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小編成にはSU-AX7を [オーディオ]

ここ3日間のSU-AX7。
と言っても、木曜は咳がひどくて会社を休んで寝てたんで、実質は水曜と金曜にポタ用途で持ち出してみた。

まぁ、こんな時季なんでイヤホンで使おうか。
そー思って、水曜の出掛けにリモールドtf10につないでみたら、う~ん、想定外に「ン、ン???」って音だった。
リモールドtf10には適度なボケ味が好ましいって評価をしているし、そのことが使いやすさにもつながってると思ってる。
だが、SU-AX7(エージング未了状態)に対しては「使いやすさ」は発揮されず。
焦点が合わずに、かつ、音場が奥に引っ込むよーな展開。
ピントがぼけてても音が前に出てくるなら、それはそれで聴けるんだが、奥に引っ込みながらのピンボケはつらい。
とゆーことで、水曜はイヤホンの中から相手を選ぶのを諦めて(出掛けで時間もなかったし)、ヘッドフォンの中からMOMENTUMを選択(水曜は気温がやや下がってたが、それでもMOMENTUMは耳にベタついて暑かった…)。

音の前に、金曜は何を選択したかを先に書こう。
木曜の会社を休んで安静にしつつ、もう1度のリモールドtf10とSE846(Whiplashリケーブル)でちょっとだけ聴いてみた。
やっぱり前者の印象は上記のとおりでダメだったが、後者は音場の広がりもナチュラルだし、よい意味での硬質な高音の艶やかさも健在のよーで、なかなかの出来。
で、金曜はSE846と組ませることが決定。

MOMENTUM(水曜)で聴いても、SE846(金曜)で聴いても、SU-AX7に対する印象はほぼ同じ。
小編成のアコースティックな楽曲(器楽曲を含む)に対する適性が極めて高い。
これはアコースティックなJazzでもClassicでも共通。
Classicの大編成オケについては決して悪い出来ではなく、一定水準の魅力的な音とゆー意味ではクリアしている。
しかし、小編成での出音のよさの前には印象が霞んでしまう。

小編成での何がよいのかといえば、各楽音の艶やかさや、楽音の位置関係の提示だ。
イヤホン・ヘッドフォンで聴いてるから頭内定位なんだけれど、ラウドスピーカーで小編成を聴いてる時の音を彷彿とさせる。
近年はやりの音場重視型の現代的ラウドスピーカーってゆーよりも、ゴージャズな音像重視型スピーカーで聴いてる感じがする。

この傾向が一層強くなるのがSU-AX7固有のK2。
これをオンにすると、音の隈取りがハッキリするし、件の楽音の音関係も一層明瞭になる。
上記のラウドスピーカーの例えで言うなら、JBLのブックシェルフからフロア型に換えた位にゴージャスさが増す(←ちょっとオーバーだけど)。
面白いのは間接音成分だ。
オンとオフで直接音・間接音の量的な比率が変わるわけではないだろーが、直接音・間接音の分離がハッキリするので、そのことにより聴感上は間接音が豊かになったよーな感じがする。
ホログラフィックな聴こえ方の要素が増強される。
もしかするとコレが原音追求派の立場では不自然に聴こえるかもしれないが、心地よく音楽を聴かせる上では魅力的だと思う。

偏見も含めて強弁すれば、キース・ジャレットとかのピアノトリオやクワルテットを楽しく聴かせるのはSU-AX7と言ってしまいたい気分。

以上は、iPod Touch3G(FLAC Player)とディジタル接続での印象。



最近の読書
ちょっとメモをさぼってたので、もしかすると1冊かそこら抜けてるかもしれないが、架空戦記(新書2冊分合本)、渡辺洋二「太平洋戦争日本の海軍機 11機種・56機の航跡」(光人社NF文庫)、湊かなえ「豆の上で眠る」(新潮社)読了。
湊の本作は、読んでる途中まではいつもの同名別人や別の時系列のハナシで錯覚させるストーリーなのかなと思ったら、オーソドックスな展開で驚いた。
フツーの展開であることで驚かせるのは狙ってのことなのか、偶々なのか(笑)

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