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中森明菜とショスタコーヴィッチ [音楽]

午前中は、中森のフォークソング(第2集)を聴く。
iTransport + DA10 は固定して、ヘッドフォンを色々と試す。
まずは、期待の HD800 だが、残念な結果になった。
録音がよろしくないのか、そういう音響上の演出なのか、ヴォーカルと伴奏がベタに被さっており、さしものHD800でも分解してくれない。
そうなると HD800 の腰の軽さのほうがネックになってしまい、薄っぺらく聴こえてしまう。
じゃぁということで、MS-PRO に切り替えてみたが、これも薄っぺらい。
NHK の SONGS の収録はまぐれあたり的な奇跡だったのか?
あれと同じような音を CD (のリッピング)に求めてもダメのようだ。
ゾネホンの金属っぽいのもよろしくない。
結局、この CD には音のこもりを少々加えてやるのがいい結果を産みそうだなということで、ESW10。
これはよかった。
肉声っぽさがよく再現される。

今度は散歩のお供。
iHP-120 + D10 + ESW10(MOGAMI2534 延長ケーブル付き)。
これで午前中と同じく中森のフォーク集を聴いてみたが、かなりの好印象だ。
こじんまりとするところはあるが、肉声っぽさの再生、音の暖かみという面でいうと、このポータブル環境の方がよいところもあるくらい。
これで気をよくして、今度はオケもの。
ショスタコーヴィッチの交響曲8番3楽章、10番2楽章(いずれもショルティ・CSO)。
このショルティは全盛期の力任せ演奏よりは、思慮深く音の「溜め」も見せる。
8番3楽章は弦の音の立ち上がり、管が唐突な登場ぶりなど、ESW10 でも問題なく愉しめた。
問題は10番2楽章。
ここでは、大きなナイフで斬りかざしてくるように音が迫ってくるのをESW10 がどう料理するかだ。
しかし、ESW10 では残念ながら、消化しきれずに音が飽和してしまう。
さすがに小型機の限界ということか……

帰宅後に、もう1度、10番2楽章を iTransport + DA10 + HD800 で聴き直す。
期待どおりに、演奏の迫力をまったく損なうことなく、音を分解して、その立体的な構成を再現してくれる。
これを聴いてしまうと、なかなか他のヘッドフォンで聴こうという気にならなくなるなぁ。
たぶん STAX でも大丈夫のはずだが、HD800 は音場の再現力については、404 と 007 のいいとこどりみたいなところもあるんで、この手のオケものを聴くには最右翼だろう。

続いて、ヤルヴィの第9の4楽章後半を聴いてみた。
こんなに合唱の分解が高いのは初めて聴いた。
録音(演奏)によるものか、HD800 の能力によるものか?
これはイヤホンとか色々な環境でこの演奏を聴いてみないといけないなぁ。

今日の読書
「ダブル・ジョーカー」読了。
本書収録の最後のエピソードでは対米開戦まで来てしまった。
映画の「陸軍中野学校」シリーズも対米開戦直前で終わっている。
対米開戦後は、史実の中野学校出身者の活躍も諜報戦よりはゲリラ戦の要素を強めている。
さて、著者の柳は、開戦後のD機関をどーやって描いていくのか要注目だ。
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