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神保町シアターで田宮二郎 [映画・テレビ]

今夕、神保町シアターの田宮二郎特集でかかってた「背広の忍者」(63年、大映)を観てきた。
ハナシ(ストーリー)に言及するのも無粋なんで、周辺的な感想を。

劇場は99席と小ぶりながら、ゆったりとしたシート、広いピッチ、適度な傾斜のついた床面で快適。
音響も上々(もちろんソースのほうが歪んでたらそれまでだが)。
予告の上映など余計なもんはないので、スクリーン前のカーテンが開くと、いきなり大映のトレードマークから始まるのだが、カーテンが9割かた開いた段階で上映が始まるのも風情があってよい。
画質はといえば、本作は16mm光学フィルムによる上映だが、粗さは気にならない(ニュープリントなのかな?)。

63年はワタシの生まれた年なんだけど、当時の中産階級の家の中の様子や、拉麺や饂飩は店に行くより出前を取るのが当然みたいなとこが分かったりで、興味深い。
惜しむらくは、当時の映画の編集がラフで、BGMのつながりを無視してつなぐよーなとこもあって、作曲家(池野成)も苦笑しそう。
とりわけラスト間際のとこで、「お、ラヴェルっぽいじゃん」と感心したところで音楽ぶった斬りなのはちょっとねぇ。

金曜の夜にかかる「犯罪作戦NO.1」(これまた63年、大映)も見に行こうかしらん。
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