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若杉弘・SKDの3枚組のサウンドバランス [音楽]

大枚はたいて新品交換とあいなったK3003復活初日。
DX100+K3003で若杉弘の指揮するシュターツカペレ・ドレスデン(SKD)3枚組を聴いた。
ワーグナー集(録音84年)、ベートーヴェン交響曲3番(同85年)、マーラー交響曲1番(同86年)の3枚だ。
このうちマーラーは単売されてたときに聴いてたが、ワーグナーとベートーヴェンは初聴。

録音年順に聴き進んだが、ワーグナーではちょっと想像と違った音が出てきた。
SKD=いぶし銀サウンドとゆーつもりで聴き始めたのに、出音はキンキンのハイ上がりな音で、しかも打楽器フォルテシモでは歪んでるよ。
2枚目のベートーヴェンでは曲そのものにパルシヴなところが少ないせいもあって、歪みが気になるよーなことはなかったもののやっぱりハイ上がり。
でも、エロイカではこのハイ上がりなところが高弦合奏部の各楽音を分解して聴かせるよーで、これはこれで「アリ」だなと思わせる。
最後のマーラーは以前聴いた時の記憶どおりの音で安心した。

さて、これはどーしたことか?
録音年順にまともな音に変化したところを見ると、録音陣が徐々にSKDの音を捉えるのが上手くなっていったってことなのかな。
もう1つの仮説はK3003がエージングなしの卸したてだから全般的にハイ上がりな印象だったのかとゆーこと。
まぁ、どっちの要素もあるんだろーな。

帰宅後に、手持ちのヘッドフォンの中で最も篭った音の出るヤツで聴き直してみた。
DX100+MDR-Z900(HDの付かない無印)でエロイカを聴いた。
この組合せでは非常によい。
帯域バランスもオケらしいバランスで聴こえるし、いぶし銀らしさも感じられる。
まぁ、Z900で聴いて丁度よいってことは、裏返して考えると、録音に結構クセがあるって証拠でもあるけど。

今日の読書
麻見和史「石の繭 警視庁殺人分析班」(講談社文庫)読了。
犯人が最後に監禁したのは誰なのか、作中で晒されるまで分からなかった。
上手いなぁと思う。
シリーズ第1作からテンションの高い作品だった。
講談社ノベルスでは4作まで出てるよーだが、文庫化を待とうか、ノベルスで読み進めちゃおうか、ちょっと悩ましい(悩ましく思ってしまうほどの上々の出来って意味で)。
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