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HugoとSR-L700の間に挟むドライバアンプ [オーディオ]

今日も、iPod Touch6G(KaiserTone・8倍サンプリング)+HugoでSR-L700を聴いてた。
ユジャ・ワンのラフマニノフを聴いてて、ドライバアンプを換えたらどうなるかなと思いついた。
そこで、ワタシ所有のもう1台のドライバアンプ・SRM-717(トランジスタ式)を投入。

SRM-717と現行の後継機SRM-727だけの機能として、内蔵ボリュームをバイパスするダイレクトモードへの切替がある。
プリアンプのプリアウトに接続する場合に使うことが想定されてるのだらう。
実際にワタシもカウンターポイントのSA5000のプリアウトをダイレクトモードでSRM-717に接続した使い方をしていたこともあった。
SA5000のやうに個性のあるプリアンプではイイ意味でプリアンプの音が乗っかって好結果が得られた。

さて、HugoのLINE OUTは可変出力。
マニュアルでは、単体DACとしてHugoを用いる場合にはファンクションボタンを押しながら電源を入れることで最適な出力が得られるとある。
しかし、固定出力になるわけではなく、最適出力にセットされるだけでボリューム機能は活きたままだ。
どーせ可変出力のままなら使ってみよう。
とゆーわけで、SRM-717のダイレクトモードを使う。

一般に真空管式のドライバアンプ(ワタシの所有物としてはSRM-007tA)のほうを好む向きがあるが、ワタシはケースバイケース。
今回のHugo、SR-L700の場合には、ダイレクトモードのSRM-717を使うことで、静寂性が増してローレベル方向でのDレンジが拡大されるメリットのほうが大きいと思った。
トランジスタ式のドライバアンプのほうが音の温度感が冷たく感じられると称されることがあるが、Hugoのホットな温度感のおかげで温度感に係るデメリットは感じられない。
ただ、音の粘り気みたいな要素はSRM-717のほうがアッサリしている。
これらのメリ・デメを全部まとめて考えると、ダイレクトモードのSRM-717を採りたい。

この状態でのアッサリ加減も含めて、村治佳織「Transformations」を聴くと、まさに絶品。

Hugoを使ってSR-L700 [オーディオ]

昨日はSTAXのSR-L700で聴いてた。
これまでは、C4(同軸ディジタル出力・2倍アップサンプリング)+ST2 96/24+SRM007tAで聴いていた。
昨日はDAコンバータにHugoを用いて次の3通りで聴いてみた。
①iPod Touch6G(KaiserTone・8倍アップサンプリング)+Hugo(USB入力)+SRM007tA
②iPhone6Plus(Neutron・8倍アップサンプリング)+Hugo(USB入力)+SRM007tA
③C4(同軸ディジタル出力・4倍アップサンプリング)+Hugo(同軸入力)+SRM007tA

SR-L700は音が近いなぁと感じてたのはST2 96/24のストレートな音調も要因だったようだ。
これがJazzなどではイイ感じに思えても、オケ曲を聴くともう一息の音場の左右方向の拡張を求めてしまっていた。
これがDAコンバータにHugoを使ったら、あまり音の近さが気にならなくなるのが面白い。
音場が左右に広がったとゆーよりも、Hugoの音のきめが細やかであること、ホットな温度感であることにより、気にならなくなったように思われる。

さらに面白いのは同じHugoでも上記①~③でかなり音が違うということだ。
ワタシの好みは、①・③・②の順。
②は、音がものすごく柔らかく、イヤな音を全く出さないのだけれど、それが反面で音像の実体感が希薄になるよーにも感じられた。
もちろん②が絶対にダメとかいうレベルなのではなく、むしろフワッと音場が広がるよーな音が好きな場合にはアプリにNeutronを使うのがよいのだらう。
③は、当然のことながらC4(同軸ディジタル出力)+ST2 96/24と少し似たところがあって、ストレートな持味。
これらに対して①のKaiserToneを使った場合が、ワタシにとっては音場のふうわりとした広がりと音像の実体感の調和が取れてるように聴けた。

①と②の違いはアプリ(KaiserToneとNeutron)によるもんなんだろと推測しているが、ハードウェアがiPod TouchとiPhoneで違うので、そちらも要因になってるかもしれない。
たすき掛けに、iPod TouchにNeutron、iPhoneにKaiserToneを入れて試してみれば要因が分かるかもしれないが、そこまでの気力なし…

STAXはどのイヤスピーカーも上流の違いに対して敏感に反応するところはわかっていたが、いざまとめて聴き比べをやってみると、これほど違うもんかと認識を新たにした。
特にDACに同じHugoを使った①と②での音の違いは正直予想していなかった。
なかなか面白い聴き比べになったなぁ。

ブライトノズルでのSE846 [オーディオ]

先週の後半はノズルをブライトに換えたSE846で愉しんだ。
水曜はC4(6.3mm口)+SE846(NIRVANA)。
これはJazzにものすごくイイ。
かぶりつきで聴くような迫力で、アコースティックなのも電気楽器使ったのも聴き応えあり。
ただ、Classicに使うと曲を選ぶ。
ロシア・スラヴ系は、迫力の強さが曲と合っていて、まぁ悪くない。
正直言って、独墺系には合わない。
クライバーのブラームス交響曲4番を聴いてみたが、陰影感よりもバーバリッシュな音の鳴り方になった。
風変わりな音で聴くと割りきらない限り、この組合せでのClassicはやめておいたほうがよさそう。

木曜・金曜はN5(2.5mmBalance)+SE846(estron)。
これはよかった。
estronの取り回しのよさ、音の柔軟性は前から分かってたところだが、ややもすると高域が丸まってきこえてしまう。
それをノズルがブライトに換えられたことで、キチンと最高域まで伸びる。
逆に言えば、ブライトノズルの明るすぎる高音がestronで丁度いい按配に調整されたということ。
ソースもジャンルの選り好みはしない万能型。
情報量も帯域バランスもシッカリとしているのに聴き疲れしないところが最大の美点だ。
常用のFitear(333、MH334)やCampfire(Lyra、Jupiter)に比べて影を潜めていた感があったSE846だが、この組合せで第一線に復帰。
さて、弱点はないのか?
1つある。
中低音~中音のある帯域(ヒトによって低音、中音、高音の定義が違うのでこーゆー書き方をしたが、要は数百Hz)において、力感が弱いところがある。
弱い帯域はそれほど広いわけではないので、ほとんどのソースでは気にならない。
ただ、元々の録音が当該帯域の力感が弱い場合には、弱さが重畳されて「アレッ?」と思う場合があるとゆー程度。
ただ、当該帯域をEQで持ち上げると、モッサリしたヌケの悪い音になってしまうので、このまま使うのが吉。


先週の読書
「世田谷一家殺人事件 15年目の新事実」読了。
著者(一橋)のかつての作品では事件の淵源を国内の未解放地域に関わるようなハナシが多かったが、最近ではアジアの近隣の特定の国々出身のハナシが増えた。
このシフトは①リアルな社会の実態がそうだから、②著者の情報源が変わったから、③世相に合わせたからの3つの原因が考えられるが、ホントのとこはどーなんだろ。
続いて、架空戦記1本読了。

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