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EMTのXSD15が来た [オーディオ]

フラット志向なハイファイ型のカートリッジばかり持ってるんで楽器型のカートリッジも欲しいと何回か前の記事に書いた。
ちょうどヤフオクでEMTのXSD15(丸針)が出てたんで落札し昨日の夜に届いた。
同梱の実測データシートに記入されてた計測日が1978年だったことにビビリつつも、早速聴いてみた。

意外と軽いのでIT407そのままではバランスが取れずに焦る。
とは言えっても、ウェイト交換までしなくても対応が可能。
IT407のウェイトは単純な円筒形ではなく、半球のような形状であるため、逆向きに刺すと軽めのカートリッジでもバランスが取れるからだ。

音出し開始。
組み合わせる機器との相性にうるさいとゆー趣旨の記事を読んだことがあったんで少々不安に思ってたが、心配無用の音。
音場の左右方向の広がりは強調されない(モノーラルっぽいと聴こえるかもしれない)。
結構ドンシャリ気味。
実測データを見ても2Khzを底にして低域方向にも高域方向にもなだらかに上昇しローエンド・ハイエンドはそれぞれ2~3db高い。
だが、音の彫りが深くて、綺羅びやかさ・妖艶さもあるので、廉価な機器にありがちな安っぽいドンシャリとは全然違う。
Jazzを聴いてみると楽音が活き活きと跳ねて回る。
Classicのフルオーケストラもまずは迫力重視で、金管の吠えっぷりは凶暴。
その一方で高弦のパートではゾクッとくるほどの妖艶さも。
「楽器型」ってゆー狙いからすると、ホントに大当たり。

ターンテーブル・トーンアーム・カートリッジ・トランス・フォノイコライザのすべてをEMTで揃えて聴いた音が本来の音だといわれる。
でも、そんな揃え方をしたら、他のカートリッジが使えない。
ワタシのターンテーブルはトーレンスのPrestigeで、トーレンスはEMTの兄弟会社。
トーンアームはEMTもIKEDAも重量級のダイナミックバランス型であることは共通。
EMTで揃えたわけじゃないけど、傾向としては純正組合せと同じ方向性だらう。
となると、あとは昇圧トランスか…
昨日はC2301の内蔵トランスを使ったが、上記のとおり上々の出来に思える音が出た。
このままで行くかどうかはもう少し考えよう(財布も軽くなっちゃったし)。


ここ数日の読書
読みかけの架空戦記読了。
堂場瞬一「ルーキー」(中公文庫)読了。
別の架空戦記に着手し、2/3まで。
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