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録音の味と聴く順番 [オーディオ]

金曜のお供も、木曜に引き続きのZ1070+K3003を連投。

寝てる間に充電を済ませて、朝の出がけに電源を入れた。
で、聴き始めたら、衝撃的なくらいに変な音が出てきた。
誇張して言えば、北朝鮮並みに電圧が不安定なとこでアナログプレイヤを回してるみたいな、揺らいだ音。
もちろん、数分鳴らしてくといつもの音にもどったけど。
ヘッドフォンアンプ部分もディジタルアンプなんで消費電力とかは小さいんだろーけど、やっぱり安定的な出音になるまでは数分の暖機が必要なのかと。

キース・ジャレット・トリオの最近のアルバム「Somewhere」から聴き始める。
音の印象は1つ前の記事の上原ひろみ「MOVE」の箇所で書いた印象と同じ。
まぁ、ザックリ言えば、少し軽めの方向の出音だ。
では、重ためとゆーか、濃い音味のアルバムを聴いたら、どーなるか。
同じく、キース・ジャレット「The Cure」。
何度かこのブログでも触れているが、「The Cure」はECM録音らしからぬ濃い音味で収録されている。
これをZ1070+K3003で聴くと、予想どおりに少々スリム化。
音味としては標準化とゆーか他のアルバムとの差異が縮まるものの、なんだか気が抜けたよーな感じもする。
濃い味付けのものは濃いままで愉しむべきとゆーことか。
最後は、妹尾美里「ラヴィ」。
軽快な音の運びが快感なアルバムなんだけど、「The Cure」どころか「Somewhere」と比べても、薄っぺらく感ずる。
演奏のよし悪しではなく、純粋に録音の問題としてのこと。
「ラヴィ」は直接音と間接音の割合が相当に直接音に寄っている。
アルバムごとに録音のポリシーは違って当たり前なんだが、聴く順番を考えないと、割りを食っちゃうアルバムも出てくる。
一般論としては、軽い音→重い音の順に聴くのを基本としつつ、飽きないよーに音味に変化を付ける感じかな。
なんだか寿司屋で握ってもらうネタの順番を組み立てるのに似てるなぁ。
などと書いてはみたものの、実際のところは欲望の赴くところのままの順番になっちゃうだろーけど(これは音楽も寿司も共通)。

昨日の読書
「原子爆弾とジョーカーなき世界」読了。
久々にサブカルにカテゴライズされるもんを読んだ。
私小説的な自分語りとは対極的なはずのサブカルなのに、サブカルの存在意義とゆーか正統性(正当性ではなくレジテマシーの方)を一所懸命に自分語りしてるかのやうだ。
かつてのサブカルものがもて囃された頃よりも現世がサブカル的なものに近接しつつあるせいなのか?

ちょっと食傷気味になったので、架空戦記で口直し(半分まで読んだ)。
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