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ケーブル次第で評価が分かれるMXH−MD5000 [オーディオ]

10日ほど前から体調不良。
腹痛・頭痛の風から始まって、扁桃炎で発熱。
抗菌剤で扁桃炎を治したものの、気管支の腫れと喘息症状は今も残ってる。
片付けものとか、諸々ペンディング。

とはいえ、何か買えば試し聴きはする。
この体調不良期間にちょうど届いたのは、マクセルMXH−MD5000。
ベリリウムを使ってることで興味を持った。
それにマクセルのイヤホンは(結局買わなかったが)店頭試聴で好印象だった記憶もあった。
それで今回のMD5000は試聴なしで購入。

聴いてみると、ワイドレンジ感はあるものの、押出しばかりが強くて音場がうまく再現できない。
音がほぐれていないからなのかなと思い、まずはエージング。
30時間ほど鳴らしてみたが、あまり変化がない。
これはハズレだったかなと暗い気持ちになったが、試しにケーブルを交換してみた。
俗にULTRASONE用といわれるヘッドフォン側が3.5mmプラグのタイプなら使えそうだ。

FOCAL spirit one付属ケーブル、OPPO PM−3付属ケーブル、MOON AUDIO silverdragon v2を試したのだが、どのケーブルでもMD5000の付属ケーブルとは違って、ちゃんと音場が再現できる。
ただし、中域が少々引っ込んだ帯域バランスに変わる。
おそらく素のままでは中域が引っ込んでるので、それではvocal曲を試聴した時の印象が悪いと判断されてケーブルで味付けしたんじゃないかと想像出来る。

試した中ではイチバン好みにあってたsilverdragon v2で聴いてみた。
高音はものすごくソースに対して敏感で、classic曲の放送音源におけるノイズを強調する傾向がある。
もちろん瑕疵のないソースに対しては細かいところまで聴こえすぎるほど聴こえる。
一方、低音は少々ドロドロッとした感触があるが、アコースティックな曲には悪くない(打ち込み系には微妙かも)。
特徴的な高音と低音に挟まれてvocal帯域はおとなしい。
量的というよりも質的な面で中域が引っ込んで聴こえるというところかな。

おそらくエージングには時間がかかりそうなんで、silverdragon v2で続行。

それにしても、あのケーブルのままでは偏った評価になってしまいそうで惜しい。
ケーブルの仕様変更が望まれる。


最近の読書
呉勝浩「蜃気楼の犬」(講談社)読了
長浦京「赤刃」(講談社文庫)読了

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