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オーディオソースとして「狩の歌」はずば抜けた水準 [「クラシック名録音究極ガイド」実聴]

今日はキレの鋭い音を聴こう。
そう思って選んだお供は、C4+333(須山のオリジナルケーブル)。
333の剃刀みたいな音調を整えるにはCK4直刺しで少し鈍らせる聴き方もアリだとは思うが、今日はキレまくった音にしたかった。

最初に聴いたのは、マルティノン・VPOのチャイコフスキー交響曲6番「悲愴」。
露西亜のオケと違って、どんな音なのかなと期待半分、不安半分で聴き始めたが、想像以上に鋭い音だ。
俗に言う「露西亜っぽさ」の要素は感じない。
333で聴くと、その先鋭さが強調され過ぎる傾向はある。
もう少しゆとりを感ずるヘッドフォン・イヤホンのほうがバランスよく聴くことができそうだ。

2枚目は、クレマン・ジャヌカン「狩の歌」(アンサンブル・クレマン・ジャヌカン)を選んだ。
ふだんは全く聴かないジャンルだし、このアルバムも事前の情報ゼロで聴き始める。
音楽としてどうこう言う以前に、その録音の素晴らしさに驚く。
ふつーの2チャンネルのステレオをイヤホンで再生しているだけなのに、なんとゆーサラウンド感。
5人の歌手に四方を囲まれているよーな錯覚を覚える。
なまじ歌詞が分からん状態で聴いたのがよかったのかも。
これで意味がわかったら、ぐるりと取り囲まれて責めたてられてたよーな気分になったかもしれない。

「狩の歌」は昼休みに聴いたのだが、オーディオソースとしてとても愉しかったので、通勤復路でももう1度聴いてしまった。
今度は、音場提示がヘッドフォン離れしているHD800でも聴いてみよ~かなと。

今日のテレビ
テレ朝で今日からスタートの佐藤浩市主演作「陽はまた昇る」を視た。
ストーリーは骨太で、警察学校が舞台なので、警察ものと青臭い青春ものの両方を一度に味わえるところもよいが、そーゆーのを企画倒れに終わらせないのが佐藤の芝居。
喚き倒すだけの役者とゆー印象があったけど、随分と上手い役者になったなぁと素直に感心。

今日の読書
樋口毅宏「テロルのすべて」(徳間書店)読了。
長谷川和彦監督の怪作「太陽を盗んだ男」へのオマージュなんだね。
何を書いてもネタバレになっちゃいそうだが、読みながら「そーだ、そーだ」と、けし掛けたくなる気分と、核の圧倒的な暴力への不快感との間を行ったり来たりしながら読んだとゆーことだけメモしておく。

続いて、山本宏「MM9 ーinvasionー」(東京創元社)に着手し、1/3まで。
MM9のドラマ版は色んな意味で肩透かしに終わった感を否めないが、小説のシリーズ第2作は期待を裏切らないよーだ。
先を読みのが愉しくてしょうがない。

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