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タプカーラ改訂版初演ライヴCD化 [音楽]

昨日は半徹夜である作業をしていたため(これは後述)、ブログを上げられなかった。

昨日のお供は、iPodTouch3G+solo+The Continental+ESW10。
The Continental導入以降のワタシのポタでのレファランスとなっている組合せだ。

通勤往路で聴いたのは、最近fontecからリリースされた伊福部昭作品集(2枚組)から、タプカーラ交響曲とヴァイオリン協奏曲第2番。
タプカーラは改訂版初演ライヴで、初のCD化だ。
ヴィニール盤はfontecから2回リリースされている。
最初のヴィニール盤は海賊版みたいなチープなジャケットで、しかもプレスがよくなかったよーに記憶している。
ジャケットデザインはともかく、新品のときからところどころプチプチノイズを拾ってしまう状態だったのはプレスのせいだったと思っている。
2度目のリリースはジャケットも市販に耐えるデザインであったし、盤質も上々。
改訂版初演はなかなかCD化されなかったので、自宅ではこの2度目にリリースされたヴィニール盤を愛聴していたし、ポタ環境ではSPUで盤起こししてもらったもの(WAV)をALACやFLACに可逆圧縮してDAPに入れて聴いていた。
今回は待ちに待ったfontecによるCD化だ。
期待しまくって聴いてみたのだが……
う~ん、何ともビミョーだ。
音の伸びやかさでは、SPUによる盤起こしのほうがはるかに勝っている。
素人細工の盤起こしなので、サーフェースノイズはあるし、内周部では歪みもあるのだが、そのような瑕疵を相殺して余りあるほど、盤起こしののびのびした音に魅かれる。
今回リリースされたCDのほうが音の重心は低くなっているので、ヒトによっては、ヴィニール盤よりも今回のCDのほうが落ち着いて聴くことができるからイイと評価するかもしれないが……
さて、この違いはどこからくるのか?
1)盤起こしのほうにはSPUのキャラクターが付加されてるため
2)ヴィニール盤用にトラックダウンするときに高域を強調するイコライジングがされているため
3)今回のCD用にマスタリング又はトラックダウンするときに高域を抑えるイコライジングがされているため
4)元々のマスターテープに劣化が生じており、それを補正するときに音質が微妙に変わったため
とまぁ、仮説はいくつか思いつくのだが、真相はいかに??

昼休みに聴いたのは「クラシック名録音究極ガイド」紹介曲の中からシューベルト「死と乙女」(ジュリアード弦楽四重奏団)。
室内楽はあまり聴かないのだが、この録音がイイことは分かる。
ウットリとして、この音にいつまでも浸っていたいと言いたくなるような麻薬的な美しさがある。
ただ、c/wのベートーヴェンの録音は1格落ちる。
ヴィニール盤時代は「死と乙女」のみで1枚のレコードだったところ、CD化に当たって同時期の同じジュリアードの録音だからとゆーことでカップリングされたのだろう。
ジュリアードの音楽をできるだけ格安で聴きたいとゆーことなら、ありがたいカップリングなのだろうけど、オーディオソースとして考えると、録音のクォリティの違うものをカップリングされるのは、有難迷惑に思う。

通勤復路は、寄り道(後述の「密売人」という警察小説が佳境に差し掛かったので、最後まで読み切るためエクセルシオールで珈琲タイム)をしていたので、リスニング時間も長くなった。
前述の伊福部昭作品集を、朝聴いた2曲を含め、全部聴くことができた。
合間合間でテキトーにジャズとかもつまみ食い風に聴いていたので、昨日のトータルのリスニング時間は5時間近かったと思う。
そこで一つ問題発生。
The Continentalは5時間使用してもバッテリー切れにはならなかったので、公称どおり7時間は使えるのだろうが、4時間を超えたあたりから音質が悪くなったよーに聴こえ始めた。
ものすごく極端に誇張して言うと、音場が狭くなり、また、聴感上の周波数特性もハイ・ロウともにダウンして中域突出するように聴こえる。
聴き手の体調の問題もあるので即断できないが、The Continentalの運用に当たっては、バッテリーの持続時間7時間という縛りのほかに、おいしく聴くことができる時間は4時間とゆーことも考慮しておいた方がよいかもしれない。
ま、4時間あれば、フツーの日の通勤往復と昼休みに聴くには十分だけど。

