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KANNの可変LINE OUTとMW60 [オーディオ]

KANNの新しいファームウェアを入れた。
LINE OUTを可変出力にできるというもの。
これはSTAXのドライバSRM-717をボリュームバイパスで使うのによさそーだなと期待してのこと。
それに可変出力のみになってしまうんじゃなくて、固定出力と選択できる設定なので、可変出力が期待はずれでも安心。

でも、フジヤとかアイリバーのツイッターを見ると、可変出力のLINE OUTをIEM用に使うことを推奨してるよーにも見えた。
で、使ってみると、確かにヘッドフォン出力と音が違う。
可変LINE OUTをイヤホンやヘッドフォンにつなぐと、ヘッドフォン出力よりも低音が締まって、相対的に高音がちょっと綺羅びやかになる。
KANNは元の設計がアイリバーじゃなくてChineseの新興メイカーによるもののせいか、アイリバーの伝統的な音と異なる印象があったけど、可変LINE OUTからの出音は(伝統的な)アイリバーっぽい。
正直、好みで言えば、ヘッドフォン出力のほうがイイ。

じゃ、可変LINE OUTをヘッドフォン・イヤホンに使うのはナシかと言えば、そうでもない。
MW60のワイヤード使いのときに丁度よい。
と言うのも、MW60のワイヤレス使用時に低音が痩せてキンキンした音にならないよーに音作りが施されている。
おかげでワイヤレスでも落ち着いた音で愉しめる。
副作用として、ワイヤードで使うと、音の情報量増加、音場の拡張といったメリットがあるものの、帯域バランスは低音が過剰に聴こえる。
それをKANNの可変LINE OUTにつなぐことで、デメリットを抑えてメリットだけを活かすことができた。

MW60とKANN(可変LINE OUT)のワイヤード接続での相性はよい。
ところがワイヤレス(BluetoothのaptX)では相性がよろしくない。
歩行中とか混雑している総武線の車中では、音がブツブツブツブツ途切れる。
iPhoneやiPod Touchでは、そんなことは起こらないのに……

以上のよーな経緯で、最近の運用状況としては、
・通勤経路のうち総武線内(往復とも)は混雑がひどくてケーブルが周囲の他人の荷物に絡むのがイヤだから、iPhone+MW60のワイヤレス
・通勤経路の総武線以外の区間と昼休みはワイヤードでKANN(可変LINE OUT)+MW60
の二刀流で安定。
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テレビ用システムの変更 [オーディオ]

テレビ用のシステムの中核たるLHH-P700(プリアンプ)とLHH-A700(パワーアンプ)の調子が悪い。
左チャンネルの音が出なかったり、歪んだり。
不調の主たる原因はパワーの方だけど、プリもバランス入力以外の入力端子が死んでる状態。
最近でこそ、ヘッドフォンオーディオに特化した散財っぷりだが、以前はホームオーディオに散々貢いだ。
おかげでデッドストック中の機器が眠ってる。
今回の不調への対応も既存のストックで置き換え。

まずはパワーの交換で、Nakamichi PA-50のSound Den改造品。
躯体と電源はオリジナルから流用して、増幅部はDenの回路だったと思う。
ちょっと素っ気ない音かなって感じだが、質感はクセがなくて大変よい。
プリは流石にストックがないんで、これまたDenのパッシヴ・アッテネータ。
5入力のうち3系統は接触不良気味だが、1系統活きてれば十分。
このアッテネータはシングルエンドなんで、DAコンバータも変更。
現行のDA10はXLRのバランス出力のみなので、このアッテネータには合わない。
そこでストックの中からStellavox ST2 96/24をチョイス。
プロ機が出自なんで色付けはないDACってことになってるが、聴けば音の勢いがよく、Vocalに温かみを感じさせる色気もある。

ここで問題なのが、パナのBDレコーダ。
SONYのレコーダには同軸ディジタル出力があるんで問題ないが、パナの方はディジタル出力がオプチカルしかない。
一方、ST2 96/24にはオプチカル入力がない(DA10はオプチカル入力もある)。
どーしたもんかなと考えてたら、テクニカのDDコンバータ(オプチカル→同軸、同軸→オプチカル)を持ってるのを思い出した。
これを噛ませることで、パナもSONYもST2 96/24に接続完了。

さて、これでシステムはスピーカー以外は一新したが、音の方はそれまでと大きくは変わらない。
スピーカーのCelestion SL-6の柔らかく主張しすぎない音が全体を支配してるんだらう。
とは言え、クラシックのオーケストラ曲(BSプレミアムやEテレのエアチェック)を聴いてみると、音場の左右方向、奥行きほうこうも2割増しに拡張したよーに聴こえる。
まぁ、比較対象が故障寸前(最近では故障そのもの)のLHHシリーズなんで、はなはだ不正確な印象だけど。

既存のストック品でやりくりしただけだが、質感は従来よりも良好。
そのせいでSL-6の低音が膨らみがちで、低音の分解がよろしくないことが分かってしまう。
う〜ん、スピーカーも変えごろなのかな。

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