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MP3をESW10で聴く [オーディオ]

今日の散歩のお供は、C250(C200V2)+ESW10。
MP3での実験ヘッドフォン編だ。

ヴォーカルは中本マリ「Voice」を聴いてみたが、音場が左右に狭いことを除けば、FLACファイルをS:Flo2で聴くのと遜色なく聴こえた。
1対1比較をすれば違いはあるだろーけど。
音場の狭さは192で作ったMP3が左右のユニットにへばりつくのと違い、中心よりの音場で単純に左右に狭い。
ヴォーカル曲について言えば、音場の中抜け防止という意味で悪くない。
オケはSF交響ファンタジー1番で、これも大きな破綻なし。
問題はピアノ曲。
上原ひろみ「Place To Be」はピアノのアタック音に合わせてシュルシュルとしたノイズが変動するし、特定の音域(中高音)が突出してヒステリック。
ヴォーカルやオケのように連続音は圧縮の効率がよい(=圧縮に無理がない?)のに対して、パルス成分の多い楽音をMP3で圧縮するのは難しいようだ。
帰宅後に、MP3を入れたmicroSDをS:Flo2に差し込んで聴いてみたが、ヴォーカル・オケがオール75点(対FLACの印象)で万遍なく劣化してるから聴きやすいのに対して、ピアノ曲のノイズ問題などはC200で聴いたときよりも更に誇張して欠点が目立った。
MP3でピアノ曲が駄目なのは、聴いたハードウェアの問題ではなく、圧縮方式そのものの短所なんだろうなぁ。

ヘッドフォンはESW10を選んだが、C250で十分な音量が得られる能率のヘッドフォンを試した結果の選択だ。
ESW9では見事なほどにハイ落ち。
音色がハイ落ちというレベルではなく、AMラジオ級のハイ落ちに聴こえたのでダメ。
HFI-780はかなりいい。
低音~中低音で凸凹のあるF特なのが丸分かりだったので、今日は避けた。
ただ、ヒリヒリした高域の癖は目立たない。

ESW10やHFI-780がOKで、ESW9がダメダメだったので、これはMP3かどうかではなく、ハードウェア(C250のヘッドフォン出力)の問題だろーなぁ。
たぶんHM-801並みにハイ落ちなんだと思う。
C250のバッテリーやあの筐体に収まる回路を考えると、非力なヘッドフォン出力であることは想像に難くなく、それならハイを落としてバランスを取ろうって感じじゃないのか。
イヤホンで333との相性がイチバンよかったのも、333の高能率さだけではなく、中高域優勢の333とハイ落ちのC250で相互補完的になってたんだろう。

C250はサブ機としてなら十分使えることは分かったし、どのヘッドフォン・イヤホンと組ませればよいのかも判明した。
ただ、ピアノ曲が全く聴けないというのでは使いものにならない。
ヴォーカルとオケはMP3で入れて、ピアノ曲は曲数が減るけどWAVで入れるという運用になるのかな?

今日のアンプボード出荷状況
Head-directから何の連絡もないままのHM-801のIEM用アンプボード。
出荷メールは来ないが、日中両方のEMSサイトで今日出荷されたことが追跡できた。
今週中に受け取れるのかな~。
この差替用アンプボードを使って333をドライヴするのも愉しみだが、ヘッドフォンに適用したらどんなになるのかも愉しみだ。

今日の読書
本城雅人「ノーバディノウズ」(文言春秋)に着手し、2/3まで。
たぶん今日中に読了。
これは久々にアタリ。
ミステリーとしても、日米野球比較論のウンチクとしても、第1級だ。
帯に「第1回サムライジャパン野球文学賞大賞受賞」なんて書いてあるから、ミステリーとしてはどうなのさと訝りながら読んだが、まったくの杞憂だった。


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