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怪獣映画 [映画・テレビ]

今日は怪獣映画。

WOWOWで「パシフィック・リム」。
昨日放送の字幕版と今日放送の吹替版をチャンポンで。
吹替だと、とたんに映画っぽくなく、海外ドラマみたいな印象に変わる。
でも、役者の声はオリジナルじゃなくっちゃねって程のこだわりを持つべき映画じゃないし、TVドラマのよーなチープさも案外よい。
いや、怪獣+巨大ロボットものとしては、チープさ=B級感であるほうが正統なのかもしれん。

日本映画専門チャンネルで「ゴジラvsスペースゴジラ」、「ゴジラvsデストロイア」、US版「Godzilla」(1998)を立て続けに。
「ーvsスペースゴジラ」もUS版も駄作。
「ーvsデストロイア」はメルトダウンの描写がフクシマ以降の現時点ではヲイヲイってツッコミも入ろうが、それでも白骨化するゴジラの死が本作のキモ。
この骨ゴジラの造形と、成人(成獣?)化しつつあるジュニアの造形がよい。
この2つを視ることができるだけで本作は価値がある。

「パシフィック・リム」を視ればUSでも怪獣映画作れるじゃんって思うし、1998版視るとやっぱ米帝は怪獣映画の作法が分かっとらんと怒ってしまう。
来月公開のUS版「Godzilla」(2014)は期待してもイイのかな?


今日の読書
「不思議な宮さま 東久邇宮稔彦王の昭和史」読了。
東久邇宮は我儘だし、奇矯だし、脇が甘いしで、あまり美点を感じにくい人物ではあるが、それでも本作の著者の目線はちょっと意地悪いかな?
ワタシはこの人物がどーしても嫌いにはなれない。
その理由はある意味で最も宮廷官僚主義からかけ離れてたからなのかなと。

「八甲田山」=明治期陸軍版「失敗の本質」 [映画・テレビ]

今日のお供は、C3+333。
やっぱりこの組合せなら音割れも出ずに好調。
今日くらい涼しかったらヘッドフォン(ESW9かMOMENTUM)でもよかったかなぁ。
まぁ、そー言いつつ、実際にヘッドフォンで出かけたら「クソ暑くて失敗したー」ってなるのも分かってるんだけどさ。

帰宅後は、音楽を聴く気になれず、日本映画専門チャンネルで録り貯めてあるストックの中から「八甲田山(完全版)」を視た。
たいていの場合は飛ばし飛ばしで視るんだが、時間の余裕もあったんで、アタマから早送りなしで視聴。
加藤嘉と三國連太郎のシーンとかね、見どころたくさんで十二分に堪能。
3時間弱の映画なのに全く退屈せず。

サラリーマンの目線で視るのも面白い。
雪中行軍で成功した部隊と失敗した部隊の違いっつーか、後者の敗因がね、なんかビジネス書かなんかにそのまま書いてありそーなハナシで。
さながら「失敗の本質」の明治期陸軍バージョンみたい(オリジナルの「失敗の本質」はWWⅡ頃の陸海軍のハナシ)
事前の情報不足、現場の専門家の意見の無視、指揮命令系統の混乱、自分の都合のよい情報なら真偽が曖昧なもんでも飛びつくことetc.
ウチの会社の若い管理職に教材代わりに視てみろって言いたくなる。
ホントにそんなん言ったら嫌がらせのよーに思われるだけだから、やらんけど。


今日の読書
数多久遠「黎明の笛」(祥伝社)に着手。
ちょっと目が疲れてたんで、あまり頁は進まず1/4ほど。

懐古趣味な土日 [映画・テレビ]

この土日はオーディオ関係はほとんどオヤスミ。
昼食食いに出かけるときに、CK4+E12DIY+ER4S(EE-5リケーブル)で聴いてたくらい。
あとはBDレコーダにたまってたコンテンツをBDへ皿焼き。
既に視聴してたものは前後の番宣とかをカットするだけだが、未視聴のものは駆け足で視てからの皿焼きなんで結構時間がかかる。
続けて皿焼きするとBDドライブが壊れるので、1枚焼き終えると1時間はドライブを休めなきゃいかんので、これまた時間がかかる。

気付いてみれば懐古趣味なコンテンツばかりだった。
コレはワタシが50歳のおっさんだからなのか、新しい番組(又は企画)に面白いものがないからなのか…
年寄りは昔のことばかり覚えているというが、まさにそのとおりなのか…

