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上流を変えてSR-71Aを追試 [オーディオ]

昨日、「SR-71Aの音の滲み」という記事を書いたが、実はアップした後も気がかりだった。
SR-71Aの音をそのように決めつけてしまってよいのかと。

そこで追試。
上流を変えてみた。
ギリギリ「ポータブル」って呼ぼうと思えば呼べるかなって大がかり(?)な環境を組んだ。
ポータブルCD(SONY D-E707)のオプティカル・ディジタル出力を、外付けDAC(SOtM m-DAC 2v)につない で、DACのRCA出力をSR-71Aに入力。
ヘッドフォンは昨日と同じくT5p。
m-DAC 2vは輸入元の意向で外部電源ユニットが日本では入手できないので、USBバスパワーで使うしかないのだが、今日はいつもの外付けバッテリーTakkeon MP3450のUSB電源出力から電源を取った。
家庭用ACアダプタは使っていないので、実用性はともかく、ギリギリ「ポータブル」かな~。
ちなみにエネループモバイルブースターから電源をとることも可能だが、音質上の理由からMP3450を選択した。

さて、このギリギリ「ポータブル」環境を上流に据えてSR-71A+T5pを聴いてみると、昨日の記事で書いたような欠点は相当改善され、各楽音は気持ちよく分解してくれる(ベルグルンドのショスタコーヴィッチ交響曲7番1楽章、同11番4楽章)。
チャック・マンジョーネ「サンチェスの子供たち」では、据置機環境に匹敵するほどの力強さ、泥臭さを味わえた。
こうなると、T51との相性を疑ったほうがよいのかもしれない。

これに付随して気づいたことが2点。
一つは、ポータブルとはいえ、ちゃんとしたDACを使うとCDの音はとてもよいとゆーこと。
可逆圧縮(FLAC、ALAC)ならCDとの再生音の質の差はほとんどないはずなんだが……
最近は、家の中でもリッピングしたソースを使って聴くことが多かったのだけれど、もう少しCDをそのまま聴く機会を増やした方がよさそうだ。
少なくとも新しく買ったCDの録音の素性を知るためには、CDでちゃんと聴かないとね。

もう一つ気付いたことは、m-DAC 2vが電源の差に敏感に反応するとゆーこと。
最初は電源にエネループモバイルブースターを使ってみてから、電源をMP3450に代えてみた。
たかだか5VのUSB電源出力なんで、大した差はあるまいと思ってたのだが、聴いてみるとかなりの差が聴き取れる。
MP3450にすると音の重心がぐっと下がり、音の密度が上がる。
電源でこれほど変わる代物なら、USBバスパワーにこだわらず、外部電源ユニットを日本でも販売してくれたらいいのにと思う。

SR-71Aの追試のつもりで聴き始めたが、この組合せでの音が気に入ってしまった。
クセになるわ。
でも、実際にポータブルで使ったら狂人扱いされそうだな。
「いまどきポータブルCD?」
「何だか土方の弁当みたいな大きな箱(m-DAC 2v)につないでるぞ」
「おまけに煙草の箱位の黒い機械(SR-71A)も使ってる」
「なんか危ないんじゃないの?」
とゆーよな声が聞こえてくるよーだ(ん、被害妄想?)
せいぜい友人の家に持っていくのがいいところか……
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プルーデンス

お久しぶりです。明けましておめでとうございます。

この度、念願の(?)westone4を入手したので報告を。
本当はck100proとie80を聴きに行ったんですが、なぜかwestone4(^_^;)

westone4は最初は曇っててパッとしない印象だったのですが、単体の楽器を特別扱いせずに全体を鳴らすという方向性に妙な新しさを感じました。
今まで楽器や声の技術や音色ばかりに囚われていた自分に、曲そのものの良さを再発見させてくれたので、コレもアリかなと。
ザ・バンドやカーペンターズ、サイモン&ガーファンクルなど、SE535や10proで鳴らすと「ちょっと違うな」って思っていたアナログな味のある音源をすごく普通に(笑)鳴らしてくれ、逆に新鮮です。


それでは、今年も貴方が良い音楽と共にありますように。
by プルーデンス (2012-01-06 01:44) 

ms061027

明けましておめでとうございます。

Westoneは昔UM2という機種を使ったことがありましたが、その後は全然手にしてませんでした。
でも、イイ意味での泥臭い表現は上手なイヤホンを作るメイカーですよね。
by ms061027 (2012-01-06 22:42) 

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