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鮮烈な音のメシアン [「クラシック名録音究極ガイド」実聴]

今日のお供は、昨日バッテリー切れで空振りにしちゃった組合せで、CK4+Minibox-ES+Edition8。
以前この組合せを試したときは、mini-miniケーブルにノイマンを選んだら、ちょっと厚ぼったくなりすぎたことを思い出したんで、今日はオーグライン・プラチナ・ツインにしてみた。

聴いたのは、プレヴィン・LSOのメシアン「トゥランガリラ交響曲」。
これがえらく音の分離がよい。
EMI録音らしからぬ音だなぁと第一に思った。
ワタシのEMI録音の印象では、カラヤンのドヴォ8とかチャイ5のように疑似的にホールトーンを再生しようとしてなのか、ちょっと籠もり気味の音だったので。
だが、よくよく思い出してみれば、在仏の邦人作曲家・吉田進の「Enka」もEMI盤だったが、凄まじいほどの鮮烈さだった(もはや入手不能か)。
単純にレーベルでくくっちゃいいかん場合もあるのね。

さて、トゥランガリラだが、オケの編成が大きいはずなのに、混濁せずに各楽音がクリア。
こーゆー明晰さがないと、この曲は愉しく聴くことはできないだろーなと。
だが、反面で、10の楽章から成る交響曲なのに、一つの統一したテーマは感じにくく、10の掌編をバラバラに聴かされた感じがすることも否定できない。
ま、気に入った楽章だけ聴くんだと開き直ればよいのか?

実は、曲・録音・演奏ともに気に入ったのは、C/Wの「この世の終末のための四重奏」の方だ。
マスターテープの汚損によると思われる歪みが発生している箇所もあるが、総じて録音はクリアで、トゥランガリラよろも音がほんの少しだけ太め。
四重奏であるためなのか、大編成オケのトゥランガリラよりも奏者が丁寧な掛け合いをするためなのか、求心力のある曲だと思った。

今日聴いたのはこれだけなのだが、Minibox-ES+Edition8では、曲のクリアネスや編成の大きなオケのスケール感も及第点。
しかし、スケール感はもっと出てもイイはずだ。
帰宅後に、CK4+iQube+T5pで聴いてみると、T5pのほうがフワッと音場の空間の広さが拡大される。
やっぱりEdition8でオケを再生するのは難しいなぁ……
夏場のT5pは自殺行為なんで、T5pでメシアンを愉しむのは秋になるまでは家の中のみかな。

今日の読書
架空戦記1本読了。
コミックスは文庫版「JINー仁ー(13)」(最終巻)読了。
ラストはコミックス版もよいが、先月のドラマ版最終回もこれに負けない出来だと思う。

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