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嫌悪感のみが残る作品 [ミステリー]

昨日に引き続き、iMod+The Portaphile627を使ったが、イヤホンはK3003に代えてSE535。
明らかに音場の奥行きがない平べったい音場の提示の仕方になったし、音の輪郭の曖昧さも増した気がする。
それだけ読むと明らかな劣化だが、実のところ、音のまとまりはよくなった。
昨日は冴えなかったクナのワーグナー集も十分楽しめる水準だ。
ハイティンクのショスタコーヴィッチ交響曲8番、森高千里シングル集(1枚目)、ジョプリンのピアノ・ラグも聴いたが、どれも印象は同様で、暖かみのある音で聴きやすい。
最近のチャイニーズDAPに比べると不満もあるが、iPod 6G以降のclassicシリーズやiPod Touchに比べれば、音の厚み、音場の見通しのよさは段違い。
先鋭な音のチャイニーズDAPに疲れたときは、iModに戻るのも悪くないもんだ。

今日の読書
新堂冬樹「殺しあう家族」(徳間文庫)読了。
ワタシは、ハナシの中に出てくる必然性のある残虐なシーンに拒絶反応を示すことはない(いや、むしろそーゆー刺激のある小説は好きだ)。
著者の嗜虐的な趣向が興に乗って、行き過ぎた表現になった場合でさえも。
でも、本作はほぼ全編が残虐シーンで、そーゆーシーンである必然性(ex.登場人物のキャラクターや背景を力強く訴求するため)が感じられない。
もはや嫌悪感しか覚えない。
まぁ、非常に穏やかな言い方をしても「評価不能」の作品だ。
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