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HD25-13Ⅱの鳴らし方 [オーディオ]

派手な音よりも、ザックリと木綿のやうな風合いの音が聴きたくて、HD25-13Ⅱを使う。
2.5mmTRRSプラグ付きのORBのケーブルに換装してBalance接続に対応させているので、組合せの選択肢はワタシの持駒では2つ。
1つはN5直刺しにするか、もう1つはPHPAにCDMを使うとゆー組合せの2つだ。

火曜はN5直刺し。
N5のゲインが大きいので、ハイインピーダンスのHD25-13Ⅱでも十分に鳴らすことができる。
そして、音を出してみると鳴りっぷりがイイ。
音のキャラクタとして、ほんの少々パルプっぽさが聴きとれることがあるけれど、鳴りっぷりのよさが百難を隠す。
この簡単な組合せでも十分愉しいなあと、その時は思ってた。

で、水曜はN5(LINE OUT)+CDM(アナログ入力)とHD25-13Ⅱの組合せ。
火曜の段階で直刺しでも十分愉しいと思ったことは撤回。
N5+CDM+HD25-13Ⅱの音は、N5+HD25-13Ⅱと文字どおり別物。
DAPとヘッドフォンが共通で、PHPAの有無だけでこれだけ変わるってのは、久々に実感したわ。
なんといっても、音像の厚みが違う。
音に厚みがでるとともに、N5直刺しで感じたパルプっぽいところは雲散霧消。
CDM経由の音を聴いちゃうと、N5直刺しの音がなんと薄いんだろー、紙っぽい音だったんだろーとと思わざるを得ない。
特に女声Vocalでその差が顕著。
COSA NOSTRAのベスト盤、Stacey Kentのライヴ盤は火曜・水曜共通で聴いたが、この2枚はホントにCDM経由では聴き惚れた。
会社帰りに喫茶店で発売されたばかりのStereo Sound誌をめくりながら聴いてたんだが、記事を読むのを忘れて聴いてしまったし、とっくにカップの中身は空になってるのに席を立ち難く思うほど聴き入った。
とてもオーディオライクなソースとはいえないCOSA NOSTRAで、PHPAの威力が発揮されたのも面白かった。

ちょっとこの組合せははまるわ。
CDMのバカでかさも苦にならん!


今週の読書
架空戦記1本読了。
続いて、麻生幾「女性外交官・ロシア特命担当 SARA](幻冬舎)読了。
領事館を舞台にしたスパイものかなと思ってたら、後半は怒濤の軍事スリラーが展開。
ちょっとタルいハナシかなと感じつつ読み始めたが、軍事色が濃くなったあたりからはもう一気読み。
いやはやひたすらに感服あるのみとゆー畳み掛けだった。
ある面では悲劇的な終わり方を含んでいるのに、ほのかに甘い雰囲気がどこか漂うところもイイ。

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