まずは、今季でもっとも面白かったドラマ「なぞの転校生」(TXドラマ24枠)。
ワタシにとっては昔むかしのNHKの少年ドラマシリーズ枠での同作品がオリジナル。
今季のリメイクは企画・脚本の岩井俊二のカラーが色濃く出ているが、オリジナルよりもそのほうがジュブナイル感が強くてよい。
キャスティングもよかった。
若い4人のメインキャストの上手ではないながらも新鮮な演技もよければ、脇もよい。
主人公の父親役をNHK版の主人公役だった高野浩之が演じていたのが、話題作りとゆーだけではなく、パラレルワールドとゆーメタな設定を象徴するものだったことが最終回で明かされる。
この構成には思わずニヤニヤ。

ファミ劇で集中放送中の1983年のテレビアニメ「キャプテン」。
実はアニメ作品は今回が初見だが、原作のコミックス(1970年代)を非常に熱心に読んでいた。
小5か小6のときにクラスの男どもみんなで回し読みをしてたなぁ…
作者(ちばあきお)の悲劇的な最期とともに印象深い作品だ。
原作コミックスは階段裏の物入れのどこかにあるかもしれないが、探すだけで一苦労なんだが、アニメでコミックス回し読み当時を思い出すことができた。
アニメは相当テンポよく進めていて、原作よりも結構削ってるんだが、面白いもんで画を視ているとアニメでカットされてる原作のセリフが思い出される。

同じくファミ劇で放送中の1989年のテレビアニメ「機動警察パトレイバー」。
これもTVシリーズは初見。
新・旧OVA、劇場版は視てたし、コミックス版も読んでいたのだが、TVシリーズだけ視てなかった。
1989年~90年はもう働いていたが、たぶん生涯で2番めに残業の多い2年間だったので、とてもアニメを視てる余裕なんてなかったからなぁ…
ただ、このTVシリーズ大絶賛かというえば、SFとゆー意味でも政治シミュレーションものとゆー意味でも、イイ意味でマニアックな色彩の強いOVAや劇場版のほうがドキドキする出来かな。
劇場版はBDのパッケージソフトを持ってるが、OVAは手元にないから放送されるのが愉しみ。

WOWOWで放送中の1980年のTVアニメ「伝説巨神イデオン」。
本放送は高2のときで、すでに受験勉強体制に入ってたため視ることができず、数年後の再放送はVHS3倍で録画した。
最近は、劇場版はBDソフトで視ることができたけれど、テレビ版はもはやVHSレコーダがまともに動かない(トラッキングがズレてる)ので、往年のVHS3倍テープはただのゴミ。
WOWOWでHD画質で視ることができることは歓喜・狂喜!!
1話~39話(最終回)のラスト2分前+劇場版の発動篇と見続けるのが本来の姿だ(などと意味不明のことを呟いてみる)。

最後はフツー(?)の劇映画で、WOWOWの録画で「仁義なき戦い」(第1作)。
この血生臭さこそが「ザ・東映!!」って感じだね。

腰痛のため座りっぱなしで過ごす [映画・テレビ]

腰のせいでほぼ動かずに過ごす(動かなさすぎてかえって腰が痛いとゆーアホなオチがつくけど)。

日本映画専門チャンネルの録画で仲代達矢版の「砂の器」(1977年・CX)全6話を視た。
ハンセン病患者への差別増長とならぬように映画の丹波哲郎版(1974年・松竹)と設定を変えていることを言われることが多いが、それよりもストーリーの軸足の置き方が違ってた。
仲代版のほうはお遍路シーンはごくごく少なめであるので、情緒的な人間ドラマよりも正統ないミステリドラマとして構成されてる。
原作に近いとも言えるが、視聴者にとって深い印象をあたえるのは映画のほうだらうなぁ…

続いて、WOWOWの録画で「マーシャル・ロー」。
戒厳令の残酷性やそこで繰り広げられる軍政の劇場的なところは、ちょっとステロタイプ。
1998年の製作だが、9・11(2001年)以降に作られてたら、もっと深堀りできたのかな?
いや、もっとステロタイプになったかもしれん。
上述の残酷性や劇場的なところは邦画の「戒厳令の夜」(原作は五木寛之)のほうがクッキリと描いていると思う。

