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最近購入したCD3枚を聴く [音楽]

今日のお供は、CK4+The Portaphile 627+Edition8(mini-miniは赤ベルデン)。
一昨日仕入れたCDを昨日の夜中にゴソゴソとリッピングしたのを聴く。

最初は、上原ひろみと矢野顕子のピアノデュオライヴ「Get Together」から聴き始める。
なんとまぁ寛いだ雰囲気と適度の緊張感で掛け合う2台のピアノが聴いてて楽しい。
ただ、矢野のヴォーカルが支配的なんで、この歌声がダメなヒトには勧められない。
矢野に抵抗がないのなら「りんご祭り」を一度は聴いてみるべき。

2枚目はドゥリオ指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウスのショスタコーヴィッチ交響曲12番。
この指揮者の演奏を聴くのは初めてだが、録音当時(67年)のゲヴァントハウスって、これほどまでにアグレッシヴな演奏をするオケだったとは知らなんだ。
東独(当時)だからってわけでもないが、なんだか旧ソ連のオケ並みに吹き荒れてる。
血が噴き出てきそうな熱演で、12番に対する印象も一変。
このアルバムのC/Wとしてケーゲル指揮ライプツィヒ放送so.の同じくショスタコーヴィッチ「ステパン・ラージンの処刑」も収められている。
こちらは曲自体はじめて聴くものだが、男声(バス)と合唱も入ったスケールの大きな(大仰な?)曲で面白かった。
それ以上に驚いたのは、これもドゥリオの12番と同じく67年の録音なのだが、実にクリアにスケールの大きさを録音していることだ。
最近の優秀録音と称するものも裸足で逃げ出す出来。
さて、このアルバムはタワレコのヴィンテージコレクションでリリースされたものだが、12番はDECCA、ラージンはPHILIPSの録音だ。
PHILIPSはレーベルごとDECCAに吸収されたので実現した組合せなのかな?
なんにしても、67年・ライプツィヒ・ショスタコーヴィッチとゆー共通項で1枚にまとめてしまう企画力に脱帽。
これで1,000円は廉い!
煙草3箱よりも廉い!!
ショスタコファンは必聴!!!

続いて、同じくタワレコ・ヴィンテージコレクションでリリースされたビシュコフ指揮パリ管のラフマニノフ交響曲2番。
フォルテッシモでは十分な力感を感じさせるが、それでも極端なところに走り出すことはせずにギリギリで抑えたところはビシュコフの腕なのか、それともパリ管だからなのか?
これは90年のPHILIPS録音だが、この頃になると、往年のPHILIPSトーンは控えめのニュートラルなバランスで録音されている。
それでも木管の美しさや弦の合奏が絹織物の蝕感のよーに滑らかであることは特筆もので、PHILIPS録音のDNAは生きているとゆーことか。

さて、今日聴いてて気づいたのは、Edition8の音がさらに変化したかなとゆーこと。
1枚目のジャズピアノはともかく、2枚目・3枚目のよーな規模の大きなオケ曲では、中高音に白っぽさが混ざるよーな音調だったはずなのに、今日は気にならなかった。
仮説1:エージングがさらに進んで、中高音の滑らかさに寄与した
仮説2:聴き手(=ワタシ)の気分の問題
仮説3:聴き手の高音聴き取り能力が劣化し、Edition8でちょうどよくなった
う~ん、仮説1なら喜ばしいが、仮説3の可能性も……

今日の読書
山本弘「トワイライト・テールズ」(角川書店)読了。
同じ作者のMM9シリーズの番外編の短編集だが、ウルトラQ・ウルトラマン世代にとってはニヤニヤが止まらない出来で大変よい。
単行本書下ろしの第4話が秀逸で、リアル版ジャミラ(ウルトラマンより)vsゴロー(ウルトラQより)はぜひとも映像化してほしいところ。
さて、この短編集の4話のうち2話は児童ポルノ又は児童買春が登場し、また、同じ著者の「アリスへの決別」でも児童ポルノのハナシが出てくる。
たぶん著者の趣味の問題ではなく、焚書のよーな意味のない魔女狩りへの異議申し立てなんだろーと思った。
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