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聴いたジャズは充実しても読書は駄作を掴む [ミステリー]

起きぬけにSTAX SR-404でスザンヌ・ヴェガ「RETROSPECTIVE」を聴く。
SRM-007tAの電源を入れっぱなしで寝たので暖機も十分。
昔のSR-Λproはもっとハイ上がりだったのに、404は落ち着いたバランスだなぁ。
あ、ワタシの耳(高域の聴き取り能力)が劣化してるのか……

と、自虐的なことを考えてるうちに14時になってたので、遅い昼食→読書@エクセルシオールに外出。
今日のお供は、S:Flo2+STEPDANCE+HD25-13Ⅱ。
以前に書いたとおり、ワタシのHD25-13ⅡはHD650用ケーブルを短くして3.5mmプラグを付けたものにリケーブルしてある。
オリジナルよりも軟らかい方向に音を調整した感じかな。

これを選んだのは、まずはジャズを聴きたかったので。
とゆーことで、皮切りは、キース・ジャレット&チャーリー・ヘイデン「ジャスミン」。
今日じっくり聴いてみてもやっぱりヘッドフォン向きのソースじゃないのかもしれん。
ちょっと音が沈みこみ過ぎで、聴いてて辛くなるところもある。
もう少し軽やかに聴きたい。
そーゆーときは、同じキース・ジャレットでもトリオで「Standards In Norway」を選ぶ。
キースのアルバムの中でも、聴いててもっとも寛げるのが本作だ。
ECM録音とSTEPDANCEの相性も良好。
3枚目はエリン・ボーディ「Over And Over」。
このアルバムは音がクリップしちゃってるところが何箇所かあるのが珠に疵だ。
そーゆー歪みがあると、STEPDANCEはSR71Aで聴くよりも歪みが強調されるように感じる。
最後は、ジャズじゃないけど、村治の「ソレイユ」後半。

今日の諸々
P4は無事に本邦到着。
順調なら明日通関、月曜配達かな(日曜って通関休みだっけ?そうなら更にもう1日かかるか)。
来るものあれば、お亡くなりになるものも…
tf10のケーブルを踏んでることに気付かないまま持ち上げたら、ヤフオクmogamiケーブルは見事に千切れた。
まぁ、null-audioのLuneがあるんで聴くに不自由はしないけど、自分の粗忽さに落ち込むわ。

今日の読書
首藤瓜於「刑事のはらわた」(講談社)読了。
う~ん、正直なんじゃこりゃって出来だ。
主人公の立ち位置がブレブレだし、何かの伏線かなと思った設定もハナシの本スジに絡まないまま放置。
帯の「俺は組織から切り捨てられるのか」は事件と直接の関係も持たないし、主人公が切り捨てられるような結果も待っていない。
盗犯係出身の若き警部が真面目に県警本部の鑑識係を勤める描写はリアリティがあるのに、この性格がハナシの終盤には消えてしまう。
消える=主人公の立ち位置を一変させるのに相応しい「何か」があったようにも読みとれない。
本作のダメなところを拾えと言われたらキリがないほどなんで、もうここでは挙げない。
これは躊躇なく「ダメ」出しのできる作品だ。
帯の「他に誰も書けない首藤ワールド全開で亜空間に読者を誘う」は正しい。
誰も書かんわ、こんなの。
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