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上原ひろみの新譜を聴く [音楽]

今日のお供は、iMod + P-Vcap + P3+ + ESW10。
電車に乗るわけではないんで、小音量時の補正に有効な MOGAMI 延長ケーブルを接ぎ木する必要なし。

まずは、上原ひろみの新譜「Place to be」。
これまでは、魅力的に音が跳ねまわるピアノという印象のみが強かったが、今回のアルバムでは跳ねる前の音の溜めみたいなところも魅力的。
随分とまぁ表現の幅が広がったもんだなぁ。
この音の溜めのところが、上手く表現できないんだけど、「泣き」の要素を含んでいる感じがする。
それが直後の音の跳ねまわるところとのコントラストを強めている。
ボーナストラックの矢野顕子との共演もよい。
よいんだが、やっぱり「ボーナス」トラックなんで、それまでの12曲から少々浮いている。
これはこれで聴きたいけど、アルバムの13曲目という聴き方はしたくないなぁ……

次はオケもの。
轟々と音が迫る様なのは聴きたい気分ではなかったし、せっかくの P-Vcap の豊かな音場感を音の洪水で埋もれさせてしまうのは惜しい。
ということで、リリカルなところが気に入っているベルティーニのマーラー4番をチョイス。
ESW10 とオケものの相性については難しいところを感ずることが多いけど、P-Vcap のご利益で(選曲のせいでもあるが)音の立体感とか各楽音の隙間を埋める空気感の表現が非常によく再現された。
ナマをホールで聴いても、なかなかこーゆーコンディションで聴けないんだよねぇ。

今日のテレビ
ようやく今日で BS-hi の刑事コロンボも新シリーズ終了。
来週からは待望の旧シリーズ再開。
ということで今日の「虚飾のオープニング・ナイト」は、新シリーズ最後の「我慢」だと思って視始めたが、かなりいい出来だった。
新シリーズも今日ぐらいの水準を保っててくれればよかったんだけど。
ただ、ピーター・フォークのあの老人ぶりは現役警官ではないわなぁ…

今日の読書
「追想五断章」読了。
途中で、「たぶん、こーゆーオチかな」と予想したとおりの展開だった。
そーゆー予想をする間もなく読ませきるには、もっと切り詰めて中編くらいの長さにしたらどうかとも思うが、まぁ、雑誌への連載を考えるとそうもいかなかったかな?

続いて「太陽を曳く馬」の下巻に着手し、1/3まで。
高村の文章は、読み始めはどうにもアタマに入りにくいのに、10数分も読むと止まらなくなる。
連載から単行本化に当たって執拗に書き直しをする著者のスタンスは、出来上がった作品の文章力につながってるんだなぁと、ひたすら素直に感心。
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