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AUDEZE SINE(その2)驚喜編 [オーディオ]

1つ前の記事に書いたよーな経緯で、Lightning接続ケーブルに見切りをつけて、もう1本の付属ケーブルであるノーマルケーブルに換装。

音量がちゃんと取れる場合のSINEはワタシの好みの音だ。
ワイドレンジをひけらかすこともなく、ふわふわな音像ではなく、しっかりとした音像が眼前に現出し、同社のLCD−2に似た感じの音調だ。
音場の左右方向の広がりは控えめだが、それがむしろ不自然さのない音楽の聴こえ方に思えてくる。

このよーな基本的な性質は変わらないものの、上流の機器に何を持ってくるのかによってかなり音が変わる。
手持ちの機器の中でいえば、PHPAにVictorのSU-AX7を使うと、軽やかな爽やかさが出音のキャラクタを支配する。

その真逆に、黒々とした音が隈取りもハッキリと現れて、とてもポタでの音と思えない音を出すのは、iBassoのP5。
好き嫌いは分かれるかもしれないが、凄みのある音だ。
もっともLCD−2の音に似てるかもしれない。

中庸をいくのは、DAPのC4の6.3mm口だ。
ボリューム最大で丁度いい音量とゆーのは、精神衛生上はよろしくないけど、軽すぎず凄すぎずで聴きやすい。
前述のP5による凄みのある音は、ポタでは使いにくいよーな気もする。

ありがたいのはN5直刺しだ。
ボリューム位置は他のヘッドフォン・イヤホンに比べて相当上がるけれども、十分にゲインは足りている。
よほど意地悪なソース(低音楽器強奏の連続!)ではない限り、PHPAを持ち出さなくても、SINEの隈取りのクッキリとした音はイイなぁと思わせてくれる。

早く秋にならんかなぁ。
いろんなポタ用ヘッドフォンの使い分けで通勤が楽しくなる。
音場ならPM−3、軽みならESW9LTD、vocalならMM400、そして音像なら今回導入したSINE。
まぁ、夏の間はイヤホンだけどね。


AUDEZE SINE(その1)がっかり編 [オーディオ]

よーやく2週間越しの風邪・喘息から復調。
やっぱり体調が戻ると音楽聴くのも愉しくなるね。

先週火曜にAUDEZEのSINEが納品。
ワタシが購入したのはLightning接続ケーブル付属の方。
上手くいけば、PHPAも要らずにiPod touchかiPhoneがあればイイってことになるんじゃないかと期待してのこと。

でも、そんな期待は脆くも……
Lightning接続ケーブルにはDACやHPAが内蔵されている。
ノーマルケーブル付属タイプとの価格差を考えると、そこそこの水準だろーということは端っから想定済み。
それでも、
①純正であること
②接点最少であること
③次期iDeviceに3.5mm出力廃止が噂されてること
を考え合わせてLightning接続のメリットが味わえるんじゃないかとゆー期待もしていた。

だが、出音が小さい。
ゲインが6〜10db不足している感じだ。
POPSはともかくも、平均収録レベルが小さいclassicやアコースティックなjazzでは実用限度を超えて音が小さい。
音楽再生アプリのneutronのプリアンプ機能を用いて6db程度ゲインを上げることでなんとか実要レベル。
とはいえ、ソースによっては6db上げると音割れが出るケースもあり、とても常用する気になれない。
POPSを中心に聴くのなら大丈夫なんだろーけど……

とゆーわけでLightning接続ケーブルへの評価は、がっかりと言わざるを得ない。
では、ノーマルケーブルでのSINEの評価はいかに?
続きは次の記事で。

ケーブル次第で評価が分かれるMXH−MD5000 [オーディオ]

10日ほど前から体調不良。
腹痛・頭痛の風から始まって、扁桃炎で発熱。
抗菌剤で扁桃炎を治したものの、気管支の腫れと喘息症状は今も残ってる。
片付けものとか、諸々ペンディング。

とはいえ、何か買えば試し聴きはする。
この体調不良期間にちょうど届いたのは、マクセルMXH−MD5000。
ベリリウムを使ってることで興味を持った。
それにマクセルのイヤホンは(結局買わなかったが)店頭試聴で好印象だった記憶もあった。
それで今回のMD5000は試聴なしで購入。

