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今日は餃子も音楽も読書も充実 [音楽]

会社の帰りに神保町の餃子の老舗スヰートポーヅへ。
フツーの餃子とちょっと違って、肉饅の中身を餃子の皮で包んだよーな感じだが、時々食いたくなってしまう。
店内で若い会社員4人が初めて食ったらしくワイワイと楽しそーにしてた。
聞こえてきた会話。
「新橋って旨いお店多いですよね。チェーン店じゃないのに旨いとこが!」
う~ん、今時の若い人たちにとっては「チェーン店=旨い」、「非チェーン店で旨いのは珍しい」ってことなのか…
オッサン世代にとっては「チェーン店=当たり外れがない凡庸な味」、「チェーン店で旨いのは珍しい」って感覚なんだけどなぁと思ってしまう。
まぁ、今後は若人たちがスヰートポーヅみたいな非チェーン店での美味の経験を積んでくれることを祈ってる。

さて、今日のお供は、DX100+MOMENTUM。
キリリとした感じに音をまとめたかったらオヤイデにリケーブルするが、今日は温和なバランスのよさを味わいたかったんで純正ケーブルを使用。
DX100の情報量の多さに支えられて、MOMENTUMのバランス重視の音でも、もの足りなさは微塵も感じない。
聴き心地のよさと、シッカリとした聴き応えの按配がよく、聴いててホントに愉しくなった。
スヰートポーヅのあと喫茶店に立ち寄って、リスニング時間をタップリとった。
そのおかげもあって、今日は通勤の往復・昼休みも合わせて、CD約6枚分を聴いた。
①キース・ジャレット・ヨーロピアン・クァルテット「My Song」、②・③スザンヌ・ヴェガの新譜「SOLITUDE STANDING LIVE AT THE BARBICAN」(2枚組)、④チック・コリア&ゲイリー・バートン「In Concert」(2枚組の1枚目のみ)、⑤ギレリス&メータ・NYPOのチャイコフスキーP協奏曲、⑥ヤルヴィ・独カンマーのベートーヴェン交響曲4番&7番の6枚だ。

スザンヌ・ヴェガのライヴ盤はとても期待していた。
まぁ、音も大変クリアで歌唱も上手い。
でも、バックバンドに負けちゃってるところがチラホラ。
声量が衰えたのか、バンドメンが頑張りすぎちゃったのか、録音屋がミキシングのバランスをしくじったのか……いろいろ妄想してしまう。
スザンヌ・ヴェガの歌そのものに焦点をあてるのなら、セルフ・カヴァーシリーズの「Close-Up vol.1~vol.4」のほうがイイかなぁ。

ハードウェア(DAP、ヘッドフォン)に助けられたのは、チック・コリア&ゲイリー・バートンとギレリス&メータの2枚だ。
前者は中高域にピーキーな音を含んでるし、後者は1楽章のアタマなどでオケの音が荒れてるところがある。
だが、温和なバランス重視でハードを選択したご利益はテキメンで、ピーキーさも音の荒れも気にならない程度に抑制される。
オーディオの王道が「ソースに忠実に」とするのなら、こうした録音の咎をさらけ出すほうが当該王道に即しているといえるかもしれないが、「録音のよし悪しではなく演奏を愉しむ」とゆー意味では今日の組合せのほうが成功だ。

今日の読書
東雅夫編「怪獣文藝」(メディアファクトリー)に着手し、半分まで。
並行して読み始めた、小森陽一「天神」(集英社文庫)は読了。
この「天神」だが、空自のパイロット候補を主人公とした航空小説だ。
隣国との戦闘シーンもなければ、ブルーインパルスの壮絶な訓練の様子が描かれてるわけでもない。
パイロット候補がパイロットになるまで(又はパイロットを諦めざるを得なくなるまで)の過程をリアリティを重視しながら描く。
戦闘シーンはないのに、このパイロットになるまでの過程も立派な「闘争」なんだなと思う。
「訓練中のトラブル→惨事回避のため衝撃的行動→組織の論理による評価→ラストでの逆転劇」に至る描写の緊迫感のメリハリは素晴らしい。
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