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マイクの使用本数の少ない好録音を3枚 [「クラシック名録音究極ガイド」実聴]

今日は脳ミソが茹だるよーな暑さ。
そんな中、職場の暑気払いで焼肉屋で晩飯。
A5和牛一頭買いが売りの店なので、焼肉屋のレギュラーメニューでは目にすることの少ないザブトン、ミスジ、カイノミなどを含むコースをいただく。
ワタシの好みからすると、肉の味が濃いとゆーことでカイノミが美味かった。
年齢のせいか、サシ(脂肪)の味よりも肉(筋肉部分)の味がハッキリする部位がイイね。
若い頃は「霜降り・命!」って感じだったけど。
それから、冷麺が盛岡式だったので、蕎麦粉を使わないタイプであることもポイントが高い(ワタシは蕎麦アレルギーなんで平壌式はアウト)。

さて、今日のお供は、C4+MH334(オヤイデリケーブル)。
昨日の組合せが今夏におけるヘッドフォンの定番とするなら、イヤホンの定番が今日の組合せ。
ジャズ(の一部の曲)を聴いたときは「もう少し暴れ馬のような要素があってもいいかな」と思うこともあるが、クラシック、ヴォーカル、そしてジェントルなジャズを聴く限りでは、まさに過不足のないバランス・キャラクターの音だと思う。

聴いた曲は、ヘンデル「セネシーノのためのアリア集」、プロコフィエフ「アレクサンドルネフスキー」(スラットッキン、セントルイスso.)、ラフマニノフ「交響的舞曲」(ヨハノス、ダラスso.)の3枚。
いずれも「クラシック名録音究極ガイド」で紹介されている曲だ。
アリア集は、少ないマイクを用いて音場情報をふんだんに取り込もうとする録音だとゆーことが一聴して分かる。
面白いのはハードウェア(ミキサー)の制約でやむなくマイクの本数を減らしたとゆー訳ではないことで、この録音は1986年のものなのでマルチマイクでもディジタル録音でも可能なはずなのに、敢えて少数マイクを用いたアナログ録音を採用している。
このあたりの選択に録音技師(又はプロデューサー)のセンスのよさなのだろう。

「アレクサンドルネフスキー」では、演奏の表現の付け方が多様なところがよい。
フワッと耳元をくすぐるよーな音から、咆哮と言うべきフォルテシモに至るまで、幅広いキャラクターの音が愉しめる。
音自体の表現の幅は広いが、演奏は楽天的なムードに支配されている。
こんなに楽天的な「氷上の戦い」は初めて聴いた。

「交響的舞曲」ではまたもや予想を外した。
特定の楽器パートになると、その楽器が鳴るところだけ音場の空気感が広がり、そのパートが終わるとスッと音場の広さが元に戻る。
てっきりマルチマイクの多用なんだろーと見当を付けたんだが、「……ガイド」を読んでみると、これも最小限のマイクしか使わない演奏だとゆーことだった。
う~ん、修行が足らん。

今日の読書
須藤靖貴「ベースライン」(PHP文芸文庫)読了。
野球部が舞台なのに野球の試合運びそのものに関する記述は少ない。
それでも面白い。
野球モノではなく、野球が好きなヤツを主人公にした青春モノと考えればよいのか。
喩えてみれば、野球コミックスの名作「キャプテン」から野球の試合の部分を除いてみたものとゆーことだ。

犬村小六「とある飛空士への追憶」(小学館)に着手し、半分まで。
何だかアニメ化でも前提にしていそうな匂いがするなぁ

(追記)
最後の1行ですが、アニメ化が決定している作品を指して「アニメ化を前提にしていそうな匂い」は変な言い回しなので、「執筆した時からアニメ化を前提にしていた匂い」に訂正します)

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