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SE846鳴らし方いろいろ(補遺) [オーディオ]

SE846のケーブルをADLで固定して、DAPをいろいろ換えて聴いてみたのは1つ前の記事で終了。
今日はケーブルをNullのLuneにしてみた。
リモールドする前のSE535で使ってたケーブルだが、MMCX端子のあたりで接触不良(断線しかかってるのかな?)があるため、あえて使わないでいた。
まぁ、耳に装着してからMMCXをグリグリ回していくと音が出るので、だましだましで使えないこともない。

DAP(+PHPA)は、①HM-901、②DX100、③C4、④iPod Touch3G(FLAC Player)+PHA-1を使用。
ちゃんと比較試聴しようなんて大それたことを考えたわけじゃないんで、それぞれの曲で聴いた曲は違う。
①HM-901で聴いたキース・ジャレット・ユーロピアン・クァルテット「Sleeper」後半では、音にイイ意味での粘りが出た。
他の上流機器のどれと組合せてもこの「粘り」は聴けなかかったし、他のイヤホンでも聴くことができない味。
②DX100ではビシュコフのショスタコーヴィッチ交響曲11番4楽章を聴いてみたが、これは中域の押出しが強めだけれど、金管の咆哮においても音が崩れなかったのが立派。
③C4ではマルティノンのラヴェル集とブーレーズのマーラー交響曲7番5楽章。
やや人工美的な美しさだが、一つひとつの楽音がとてもキレイに決まる。
今日聴いた中ではラヴェルがイチバン愉しめた。
④iPod+PHA-1ではクナッパーツブッシュ、若杉弘、ショルティのワーグナー集からツマミ食い的に何曲か聴いた。
上記の①~③よりも情報量は少し整理されて聴こえてしまうものの、その整理の仕方がとても上手で聴きやすい。
細かい音の情報量に気を配って聴くのでなければ、①~③のハイクラスDAPの聴き応えとイイ勝負だったのが驚き。

これら①~④に共通して、ADLや純正ケーブルで気になっていた高音がほぐれてくれないところ、そのもどかしさが皆無で、聴いててストレスにならない。
これは全くLuneの功績だ。
う~ん、断線しかかりのだましだまし運用なんで出勤時に使うとイラツキそうだなって予感はあるものの、今日の試聴結果を考えると、これは使わざるを得ないねぇ。
Whiplashのバランス用ケーブルを発注してたんでなければ、Luneをもう1本買ってしまおうかって思っただろーな、きっと。

今日の読書
「祈りの幕が下りる時」読了。
加賀シリーズの最新作だが、帯の宣伝文句には「加賀」とも「新参者」とも書いていないことに感心した。
中味だが、現代の殺人事件とともに加賀の母の出奔と死についても謎解き。
日本橋署から本庁捜一への異動が示唆されたことを考え合わせると、これまでの加賀シリーズに折り合いを付けて、新しい展開に向かう転換点とゆーのが本作の位置付けなんだと思う。
次回作以降では「赤い指」から「麒麟の翼」で強く打ち出されていた人情モノの要素を薄めて、猟犬の如き捜査官としての描写が増えるんじゃないかと予想。
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