聴いてみると、ワイドレンジ感はあるものの、押出しばかりが強くて音場がうまく再現できない。
音がほぐれていないからなのかなと思い、まずはエージング。
30時間ほど鳴らしてみたが、あまり変化がない。
これはハズレだったかなと暗い気持ちになったが、試しにケーブルを交換してみた。
俗にULTRASONE用といわれるヘッドフォン側が3.5mmプラグのタイプなら使えそうだ。

FOCAL spirit one付属ケーブル、OPPO PM−3付属ケーブル、MOON AUDIO silverdragon v2を試したのだが、どのケーブルでもMD5000の付属ケーブルとは違って、ちゃんと音場が再現できる。
ただし、中域が少々引っ込んだ帯域バランスに変わる。
おそらく素のままでは中域が引っ込んでるので、それではvocal曲を試聴した時の印象が悪いと判断されてケーブルで味付けしたんじゃないかと想像出来る。

試した中ではイチバン好みにあってたsilverdragon v2で聴いてみた。
高音はものすごくソースに対して敏感で、classic曲の放送音源におけるノイズを強調する傾向がある。
もちろん瑕疵のないソースに対しては細かいところまで聴こえすぎるほど聴こえる。
一方、低音は少々ドロドロッとした感触があるが、アコースティックな曲には悪くない(打ち込み系には微妙かも)。
特徴的な高音と低音に挟まれてvocal帯域はおとなしい。
量的というよりも質的な面で中域が引っ込んで聴こえるというところかな。

おそらくエージングには時間がかかりそうなんで、silverdragon v2で続行。

それにしても、あのケーブルのままでは偏った評価になってしまいそうで惜しい。
ケーブルの仕様変更が望まれる。


最近の読書
呉勝浩「蜃気楼の犬」(講談社)読了
長浦京「赤刃」(講談社文庫)読了

家の中でもポタCD [オーディオ]

CDを買ったら、まずはリッピングしちゃって、FLACファイルをPCやDAPで聴くとゆーのがいつもの行動だった。
でも、Macに変えちゃったし、Mac用のディスクドライヴを買ってないんで、リッピング不能。

とゆーわけで、フツーにCDのまま聴こう。
でも、部屋の模様替えのために据置のCDトランスポートは部屋の隅に安置中。
こーゆーときにはポータブルプレイヤの出番。
SONYのD−E707だ。
このポタCDプレイヤのイヤホン出力でヘッドフォン(オーバーヘッド)を鳴らすならESWシリーズまでがいいところ。
ESW9LTDを鳴らしてみると、悪くはないが、ちょっと音作りを感じてしまう。
イヤホンを想定してのことなのか、中低音が太く聴こえる。
そのせいで密閉型特有のこもり感が強調されてるよーにも聴こえる。

光出力を使って、DAC内蔵PHPA(HugoとかSU-AX7)に接続するのが常道。
しかし、ケーブルが行方不明。
ラインアウトを使ってアナログ接続のPHPAを使うしかない。

問題なのはD-E707のラインアウトは出力が小さい。
中型以上(要はポタ用以外)のヘッドフォンを鳴らすことを考えると、ゲインは十分にあったほうがよい。
現にCDMではK712proで十分な音量が取れなかった。
となると、普段はゲインが大きすぎるかもしれないとゆー使いにくさを持ったcontinental(初代)の出番だ。

D−E707+continentalを固定して、K712proの他に、NightHawkも試した。
低音楽器の存在感がクッキリでるのはNightHawkなんだが、ちょっと抜けがよくない。
やや高域強めのcontinentalなのに高域がスッキリしない。
まぁ、落ち着いて聴くことのできる音調とも言えるけど、今日の気分からは外れる。
一方のK712proは金管の吹き抜けっぷりが見事。
中域がカーカーいっちゃう寸前とゆー際どいとこもあったけど、解放感が魅力的な音だ。

仕上げにmini-miniケーブルも手持ちのものをいろいろ試したが、癖の少なさでオヤイデを選択した。
S/Aラボもイイかなと思ったけど、華やかさが強いよーで、何の曲を聴いてもこの華やかさが伴うため落選。
出来上がりの組合せはなかなか好みの音に仕上がった。

と、こんなことをやってたんで、部屋の模様替えは全然進まず……


最近の読書
柚月裕子「狐狼の血」(角川書店)読了。
ステロタイプなマル暴モノって感じもあったけど、一気に読ませる面白さがあった。
オチは「その男、凶暴につき」を思い出させるものだったのが少々興醒めかな。

架空戦記1本読了。

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