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濱嘉之の最新作・テーマはエネルギー問題 [ミステリー]

昨日のお供は久々の3段重ねで、iPodTouch3G(FLAC Player)+solo+The Continental+PRO700MK2ANV。
soloが柔らかい音調なので、ケーブルで少し締めようとゆーことで、mini-miniには赤ベルデンを、ヘッドフォンケーブルにはモンスターのiCableを起用。
ヤルヴィのベートーヴェン交響曲8番、ヤンソンスのR・コルサコフ「シェヘラザード」、キース・ジャレット「At The Dear Head Inn」を聴いた。
大音量にすると中高域が突出する印象を与えることがあるが、馬鹿でかい音さえ出さなければ程よいバランスで聴くことができる。
音楽を聴くのに支障があるとゆーレベルではないが、密閉型らしい音とゆーか、濃い音・密度の詰まった音とゆーか。
その反動で、帰宅後に上流はそのままでESW10を少し聴いて口直し。
どちらもテクニカ製なのが面白いところ。
懐の深いメイカーと呼ぶべきか、音作りのポリシーが一貫してないと評すべきか…

昨日の散財
ヘッドフォンケーブルで著名なMoon AudioからのメルマガでWadia121がリリースされたことを知った。
米帝の中でもショップを限定してるのかどうかは知らぬが、Moon Audio以外のWadia121リリースの情報は少ない。
ここは慎重に構えるのがオトナの対応なんかもしれんけど、3年前のCESで開発が公表されてから、ずーっと待ってた待望のDAC(w.headphone amp)。
WadiaのDACの濃い音は好きだし、ヘッドフォンアンプ部にも力が入っている(2009当時はRSAとのコラボと言っていた)。
買わないわけにはいかんわと即決し、早速購入。
さて、いつ届くのかな?

昨日の映画
BSプレミアムで「黒部の太陽 特別篇」。
石原の遺志は大スクリーンで視てもらうことだと称して、なかなかお目にかかることができない映画。
今回放送されたのは海外公開版で、オリジナル版よりも1時間カットされたバージョン。
そのせいか意外と呆気なく難工事を突破してしまったよーにも感じたが、オリジナル版で視たらどー感じただろーか?
BDでオリジナル版を出してくれないもんだろーか?
真に文化的な意義のある作品なら、製作者の遺志だけで封印されたままでは、それは随分と罪深いよーに思える。
版権を持ってる会社の懐具合が芳しくないって理由でも何でも構わないからリリースしてほしい(そんな理由で売り出されても誰も責めたりはしない)。

昨日の読書
濱嘉之「列島融解」(講談社)読了。
公安モノに定評のある濱の最新作は、エネルギー政策をめぐるポリティカルフィクション。
東電出身・代議士の主人公、尊大なところのある官僚上がりの1期上の同僚議員、公安からスカウトした政策秘書(これは濱ならではの設定)、中共に騙されて技術を盗まれかけた被災工場主等々の登場人物で、3.11以降の原発のあり方を軸に描く。
事件ものとゆーよりも政策論争がテーマであるため、犯罪解決のカタルシスはなく、大下英治の政治もの(ノンフィクション・ノベル)に近い味わいだ。
世間とマスコミの気が狂ったよーな反・原発に対する痛烈な批判は、まさに同感。
帰化人の通信事業者の銭ゲバ、売国奴っぷりをハッキリと(しかもねっちりと)描いているのは読んでて爽快になる。

この帰化人の通信事業者のモデルとなった人物の3.11以降の発言は、誰が見ても、いかがわしい、裏がありそーだなと分かりそーなもんだが、それなのに、この禿頭の商売人を礼賛する馬鹿が多いことはまことに嘆かわしいことだ。
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