さて、帰宅後に何をやっていたかとゆーと、iPodTouchには「クラシック名録音究極ガイド」紹介曲のファイルをALACで仕込んでいたが、これを全部外して、FLACで入れ直す作業をしていた。
ファイル自体はALACもFLACも既にあるのだが、アプリのFLAC PLAYERではアルバムや曲の検索機能が著しく劣るので、FLACのメタデータを編集して、アルバム名のところに通し番号を付けることにした。
「……ガイド」に紹介されているアルバムは106で、そのうちこれまでに収集できているのは8割弱。
だが、全集とかオペラを含んでいるので、CDの枚数にすると135枚分ある。
この分量のメタデータを編集するのに夜中までかかった。
幸い今日は休みを取っているので、そのまま作業を継続し、「アプリの文書の追加」とゆー非常に作業効率の悪い方法で135枚分のFLACをiPodに仕込むことにし、それが終わったのが今朝の5時(う~ん、バカな夏休みの過ごし方だなぁ……)

なぜ、そんな時間をかけて、FLACに換装したかといえば、The Contineutalの卸したての時のキャラクターは高域が強めだったので、ALACでちょうどよかったのだが、エージングの進行で高域が落ち着いたら、FLAC(FLAC PLAYER使用)のほうが好ましいバランスになったため。
う~ん、コレが予測できていたのなら、最初からFLACで仕込めばよかった。

昨日の読書
佐々木譲「密売人」(角川春樹事務所)読了。
おなじみの北海道警シリーズ5作目だ。
かつて警察に協力し、捜査員の情報屋となっていた連中が殺される。
難を逃れ逃亡中の情報屋とその家族の生命を守ることができるのか。
スリリングな展開の描写は相変わらず上手いし、レギュラー陣(道警の中での異端)の連携ぶりも愉しい。
読み始めたら止まらない面白さであることは、前述の通り、エクセルシオールに立ち寄ってまで最後まで読みたいと思わせたことからも明らかだね。
さて、本書のタイトルだが、情報屋が狙われるのなら、タイトルは「密売人」ではなく「密告者」じゃないのかとゆー疑問を持ちつつ、読み進む。
「密売人」の意味が分かるのは、全体の3分の2まで進んでからだ。
このあたりは流石に手慣れた書き手だと非常に感心した。

そのほか、コミックス「BAKUMAN(14)」読了。
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コメント 3

ふな坊@誰が何といおうとハイペース

こんばんは。
先月くらいから、お邪魔させていただいております。
最近クラシックも聞き始め、そしてContinentalもポチりまして、今のボクにはとてもありがたい情報満載のブログです!!
これからもちょくちょくお邪魔させていただきますね〜!!
もしよければ、オススメのCDありましたら、ご紹介していただけたらと思います。
by ふな坊@誰が何といおうとハイペース (2011-08-06 00:34) 

ms061027

コメントありがとうございます。
The Continentalユーザーが増えるとなんだか嬉しくなります。
別にALOの回しモンじゃないですけど(笑)

クラシックのおススメCDとゆーか、鉄板のところとしては
・シュタルケルのバッハ・チェロ組曲
・ヤルヴィ指揮ドイツカンマーのベートーヴェン交響曲シリーズ
・ハイティンクのショスタコーヴィッチ交響曲8番と11番
・村治佳織「Transformations」
・長谷川陽子のコダーイ無伴奏チェロソナタ
あたりが演奏も録音もよいと思います。
by ms061027 (2011-08-06 04:38) 

ふな坊

ありがとうございます!!
早速購入させていただきました。The Continentalは明日到着予定ですが、受け取りは水曜日以降になりそうです。楽しみ楽しみ♪
by ふな坊 (2011-08-07 22:32) 

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