音楽の方は今日もSpirit One。
上流にiPod Touch3G(FLAC Player)を持ってきて、iQube、SR-71A、The Portaphile627、QUICKSTEPを試してみたが、どれもシックリこない。
量的なドンシャリではないんだけど、中低域の力が抜けてるんで、相対的に低音がブカブカしてたり、高音がツンツン耳障りだったり。
それが上流をiModにっしてみたらピタリと狙った音になったし、ちゃんとPHPAによる音の変化も聴き取れた。
iPod Touch3GもFLAC Playerを使えば結構な水準のクォリティと思ってたけど、実際のところ、アナログ接続でPHPAにつなぐとアラが出る。
まだまだiModの出番はありそーだなって思わせる。

ここ数日で視聴した映画 [映画・テレビ]

ここ数日でまともに通して視聴した映画は3本。

「針の眼」(相当前にWOWOWで録画したままだったもの)は、軍事スリラーなのか、ハラハラドキドキのサスペンスなのか、はたまた恋愛ものなのか、どーにも中途半端。
「ミュンヘン」(数か月前にWOWOWで録画)は虚飾を配してジックリとモサドの暗殺行を描く。
BGMや効果音に頼らず、ジワジワと来る怖さは上手いのだが、いかんせん時間が長過ぎて退屈。
飽きやせんが、退屈。
「海底軍艦」(日本映画専門チャンネル)は小気味良いテンポのよさで魅せる。
田崎潤演ずる神宮寺が出撃を決意し轟天号が飛翔してゆくところのスピーディーなカットと伊福部昭の音楽。
何度も視聴してるはずなのに新鮮な発見がある。

上記3本中2本がハズレだったので、口直しの意味で、飛ばし飛ばしに「華麗なる一族」、「不毛地帯」、「軍閥」の名シーンを視た。
口直しの洋画として「鷲は舞いおりた」を視たかったが、録画したBDが見つからず欲求不満なり。

読書は架空戦記のみ。
新書2本分合本文庫を2冊(うち1冊は読みかけのものだったんで新書3本分)。
ちょっと別のジャンルのを読もうかなって気になってきた。

映画漬けの一日 [映画・テレビ]

今日は録りためてた映画の消化。
「ダイ・ハード/ラスト・デイ」、「聯合艦隊司令長官 山本五十六-太平洋戦争70年目の真実-」(wowow)
「天狗党」、「五十万人の遺産」(日本映画専門チャンネル)
「黒いドレスの女」(TX)

ダイ・ハードはシリーズ1作目にはあったユーモア、2作目までにはあった理不尽な悪への怒りといった要素が段々と薄れて、最新作ではただただ粗暴なだけだったのは残念。
役所広司の山本五十六は、武人よりも個人に重きをおいたよーな演出のせいなのか、戦中の軍人を描く意味では往年の三船敏郎の演じたところに遥かに及ばず。
日本映画専門チャンネルの古い2本はなかなかの出来で、いずれもDVD・BD化されておらず、放送に感謝。
テレ東の深夜放送とゆー視聴率期待せずのただ流しただけと思しき「黒いドレスの女」は思ったよりも愉しめて、これは拾いものだった。
原田知世がガキからひねた女優になってしまう端境期の頃の作品で、その面でも大変よろし。

これらの映画視聴の際に、ときどきK712proを使ってみた(BDレコーダのディジタル出力→DA10→K712pro)。
う~ん、映画にはもっとド派手な音のヘッドフォンのほうが合うんね。
K712proのオーソドックさは当たり前の音すぎて印象に残りにくい。
古い映画のナロウレンジな音はナロウなまま出すんで、まぁ、モニタっぽいって言やあ、そーなんだけどねぇ…

映画漬けで読書はオヤスミ。
冷蔵庫の整理を兼ねた食事で三食済ませたんで外出もなし。
以上ダメ人間の休日なり。

終戦記念日 [映画・テレビ]

例年、終戦記念日には「日本のいちばん長い日」を視るのが常だったが、昨日は「明日への遺言」(2008年)。
何だかもどかしい。
コレだたらドキュメンタリとしての「東京裁判」(小林正樹、1983年)でも視たほうがマシだったかな。
フツーは時間が経つほどに歴史に対して客観視できるよーになるのに、大東亜戦争についてはだんだんと表現がおっかなびっくりになってく感じ。
口直しにジャンルを全くかえて「書道ガールズ!!わたしたちの甲子園」を。
まったく大東亜戦争と関係のない、ありきたりな青春ドラマのほうが感興深い。

