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ボストン・ポップスもショルティ・CSOも舐めちゃいかんね [「クラシック名録音究極ガイド」実聴]

二度寝で睡眠時間はいつもの自分比1.5倍。
おかげで1日スッキリ。
年休を2時間使っちゃったが、仕事の効率はすこぶるよかったので、よしとしよう。

今日のお供は、CK4+MH334(オヤイデにリケーブル)。
「クラシック名録音究極ガイド」を引き続き実聴した。

最初は、アーサー・フィドラーとボストン・ポップス・オーケストラのガーシュイン集。
アルバム標題曲の「ラプソディ・イン・ブルー」は、ワタシの好みからするとビミョーな出来だ。
「…ガイド」では積極に評しているが、最初は頼りなさ気で鳴っているオーケストラが徐々にスケールアップしていく、そーゆー中でピアノソロはあくまでも骨太に佇立。
この対比を録音の狙いととらえれば積極評価になるのかもしれないが、ワタシにはオケの音に骨格が感じられず、その一方でピアノは力強いとゆーチグハグさが気になって仕方なかった。
だが、c/wの「パリのアメリカ人には素直に脱帽。
元気に音が舞台を飛び跳ねてる様子が愉しい。
一幕ものの演劇でも視ているよーな愉しさだ。

次は、ショルティ・CSOのベト全から5番と4番(CD収録順)。
5番の1楽章を聴く限りでは、スポーツカーの疾走のように駆けていくクライバー盤やゴツゴツとした馬力溢れるヤルヴィ盤に比べると、ショルティ盤はただ実直なだけではないかと思われた。
まぁ、正直言って舐めてたわけだ。
ところが、3楽章に至って、「名録音」として選択されてることに納得せざるを得なかった。
オケ全体の強奏では音圧が耳に迫ってくるよーな聴こえ方をしつつ、分厚い音色の金管もキッチリと主張。
さらに、4番では1楽章が凄演奏・録音であることに驚愕。
いままで聴いたベト4の1楽章の中で最も力強い。
米帝のオケらしさをショルティが目一杯引き出した成果だろう。
ただ、刻みかけるよーな締まりのよい低音は聴き手にとっても体力を必要とする。
奏者も大変だろーが、聴き手のほうも「聴き疲れ」と対決しながらのリスニングを強いられるほど。
しかし、ワタシはこーゆー力感過剰の演奏が嫌いじゃない、とゆーか、むしろ好きなんで問題なし!

今日の読書
「米本土占領さる!」読了。
本作は、北鮮が亜細亜の覇者となり北米大陸に侵攻、これに対して米帝の市民たちがレジスタンスとして立ち上がる、主人公のジャーナリストはレジスタンスをアングラ放送で支援していく、こーゆーことを描いたもの。
だが、中共ならともかく、北鮮がそこまで強大になる設定には無理がある。
解説によると、本作はゲームの前日譚で、本家のゲームで中共が侵攻してくるハナシだったのが北鮮を悪者にするように変更されたとゆー経緯があったよーだ。
本作のできよりも米帝における中共ロビイスト活動のほうが余程恐ろしいとゆーのがオチかな……
嗚呼、恐ろしや。

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