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ルロイ・アンダーソンの音楽、ショパンの夜想曲 [「クラシック名録音究極ガイド」実聴]

今日のお供は、C4+Edition8。

嶋護「クラシック名録音究極ガイド」に紹介されてるアルバムを聴き始める。
最初は、軽めのところからスタートしよう。
フェネル指揮イーストマン=ロチェスター・ポップス管弦楽団「ルロイ・アンダーソンの音楽」を聴いた。
実はアンダーソンのことはまったく知らない状態で聴き始めたのだが、聴いていたら「ああ、アレか!」って音楽。
たぶん「タイプライター」は誰もが聴いたことのある曲だ。
60年代の米帝のテレビ番組のBGMに使われそーな(実際に使われた?)曲ばかりで、文字どおり「ポップス管弦楽」なわあけだが、録音の鮮明さには目を見張る。
1958年のマーキュリー録音って凄かったんだねぇ……
音の立ち上がりが尖鋭で、低音の刻み方もナマナマしい。
マーキュリーの録音は時としてミキサーとかラインの引き回しに起因するのではないかと思われるノイズが気になることがあるが、このアルバムではまったく心配無用。

2枚目は、宮沢明子のショパンの夜想曲。
菅野録音だ。
確かに、ピアノ線をハンマーが叩く直接音が明瞭で、おかしな残響とかでごまかすところもなく、ストレート。
しかし、ノイズ(ヒス?ミキサーアンプの残留ノイズ?)がシュルシュルと変動するところが気持ち悪い。
もしかするとドルビーAタイプのノイズリダクションの副作用かもしれない。
こーゆー音の瑕疵が気になると、曲に集中しにくい。
だが、嶋のガイドブックでは激賞しているので、自分の聴感(あまりよい音とは感じなかった)と違いがあることが不思議だ。
もしかするとポタ機で聴くとよろしくない結果になったのか?
この疑惑を確認するため、帰宅後に据置機(C4(SPDIF出力)+ST2(24/96)+MBA-1S+LCD-2(リケーブル))で再聴。
今度は、この録音が「名録音」であることを納得。
ノイズの問題も、トランジェントが改善されたのか、耳につかない、気にならない。
この項の冒頭で「おかしな残響とかでごまかすところもなく」と書いたが、据置機で聴くと「とても自然なレベルでの残響も録り込んでおり、直接音とのバランスも良好」と改めよう。
たぶん、ピアノのナマ録をモニターしたら、こんな風に聴こえるんだろーな。

3枚目は「クラシック名録音究極ガイド」以外のアルバムを聴く。
「Patton : Also Featuring Tora! Tora! Tora! 」。
「パットン」も「トラ!トラ!トラ!」も1970年の映画だが、このアルバムはオリジナルサントラではなく、1997年に再録音されたモノだ。
まずは、曲が面白い。
いかにも劇伴だって言いたくなるよーなトラックも勿論あるのだが、中には純粋な現代音楽作品のトラックもある(しかも日本人の作曲家が書いた曲みたいだ!)。
録音はどうかといえば、上記の通り1997年の録音なのに、今日最初に聴いた「アンダーソンの音楽」に似た音調なのに驚いた。
つまりは50年以上前のマーキュリー録音でのバランスも似ているし、高弦の音色も似ている。
これってわざとそー聴こえるよーに狙ってのことなのかな?

さて、今日の総括は、2枚目の宮沢のショパンで書いたとおり、ポタ機の限界も弁えないとイカンねってことだ。
まー、ハイエンド(?)と言っても、Edition8だけで「ポタ機の限界」云々を言うのも言い過ぎか?
イヤホン(MH334とか333のよーなカスタムIEMを想定)でも「ポタ機の限界」はあるのか?
そのあたりの確認は明日以降の課題。

今日の読書
樹林伸「陽の鳥」(講談社)に着手し、前半まで。
禁断のヒト・クローンを実際にやらかした後、8年後に何が起きるのかが後半。
さて、どんな展開になるのか?
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