SSブログ

つけ麺もスープカレーも嫌いなんです [日常]

今日のお伴は、iMod + SR-71A + ESW9。
ESW9 の中低域の暖かみはよいが、高域が鈍いところがあるので、iMod の拡散する高域で補正。
これでブーレーズ・クリーブランドのマラ7を聴いたが、狙いはうまくいったようだ。
オケものを聴く場合には、音が薄く感ずる ESW10 よりも好適かな~。

先日、地元のラーメン屋でラーメンが出てくるのを待ってたら、若い女性が店員にクレイムをつけていた。
麺が硬すぎるといってるらしい。
ワタシのラーメンを含む調理中の品を作り終えて、店員が厨房から出てきた。
クレイム客に断って、その「硬すぎる」麺を試食した店員は「すいません。これがウチの麺の茹で加減です」と。
若い女性は「すいませんの一言ですませるつもりなのぉ」と不平は続く。
う~ん、店員がオペレーションを間違えて茹で損ったら、代金を返したうえで「お時間をいただければ、もう一度作らせてください。お代は結構です」と対応すべきだろうけど、オペミスがないんだったら、自分の舌と店の味が合わなかったと諦めるしかないんじゃないの。
その店のデフォルトの味がよほどヒドイなら、キチンとその旨を告げるべきだが、他の客は旨そうに喰ってるんだから、これは「ヒドイ」ではなく「合わない」というべき。
そのとき、ワタシはラーメンを喰ってたので、そこのつけ麺が旨いかどうかは論評できないが。

そもそも、つけ麺ってのは、どーにも意味が分らん喰いもんですわ、ワタシにとって。
熱くあって然るべき汁に冷たい麺を付けることで、どんどん汁が冷めていく(まぁ、「熱もり」もあるけど)。
出汁の素材(野菜、魚介、肉)から出る甘みは旨いが、砂糖をぶち込んだような甘みって、どーなのよ。
塩加減や辛さを際立たせるような酢の使い方ならともかく、どっぷりと酢を入れる。
う~、ワタシが嫌いだと思う事項のオンパレード。

これと同様、なんだかなぁな喰い物にスープカレーがある。
飯と混ぜって喰ったらいけないらしい。
スプーンに飯を載せ、スプーンごとカレーに浸して喰えという。
スープとして飲める程度の塩加減なので、通常のカレーソースよりもたっぷりカレーを付けないと旨くない。
そのためには、スプーンに載せる飯の量は半分くらいか。
チョビチョビとスプーン半量の飯を付けながら喰ってくと、粘性の低いスープカレーは最後のほうはスッカリ冷めている。
塩加減のほうも、コンソメとかのスープよりはしょっぱくて、通常のカレーソースよりも塩分は控えめだってのも気に食わない。
もっとも、具材の旨味という意味では、通常のカレーよりも具材そのものの味が感ぜられて、スープカレーのよさもある。
具を半分くらい喰ったら、飯をドバドバとスープカレーの器にぶち込んで、飯とカレーが一体になったところをワシワシ喰うんだったら、いいんだけどねぇ。
ま、そーゆー風に喰ったところで、「それはマナー違反だ」と目を三角にして怒るような店はないと思うけど。

要は、熱いものは熱いうちに喰えってことよん。

今日の読書
恩田「訪問者」の最後の1章を今朝がた読んだ。
山中の一軒家の中で物語は進行し、台詞の応酬で謎説きが進んでいく。
これって、演劇向きだね。
小さい小屋では無理があるが、中規模以上の舞台ならハナシは全部処理できる。
子役が1人(回想部分も再現するなら、もう1人)いるけど、あとは高齢者と壮年(?)しか出てこないってのも演劇向きだね。
どっかの劇団でやってくれんかなぁ~。

原宏一「東京箱庭鉄道」(祥伝社)読了。
これは楽しい。
子供のころ、ちょっと「鉄」が入ってたんで、計画が進んでいくところからドンドン感情移入。
「ああ、ホントに港区にケーブルカー走らせたかったねぇ」と。
それだけじゃ、おハナシ(ミステリーかな?)にならないんで、ホロ苦な展開になってくわけだが、このくだりも旧皇族の西武グループ(をモデルにした鉄道・ホテル会社)への復讐譚にしており、本作を単なる鉄ヲタ小説にしていない。
堤義明(をモデルとする人物)のゴルフとかヘリとか従業員の扱い方とか、マンガチックなんだが、恐ろしいことにほぼ事実のようだ。
堤義明の逮捕・失脚・有罪確定(執行猶予)なかりせば、なかなかここまで書けなかったろう。
「鉄」のハナシと読んでよし、二束三文の値段での土地収奪で大きくなった西武グループ(をモデルとする企業群)の裏面史として読んでよし。
ワタシの家も、戦後のドサクサで土地の一部を失ったんで、そーゆー意味でも感情移入できる作品だった。
もっとも、当家の場合、土地は猫のひたいほどのもんだし、収奪された相手も大企業ではなく親戚だったんで、グッとスケールは小さなハナシだが。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。