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SE535をSHC-100FSでリケーブル [オーディオ]

早寝をすると夜明けとともに目が覚めるとゆー老人生活な日々。
体調不良の時を除くと、ホント長時間寝続けるってことがなくなってきたわ。

昨日は、e-イヤホンからSAECのSHC-100FS(0.8m)が届いた。
SE535のリケーブル用に購入。
実はSAECのこのケーブルの前にnullのSHURE用ケーブルを発注していたのだが、nullの方は全然出荷される気配もない。
結果としては後で注文したSAECの方が先に届いた次第。
SE535用にケーブルを2本用意してどーすんだ?
と思ったが、後述の通りこれはこれで使い分けができそう。

そもそもSE535の純正ケーブルは、線材・被覆がごっついんで耳に回すと眼鏡のフレームと干渉する、長さがビミョーに長過ぎて持て余すの2点が使いにくかった。
音質以前の問題として、イヤホンの場合には装着感や使い勝手が悪いと、ついつい敬遠してしまう。
音としては気に入っていても、別の機種を選んでしまう。
今回入手したSHC-100FSは、しなやかなケーブルであり、また、0.8mとゆー長さはDAPをシャツの胸ポケットに入れて使う場合には丁度よい長さだ。

で、肝心の音質。
純正ケーブルでのSE535はHM-602との相性がよかったんで、今回のリケーブルでもHM-602で試聴開始。
エージングゼロの卸したての音は、ハッキリ言って、純正よりもよくない。
純正ケーブルでのSE535では、中低域(500~800Hzあたりか?)にふくよかさがあり、そのためヴォーカルを聴いてもオーケストラやピアノを聴いても心地よく聴こえる。
特にヴォーカルでは、この帯域が1~2db盛り上げるだけで、発声者の胴に響くような歌声になり、肉声に近い印象を受ける。
これがSHC-100FSにすると、フラットなバランスに変わる。
本質的には音質改善の方向なわけだが、反面でボロ隠しのご利益がなくなってしまう。
卸したてのケーブルはどんな場合も音がほぐれてくれないのだが、SHC-100FSもそのとおりで、フラットなバランスで音が固まったままとゆーのは聴いていて愉しくない。
だが、これはエージングで音がほぐれてくれさえすれば、フラットネスのよさが活きてくるだろーなと予測。
実際のところ、数時間鳴らしただけで変化が聴き取れた。
オケの低音、中音、高音がバラバラに鳴っているよーな聴こえ方だったのがちゃんと一体的な響き方に変わってくれた。

さて、音がほぐれ始まった段階(まだまだエージング進行中)での印象としては、純正ケーブルでのSE535が音楽を愉しく聴かせる音調であったのに対して、リケーブル後は正確なモニター調になる。
最初の印象では「純正よりよくない」だったのが「純正とは別の音」、「客観性ではリケーブル後の方が優っている」に変わった。
これに伴い、上流との相性も変化して、HM-602との組合せでは、同機の少々ノイジーなところが気になる。
DAPをCK4で固定して、PHPAをいろいろ試してみたところ(現時点では)、
1)無音部のホワイトノイズの問題を除き、iQubeで聴くとフラット志向同士の組合せで非常に相性がよい
2)音の勢いを付けるとゆー意味ではSTEPDANCEもよい(ソースによっては元気がよすぎるか)
3)まだ音がほぐれ切っていない状態ではP4でほぐすのも手(ほぐれ切ったら別の印象か)
というよーに3機種が好印象。
CK4+PHPA以外の選択としては、UMPC+DACportでは悪くない印象だが、C4では音がほぐれ切っていないところが強調された感じ(ほぐれ切ったら相性もよくなるかも)。

ここで一つ運用上の問題。
CK4+PHPAではシャツの胸ポケットに入れるのが難しい場合がある。
iQubeでギリギリ入るが、STEPDANCEは難しい。
しかし、今回入手したSHC-100FSの長さは0.8mなので胸ポケットに入れるしかない。
STEPDANCEの場合には、nullのケーブル(ホントにリリースされるんだろーな!)で運用とゆーことか。
図らずも、胸ポケットに入るかどうかとゆー物理的な制約で、SAECとnullの使い分けになりそう。

昨日聴いた曲
「クラシック名録音究極ガイド」からマゼール・クリーヴランドでプロコのロメジュリを聴いた(CK4+P4+SE535(リケーブル))。
多数のマイクを使用するよーになった70年代の録音らしく、各楽器の音がクローズアップされて聴こえる。
また、Dレンジも拡大し、ピアニッシモとフォルテッシモの音量差がとても大きい。
オーディオ的な意味では50年代・60年代に比べて進歩した音だ。
だが、楽器が左チャンネルから右チャンネルに移動していく演出のところでは位相が回っていて、イヤホンで聴くと気持ち悪くなる。
Dレンジも生のオーケストラで聴くよりも不自然に誇張しているよーにも感じた。
上記のようにケーブルのエージング中でのリスニングとゆーことは考慮が必要だが……

録音の出来は十全とは言えないためなのかもしれないが、映像なしでのロメジュリ全曲はさすがに飽きる。
それとも組曲版で聴くことに慣れてしまってるからなのかな?
ちなみに組曲版はムーティ・フィラデルフィア(EMI)のディジタル録音盤が、溌剌とした演奏と壮絶でしかも自然なDレンジの好録音で、ベストだなぁと思っている。

昨日の映画
WOWOWで「ディア・ドクター」を視た。
医療過疎地での村人に愛された医者がニセ医者だったみたいな人情ものと勝手に思っていた。
実際に本作を視てみると、ニセ医者であることがばれた後の村人の罵詈とか、逃亡後のニセ医者の描写とか、結構なブラック・ユーモアの趣もあって、深みのあるイイ作品だった。

昨日の読書
NHK取材班「日本海軍400時間の証言 軍令部・参謀たちが語った敗戦」(新潮社)に着手し、半分まで。
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