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PHPA2台持ちは愉し [オーディオ]

今日はPHPA2台持ち。
昨日の教訓から、どちらのPHPAでも使用の5~10分前に電源を入れ暖機してから聴き始める(これからはこの儀式を忘れずに励行)。

通勤往路と昼休みのお供は、CK4+STEPDANCE+DT1350(mini-mini赤ベルデン)。
DT1350の低音は密度が緩めだったり、高域の伸びが感じにくいときがあったりするんで、STEPDANCEで輪郭を強調したキャラを付加。
この破れ鍋に綴じ蓋加減で、クラシックを聴く。
ノイマンのドヴォルザーク交響曲9番からスタートする。
何の瑕疵もない音なんだが、もの足りなさも感ずる。
この録音はDENONのPCM録音初期の作品と記憶しているが、ヴィニール盤LPで聴いてたときのほうがDレンジが広かったよーに思える。
スペック上はヴィニール盤よりもCD(からリッピングしたFLAC)のほうがDレンジを確保するうえで有利なはずなのになぁ。
う~ん、その昔「LPのくせにDレンジが広いなぁ」と感心した記憶が未だに忘れられないとゆー心理的な問題なのかもしれん。
昼休みに聴いたのは、ヤルヴィのベートーヴェン交響曲2番とモントゥーのベートーヴェン交響曲7番(3・4楽章のみ)。
ヤルヴィ・独カンマーのベト全の中では、この2番がイチバン好きだ。
雄渾無比なり。
一方、モントゥーは再生機器によってフレッシュな音質で再生されることもあれば、録音時期相応のホコリっぽい再生音になってしまうこともある。
今日の組合せでは前者であったので、まことに結構なこと。
やっぱりSTEPDANCEの高音は凶暴なとこがあるなぁと思うのは3楽章の初めの無音部分でのヒスノイズが強いことで分かる。
ヒスを無理に抑制せずにリマスタリングしたとゆーことなのかもしれないが、他のPHPAで聴くよりもSTEPDANCEでは強めだ。

通勤復路のお供では、PHPAをThe Portaphile627に換える。
低音・高音を強調しDT1350の弱点を補うとゆー狙いは、今日使ったSTEPDANCEとThe Portaphile627のどちらにも共通。
違いといえば、STEPDANCEがアッケラカンとした音なのに対して、The Portaphile627のほうがホンのすこしだけ粘り腰な音とゆー違いがある。
キース・ジャレット・トリオ「The Cure」(←最近登板回数多し)、上原ひろみ「Place To Be」の2枚のジャズにはこの粘り腰のところがよく合う。
音のほうはと言えば、かぶりつきの、距離の近い再生音であるのが特徴的。
距離の近い音はジャズを聴くには悪いわけではない。
むしろイイかも。

DAPとヘッドフォンを固定で、PHPA2台持ちの運用をすると愉しいなぁ。
ヘッドフォンの音の違いは誰でも分かるけど、それに比べるとPHPAによる音の差は小さい。
小さいけれど、確かに違いがある。
そのことを愉しみながら確認できる運用方法だ。

それから、今日改めて思ったのは、DT1350も卸たてのときとは随分と違う音を出すよーになったなぁと。
ヘッドフォンは物理的に動く箇所のある機械なのでエージングの効果もあるだろーと思う(エージングはプラセボだとゆー説もあるが、ヘッドフォン・ラウドスピーカーのエッジが柔軟になるのは事実だ)。
でも、エージングに加えて、使い手のノウハウによるところも大きいんじゃないのか。
このヘッドフォンの足りないところをあのアンプで補おうとか、このソースを聴くのならアンプのキャラクターで補完しなくてもいいんじゃないかとか、そーゆー使いこなしを意識的に、又は無意識下で行えるよーになるんで、卸たて(=ノウハウ未蓄積)での音と違った音で鳴ってくれる。
今日のPHPAの選択もそうだし、mini-miniに赤ベルデンを使ってることもその一環。

今日の読書
「禁断 二・二六事件」読了。
2・26の書籍を立て続けに2冊読んだのは、三百代言上がりの西国の首長が危なっかしくも怪しげに思われてならなかったんで、「維新」を標榜する輩のことを学んでおこーかってことで。
議会主義民主制を信頼せず、どこに至りたいのかよりも行く手の障害となる旧体制を壊すことに興味を憶え、象徴的な敵を設えることで衆愚の受けを狙う。
よく似てるねぇ。
既成政党・軍閥・重臣打破←青年将校
既成政党・公務員が諸悪の根源←三百代言
ゆめゆめ信用するべからず。
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