SSブログ

先週の組合せの中から2つ [オーディオ]

先週聴いた組合せの中から気になったものを2つ。

①N5(line-out・mini-miniは赤ベルデン)+P5+ESW9LTD
以前からたびたび書いてるところだが、ESW9LTDはESW9(オリジナル)とESW10の中間でESW10寄りの音。
ESW10寄りとするのは、流麗で繊細な高音が故。
半面で、DAPやPHPAといった上流機器(の電源周り?)が弱い場合には、抜けの悪さとか軟弱さが前面に出てしまふ。
そこで今回はバカみたいに電源大喰らいのP5を投入。
なんといっても9.6V230mAhのPOWEREX(2個使用)で2時間~2時間半程度しか持続しないんだから、「バカみたいに電源大喰らい」だ。
さて、その組合せでの出音だが、雄渾で輪郭がバッキバッキにクッキリしている。
マーラー、ショスタコーヴィッチの交響曲やワーグナー指輪の管弦楽曲を音量大きめで聴くと気持ちがいい。
村治のギターは力み過ぎにも聴こえなくはないが、これまた聴いてて気持ちいい。
ただねぇ、ESW9LTDの繊細さは何処へ?
ESW9LTDの出音の振り幅の広さは上流機種の能力へ追随する適応力の高さを示すものではあるのだけれど、ESW9LTD本来の持ち味を活かすのなら他のPHPAを持ってくるか、C4一発で鳴らすほうがよいのかもしれん。

②N5(line-out・mini-miniはオヤイデHPC-MSS)+SR-71A+Lyra
Lyraのエージングが済む前にSR-71Aと組ませたときの出音はよろしくなかった。
音のキャラクタが真逆で、しかも低音と高音が好き勝手に動き回って位相が狂ってるよーな有様。
だが、Lyraはエージングにより、ドンシャリの陰に隠れてた中音が出て低音から高音への一体感が表現できるよーになり、上流機器への適応力が高まった。
そこでかつては相性最悪だったSR-71Aを再投入。
で、得られたのはなかなか面白い音。
Lyraのシャッキリ高音やドスが効いた低音(やや出過ぎ)は殺されることなく、SR-71Aのヌットリとした感触が音にコーティングされる感じ。
一つひとつの楽音にシットリとした潤いがあるのならベストだが、今回の出音は「シットリ」ではなく「ヌットリ」って感じだし、楽音そのものの潤いではなく人工的に表面へコーティングでもされたかのよーな聴こえ方。
PHPAによる音造りとか、演出感といった概念を説明するには恒例の組み合わせ。
でも、その演出が不愉快ではない。
Lyraを鳴らすメインの組合せには選び難いが、たまにはちょっと変わった味付けで聴きたいとゆーときにはイイ。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。