オーディオの方は特筆すべきこともなく、C3+MH334(Silver Dragonリケーブル)にて、キース・ジャレット・ユーロピアン・クァルテット「My Song」、ブーレーズのストラヴィンスキー「ペトルーシュカ」を聴きながら買出し+ドトールで休憩。
冷静に考えれば、ナロウレンジでMH334のよさを十全に発揮できるはずもなく。
ただし、読書のお供のBGMとしては十分な水準。

今日の読書
「法服の王国 小説裁判官」下巻1/3まで。

朝っぱらから「軍閥」 [映画・テレビ]

昨日のお供は、C3+SE846(ADLリケーブル)。
キース・ジャレットとチャーリー・ヘイデンの「Jasmine」、中本マリ「Memories」を聴いた。
クラシックは聴いていないんでなんとも言えないけど、ここ数日のC3との組合せではコレがイチバンよかった。
F特・Dレンジともに聴感上はナロウ気味。
でも、音場、ことに奥行きの表現がとてもよい。
もっともメインDAP電源切れのサブ機について相性の優劣をつけても大して意味はないけど。

昨日の夜も蒸し暑く、帰宅後にベッドで横になってエアコン全開で涼んでいたら、明け方までグッスリ。
エアコン効き過ぎで体が冷えて目が醒めた(よく風邪をひかなかったもんだ)。
早すぎる起床だったんで、朝っぱらから映画鑑賞。
日本映画専門チャンネルの録画で「激動の昭和史 軍閥」(1970年・東宝)。
2.26事件から東條内閣退陣までを描いているが、キモは毎日新聞の新名(作中では新井)のくだり。
反東條キャンペーン記事を書いた海軍担当キャップ新名は、東條の怒りを買って陸軍二等兵として懲罰召集された。
有名なこの事件のことを初めて知ったのは、本作によってだったなぁ…

昨日の読書
黒木亮「法服の王国 小説裁判官」(産経新聞出版)に着手し、上巻の1/3まで。

潜水艦ものを2本 [映画・テレビ]

MH334に、MOON AUDIOのSilver Dragon IEM・3.5mmTRRSプラグ付きのバランスケーブルを付けてるが、HM-901でバランス駆動してる時はよいのだが、HM-901のバッテリーが切れたら上記のプラグが厄介。
サブ機として鞄に入れておくことの多いiPod Touch3GもNW-Z1070も4極プラグを刺すと片chしか音が出ない。
これではサブ機の役に立たない。
でも、サブ機に最適なのがもう1つあった。
C3だ。
これはTRRSプラグを刺してもチャンと両ch音が出てくれる。

とゆーわけで、昨日はC3+MH334(銀龍バランスリケーブル)で試してみた。
グリモーのガーシュインとラヴェルのP協奏曲と、キース・ジャレット・トリオ「The Cure」の2枚。
どちらも共通して、中音が張り出しているとゆーか、低音・高音の力感が弱めの音だ。
このため、ピアノがオケに対して、あるいはトリオの中での存在感が強くなる。
こうした特徴をわきまえた上での運用ならサブ機として十分合格点の音だと思う。
もちろんメインで使うDAPに比べると高音のキレとかオケのドッシリとしたバランスとか微細な情報量(主に間接音成分)が不足とか、いろいろ及ばない要素は多々ある。
でも、サブ機の存在意義としては鞄の中に放り込んでおいてメイン機充電切れの際に何も聴けなくなるのを回避できることが重要だ。

昨日の映画など
潜水艦ものを2本。
WOWOWの録画で「Uボート」(1981年・西独)。
潜水艦の死と隣り合わせのさまを描いた余りに有名な名画なのでハナシについては、ここでは触れない。
映像が思ってた以上に粗いことに驚いた。
キレイすぎるCGをディジタルで加工した米帝ハリウッド大作に目が慣れてしまってるんだなと自戒。

2本目は日本映画専門チャンネルで特撮国宝「さらば海底空母イ-401」(1983年・日テレ)。
なかなか力の入ったミニチュアだなと思ったら、カタパルトから発進する晴嵐がV/STOL機のよーにプカリと空に浮かび上がるところで爆笑。
ああ、カタパルトが航空機を押し出すところまで再現するだけの予算がなかったのかなぁと。
案の定、作品が終わった後の川北特技監督とのインタビューでは結構な部分を予算がないってハナシが占めていた。
もう1つ面白かったのは、作品中のインタビューで当時の乗組員たちの答えっぷりがアッケラカンとしてたところだ。
今だったら「戦争は誤り」、「過ちを繰り返してはいけない」等々のテンプレートに従った答え方が強制されるよーな風潮が強い。
1983年当時のほうが今よりも自由な空気に溢れてたと思う。

