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SE846にはADLのケーブルがあった [オーディオ]

金曜のお供は、HM-901+SE846(Luneリケーブル)。
諏訪内晶子のシベリウス&ウォルトンVn協奏曲、ハイティンクのショスタコーヴィチ交響曲8番、スザンヌ・ヴェガ「Close-Up Vol.3」を聴いた。
非常にキレイな音にまとまっているし、音場も十分に広い。
ショスタコーヴィッチ8番の3楽章で弦楽器が低弦から高弦へ推移する箇所での音軸の移動も明瞭で感心。
その一方で、音が全体に薄いかなとも感じてしまう。
ワタシの考えるSE846は、SE535よりも低音・高音方向にFレンジ・Dレンジ・密度ともに充実させ、かつ、肝心の中域が抜けないよーにした全帯域にわたり頑張ってる音のはず。
そーゆー想定からするとLuneリケーブルの音は薄いかなと。

もう1本試してないケーブルがあった。
ADLのケーブルだ。
UE900にBispaのバランスケーブルをあてがい、SE535がリモールドに出してる(未だ戻ってこない!)ために、デッドストック化してるのを忘れてた。
で、SE846をADLにリケーブルしてみた。
出てきた音は上述のワタシの思い描くSE846の特徴とゆーか理想とほぼ近似。
加えて、音が艷やかなことに歓喜する。
「艷やか」なんて漢字で書くより「ツヤッツヤ」と書きたくなる音。
おそらく純正ケーブルからADLにリケーブルして最初に気づくのがこの「ツヤッツヤ」なことだらう。

で、土曜のお供だが、HM-901のバッテリーが怪しかったんで、NW-Z1070+SE846(ADLリケーブル)にしてみた。
チャック・マンジョーネ「サンチェスの子供たち」(2枚組)の1枚目、ベルティーニのマーラー交響曲4番、THE SQUARE「MAKE ME A STAR」と「MAGIC」の4枚を聴いた。
大編成オケの低音強奏部で済生が難しくなりそーな曲を避けておいたからってこともあるが、まぁ、フツーに聴くには十二分な出来。

金曜・土曜の読書
河合莞爾「ドラゴンフライ」(角川書店)読了。
伝奇的なネタを扱う警察小説かと思ったら、伝奇要素はほとんどなかった。
その代わりに、リアルに3人の子供達が見聞きしたと思っているメガネウラの正体を明かすところでは、その正体がムリスジ過ぎて「それはないよ」とツッコミたくなる。
直感の優れた警部補、直情的な警部補、優秀だが何か含んでそーな巡査、プロファイラーの技官とゆー4人組が主人公だが、奇想天外なほどの特異性を強調せずに、案外と常識的な人物描写にとどまってるのは、リアルとも言えるし、書き込み不足とも言える。
う~ん、なかなか評価の難しい作品。
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