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北村薫ベッキーさんシリーズ読了 [ミステリー]

昨日のお供は、CK4+The Portaphile 627+T5p。
New Portaphileの名称が決まったよーなんで、今後はこのThe Portaphile 627とゆー呼称を使用することに。
こーゆー名称を見てると、The Portaphile 8610(そんな製品はないけど)みたいにシリーズ化したら楽しかろーにと妄想。

さて、急激に気温が下がって、ハーフコート代わりにオイルジャケットをスーツの上に羽織って通勤し始める。
この格好だと、T5pを装着してても違和感がないよーに思える(ま、自分でそう思ってるだけだけど)。

今日聴いた曲は、チック・コリア&ステファノ・ボラーニ「ORVIETO」、長谷川陽子のバーバー・エルガーVc協、ベルグルンドのショスタコ7番の3枚。
T5pのあっけらかんといいたくなるほどのカラリとしたドライな音調をThe Portaphile 627が強調するよーだ。
湿り気をほとんど感じない音とは言い過ぎだが、かなり辛口。
ピアノデュオはそれでOKだったし、録音が厚ぼったいショスタコでは音がスリムになってバランスが整う。
だが、Vc協に対しては、もう少し潤いがあったほうがよさそう。
帰宅後に、iQubeで聴いてみたが、こっちのほうがThe Portaphile 627よりもVc協には合っていた。
まー、こーいった機器の組合せと曲の相性って確かにあるんだけど、なかなか通勤時間帯の総武線の中でPHPAを交換するのは難しい(PHPAを2台持ち歩くのは苦にならんけど)。
そうなると最大公約数的な決め方をしなきゃならないのが悩ましい。

SONYのBDレコーダ到着。
2TB、3番組録画なんて数年前には思ってもみなかったところだが、そうした機能面だけではなく、基本性能たる画質の面でも数年前の機種より相当よくなってる。
映画のボケ味、フィルムのグレイン感の再現とか。
それなのに重量は滅茶苦茶軽くなってるんだよねぇ。
技術が進んだといってしまえばそれまでなんだが、「重厚長大を以て貴しを為す」と思ってしまうことの多いロートル世代にはちょっと淋しくもある。
ちょっとやそっとでは動かすのにも一苦労みたいな重たいヤツはもう流行らないのか?

昨日の読書
北村薫「鷺と雪」(文春文庫)読了。
これでベッキーさんシリーズを3日にわたり通読したことになる。
3巻9篇の中篇作品集とゆーよりも、9つの章から成る長編小説のよーに捉えたほうがよさそうだね。
北村の文体に品格を感ずることは前に書いた。
それに加えて、ラストシーンの抑制を効かせた閉じ方も特筆したい。
2.26当日の主人公と皇道派将校@官邸との電話での短い会話。
イチバン主人公の心理が揺れたであろうその時にベッキーさんは出てこない。
それが主人公の一人立ちを象徴するがごとく。

これら3冊の文庫本のおかげで何とも幸福な3日間を過ごせた。
著者と出版社に感謝!

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