ああ、マイティ・ジャックが視たくなった。

昨日の読書
架空戦記2本分(新書2冊合本の文庫)読了。

昔の邦画と今のドラマ・劇伴の使い方 [映画・テレビ]

今日は無事復調したので出勤。
お供はHM-901+UE900(バランス)。
聴いた曲は、グリモーのガーシュウイン・ラヴェルP協奏曲、クレマン・ジャヌカン「狩の歌」。
「狩の歌」は嶋護の「クラシック名録音究極ガイド」掲載曲だが、同書で紹介されてるアルバムの中にはヴィニール盤LPでリリースされた時はともかく、CDで聴くとマスタの劣化で残念な聴こえ方となる場合もないではないけど、コレは正真正銘の名録音。
故・長岡鉄男が位相が正しく録音されたステレオなら2チャンネルでも音が聞きてを取り囲むサラウンド状態で聴こえるもんだとゆー趣旨のことを言ってたかと思うが、そのことを実感することができる名録音だ。
後は時間が中途半端だったので、ビシュコフのショスタコーヴィッチ交響曲11番4楽章とラフマニノフ交響曲2番2楽章。

バランスで聴くUE900はシュッと音が軽く速く出てくる聴こえ方がイイのだが、それに加えて(あるいはシュッと音が出るがゆえに)イヤホンらしからぬ開放感のある音が魅力的だ。
音場の広い・狭いとゆーのとは別に、次のよーな感じで音が閉塞的か開放的かって切り口もあると思っている。
開放的:①オープンエアヘッドフォン>②密閉型ヘッドフォン>③ダイナミックイヤホン>④BAイヤホン:閉塞的
(イヤホンはカナル型しか持ってないので、上記はカナル型の中での比較)
バランスのUE900は②と③の中間の③寄り位に位置する感じで、音数が多くても飽和しないで聴くことができる。
ここ数日間は密閉型のヘッドフォンで聴いていたので、イヤホンにすると閉塞感があるかなと思いつつ聴き始めたら、ごくごく自然に聴こえたので、バランス駆動の効用として開放的な音となることに言及した次第。

今日の映画とドラマ
まずは日本映画専門チャンネルの録画で「にせ刑事」(67年・大映・山本薩夫監督)と「豹は走った」(70年・東宝・西村潔監督)の警察モノ2本。
後者は前にも視たことのある映画だが、前者は初見。
面白いのは「にせ刑事」の解決する誘拐事件の背後にある政界汚職事件が後年の「金環蝕」(75年・大映・山本薩夫監督)におけるそれを彷彿とさせるものであったこと。
ちょっと調べてみたら、現実の九頭竜川ダム汚職事件(64~65年)、小説「金環蝕」(66年・石川達三著)、映画「にせ刑事」(67年)、映画「金環蝕」(75年)とゆー時系列の流れだった。
なるほど67年の映画に当該汚職事件又は当該小説をモチーフとする描写があっても矛盾はないわけだ。
ああ「金環蝕」も視たくなってきた…

その後は、WOWOWの録画で「震える牛」1話・2話を通しで。
WOWOWらしい丁寧な作りで、原作をスポイルしているところはない感じで好印象。
全5話のミニシリーズなんで、残りは3話あるが、非常に楽しみだ。
だが、文句がないわけではない。
本作にかぎらず、近年の映画・ドラマは劇伴を使いすぎだ。
せっかく画があるのだから、おどろおどろしさを表現したければ、視覚からそのよーに感ずる画を描くべきなのに、そーゆー手間を省いて、手っ取り早くおどろおどろしい音楽を流してしまう。
まぁ、劇伴・効果音によるゴマカシは本作に限らず、また邦画に限らず、近年の映画・ドラマに共通する悪癖だ。
上記のとおり、67年・70年のまっとうに映画を作ってた頃の邦画を視た直後だったので余計にそう思った。

今日の読書
石持浅海「この国。」(光文社文庫)に着手し、6割まで。
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