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KANN+HP-1 [オーディオ]

PHILEWEBのfinal D8000の記事を読んでたら、元祖平面駆動のYAMAHA HP-1について言及されてた。
HP-1が現役のころはワタシもまだ若かったんで(=お金がなかったので)、同シリーズのジュニア機種であるHP-3を使っていたが、9年ほど前に程度のよいHP-1をオークションで落札している。
だが、ここ数年間は全然使ってなかった。
件の記事に触発されて、久々に使ってみた。

最初は、最近購入したPHPAのNT-1で鳴らしてみたが、能率の低いHP-1との相性は全くよろしくない。
Classicではそもそも音量不足だし、Popsでは音量が取れても気の抜けた音でダメだった。
やはりHP-1にはPowerが必要だね。
ってわけで、ポータブルなのに高出力なKANNの出番。

この組合せはよかった。
音がいきいきとしているし、HP-1の持ち味の過渡特性のよさが際立って、低音がよい意味で軽い。
篭もらない低音だが、量感に不足はない。
HP-1はセミオープンだが、フツーのオープンエア並に抜けがよいのも美点。
ショルティのマーラー5番、ハイティンクのショスタコ8番、モントゥーのベト7、ベルティーニのマーラー4番といったあたりを片っ端から(飛ばし飛ばしだけど)聴いてしまった。

KANNの設定はampのゲイン:High、ボリュームは130〜150(max.)だったんで、ホントにギリギリでPowerが足りたってとこだ。
何とも大飯ぐらいのヘッドフォンだなぁ……

さて、このHP-1だが、30〜40年前のヘッドフォンだ。
それでもKANNで鳴らした音は最近のヘッドフォンに負けていない。
その間の技術の進歩って何なんだろーね。
まぁ、ポータブルのプレイヤやアンプについては信じられないほどの進歩があったんだろーけど(その現れがKANNとゆーDAPの存在)。
ホームオーディオのスピーカーもヴィンテージ製品の愛好者が多々いるわけだから、電気信号→物理的振動の変換器とゆー意味ではスピーカーと同じ立場のヘッドフォンなんだから、これも当然か…
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