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MOMENTUMで聴くオール・ベートーヴェン・プログラム [音楽]

うーん、ホントに年齢でカラダにガタが来てる。
今朝、家を出たところで膝の関節が歩くたびにズキズキ。
慌てて家に戻って、温湿布しながら20~30分揉んでるうちに痛まなくなった。
なんだか油の切れた機械みたいな感じで…

まずは、昨日の記録から。
お供はC4+T5pで、ヤンソンスのR・コルサコフ「シェヘラザード」ほかオケ曲を聴いた。
この組合せでは低音が軽い、中高音が尖った音になるかなと思ったが、それほど極端なバランスにならずに済んだ。
もっとも低音の沈み込むよーな表現は苦手で、その分だけオケ曲には不利なのだが、情報量の多さ・音場の広さで補われてたよーだ。

今日は、もっとバランス重視の組合せにしてみた。
DX100+MOMENTUM(純正ケーブル)だ。
最初に聴いたのは、ワルターのベートーヴェン交響曲6番。
リマスタリングで音がリフレッシュされた反面でヒスノイズが目立ってしまうソースなのだが、音調が柔らかなせいか、他のハードウェアで聴くよりも耳障りにならない。
ゼンハイザーとベートーヴェンってイイ取り合わせなのかななどとアホなことを思って、今日は全曲ベートーヴェン攻めにしてみた。
交響曲7番(クライバー・VPO、DGG盤)、同8番(ヤルヴィ)、ピアノ協奏曲5番(グリモー)、レオノーレ3番(バーンスタイン)とゆー順に聴き進んだ。
オーディオ的な意味で何の問題もなかったのはヤルヴィの8番だけだった。
クライバーの7番はバイエルンとのORFEO盤のほうが思い切りのよさを聴かせてくれるために、VPOとのDGG盤は劣ってるよーな印象がある。
それを裏付けるかのよーに1楽章はクライバーの色とVPOの色が喧嘩してしまって、音響的にもチグハグな音に聴こえるのだが、終楽章ではちゃんと渾然一体となってるのが面白い。
グリモーの皇帝はピアノの音のカラフルさは素晴らしいのだが、オケの低音がドッカンドッカン響き過ぎ。
音響のコンディションがよろしくない、設計の古い多目的ホールでの音みたいだ。
でも、終楽章では余り気にならなくなっている。
これは聴き手の耳が慣れてきたからなのか、それとも実際に録音の途中でバランスを整えていったからなのか?
もし後者なら曲の進行とともにピントを合わせていったみたいで面白いなぁ(アタマっから完璧なバランスであるほうがよいことはいうまでもないけど)。

いろいろと問題も聴き取れたけれど、最後まで愉しめたのはMOMENTUMの適応力によるところが大だったかなと思う。

昨日・今日の読書
大倉崇裕「福家警部補の報告」(東京創元社)読了。
コロンボをリスペクトしたこのシリーズも3冊めで、出来のよさは前作・前々作同様。
数年前NHKでドラマ化されたときの主演・永作博美が強烈な印象を残しているよーで、読んでても永作の顔かたちと声で再現されてしまう。
そのことは悪い印象ではなくドラマと原作が上手に噛み合ってる例だなぁと。

続いて、濱嘉之「警視庁公安部・青山望 報復連鎖」(文春文庫)読了。
これまたシリーズ3作目。
主人公の超人ぶりは健在。
その面白みに加えて、著者の中共に対する評価が垣間見えるところも興味深い。
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