイクではモノっぽい音しか録れないと思い込んでいたんで。
で、またもや予測が外れた。
「……ガイド」によると③はワンポイント・ステレオ・マイクで録っているとゆーじゃないの。
ワタシの糞耳による予測2連敗。
う~む、まだ勉強が足らんなぁ……

昨日のClassicを母艦としたときのノイズに懲りたんで、今日のお供は、iPodTouch3G+soolo+The Continental+PRO900。
PRO900でクラシックを聴くには、豊かな低音はイイとしても、高域の耳に刺さるところはどうにかしたいところ。
手っ取り早いのは、同じゾネホンのDJ1PRO用のイヤパッドに換装することだが、それでは大人しくなり過ぎるとゆーか、ノッペリと抑揚の足りない音になってしまう(イヤパッド換装の聴き目が出過ぎ)。
イヤパッドの厚みが音の差のキメ手のようなので、理想的には純正パッドとDJ1PRO用パッドの中間位の厚みのイヤパッドがあればよい。
DJ1PRO用のイヤパッドを膨らませるのは難しそうなんで、純正パッドを徹底的につぶしてみた。
パッドを着けたままで左右のカップをゴムでピッチリと固定して一晩放置。
まぁ、徐々に戻っちゃうんで、これを何度も繰り返してみればよいのかな?
それと、もう1つ弄った。
銀色のエンブレムを除去した。
上記の通りゴムでピッチリ固定する過程で、銀エンブレムがカップ本体から剥がれる箇所が出てきたので、全部除去した。
ボンド痕が取りきれていないが、真っ黒で飾りっ気のない見た目は、何だかスタジオ・ユースのヘッドフォンみたいで悪くない。

今日聴いたのは、④「三文オペラ~ジャズとクラシックとの出会い」(バーナード・ハーマン、ロンドン・フェスティバル・レコーディング・アンサンブル)、⑤メンデルスゾーン「真夏の夜の夢」(プレヴィン、LSO)。
④を聴くと、昔視た芝居(小説だったかな?)の冒頭で、満州の川べりで手風琴を弾いているシーンを思い出した。
ジャズといってもモダーン・ジャズではなく、古くて穏やかなジャズがベースだから、そんなことを思ったのかなと。
で、PRO900で聴いてみると、少々高域にスパイスが効いているよーなとこはあるが、バランスはそれほど悪くない(イヤパッドを潰した効果があったか?)。
PRO900特有の音場の(人工的な)広さも、この曲では愉しさにつながる。
しかし、⑤ではバランスを崩した。
高弦の合奏部のエネルギー感が強いところに、PRO900とThe Continentalのキャラクターが重なると、かなりハイ上がりに聴こえる。
バランスは悪いが、木管とかが突出してくるところでは耳元をくすぐられるよーゾワゾワっとした音の動きが聴き取れるのはよい。
この⑤については元々のバランスが悪いとゆー可能性もあるんで、帰宅後に、SE535で確認してみたが、元の録音には問題がないことが分かったから、上記の問題点(とよいところ)はPRO900によるものなんだろう。

昨日・今日の読書
「共鳴」読了。
ラスト数頁の元刑事の祖父と元ひきこもりの孫との対話、その孫と事件を通じて知り合った高校生とのショート・メールでのやりとりは、なかなか感動的で、ミステリーではなく青春小説を読んでるかのよう。
ストイックなキャラクターばかり出てくることが多い堂場の警察小説の中では異色かもしれない。

太田忠司「無伴奏」(東京創元社)読了。
13年ぶりの阿南シリーズ最新作は、もちろん殺人事件に巻き込まれ、イヤでも積極的に関わらざるを得なくなる阿南を描くとともに、自らの家族との折り合いも一つの局面を迎える。
2つの要素が遊離することなくハナシが進行していく描きぶりがとても上手い。
チョイ役であるはずの甥っ子の存在も上手く効いている。
心配なのは、これで阿南シリーズが一段落を迎えてしまったのではないかとゆーこと。
この心配をイイ意味で裏切るよーに続編が出るとイイんだがなぁ……

あとはコミックス「SP(5)」読了。
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コメント 3

popculture

こんばんは!
すみません、私もついついContinentalを購入してしまいました・・・(到着は月曜の予定)ms061027さんのマネばっかですね・・・
入手されてからもう1週間だと思いますが、音の傾向は鳴らしはじめと比べていかがですか?かなりクセはある方でしょうか?といいますのもWEBでもContinentalのレビューってほとんど見かけないので・・・HP-P1と相性が合うと良いのですが。
by popculture (2011-07-30 23:59) 

ms061027

>popcultureさん
いやいや、少数派(?)のThe Continentalユーザーが増えるのは嬉しいですね~
1週間たった段階での音の傾向は、
・電流タップリの余裕のある音は当初のまま
・高域強めのところは緩和
という感じです。
元のソースにヒスノイズが含まれている場合(1950~70年代録音)、他のPHPAで聴くよりもノイズが強めに聴こえるので、緩和されたと言っても少し高音は強めなんでしょう。
この「高域強め」って表現は文字ではうまく書けなくて少しもどかしいのですが、耳に刺さるようなハイ上がりってのではなく、高域まで肉がギュッと詰まった密度感が高いって感じです。

Z1000購入直後に物欲をくすぐるよーで恐縮ですが、この高域の密度感がESW10と抜群の相性のよさを導いていると思いますよ。
ESW10の出物があれば、是非ともThe Continntaiと組み合わせて聴いてほしいですね。
ワタシの場合、The Continentalのおかげで、半ば死蔵状態になりかかっていたESW10の登板回数が俄然うなぎのぼり状態です。
by ms061027 (2011-07-31 12:49) 

popculture

ご教示ありがとうございました!明日が非常に楽しみです・・・
ESW10JPNは、本当にちょっとのタイミングで逃してしまいました・・・テクニカ50周年モデルも気になりますが(ES10の上位クラスのヘッドホンがきっと出るのでは?と期待しております)
by popculture (2011-07-31 18:14) 

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