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同じバランス化でも、333とMH334では… [オーディオ]

2時間ほど仮眠で、こんな時間に目が醒めてしまった…
でも、火曜に聴いた音が大変印象的だったので、記憶が薄れんうちに記録しておこう。

月曜、帰宅してみると宅配便の不在通知が入ってた。
MOON AUDIOの須山用バランスケーブルだ。
火曜も早くには帰れないと分かってたんで、再配達の依頼はせずに、火曜の朝にクロネコの営業所で直接受け取ることにした。
で、出勤前にドトールで開梱して使用開始。

とゆーことで、火曜のお供はHM-901+333(バランス)。
ドトール店内、通勤往路、昼休みの2時間半は、音が全体に曇っていて余り冴えない音だった。
まぁ、エージングなしの卸したての音としては、こんなもんだろと諦めとゆーか納得とゆーか…
でも、初期エージングもだいたい済んだのか、通勤復路からは本領発揮。
総武中央線が一時止まってたせいでエクエルシオールで待機してた時間も含めて、帰宅までにに2枚分聴けた。
聴いたのは、キース・ジャレット・ユーロピアン・クァルテット「My Song」とクライバーのベートーヴェン交響曲7番(バイエルン国立の方)の2枚。
いつもの333の音に比べて、圧倒的に骨太な音。
しかし、聴感上の歪率が極小のためか、聴き心地は柔らかな印象で、クラシックもジャズも優しい音に聴こえる。
薄刃の剃刀のよーなソリッド感のあるとゆー印象だった333から、こーゆー音が出るとは驚き。
だが、これならWhiplash(HD6xx用ケーブル)にリケーブルした333をDX100で聴いたほうが、333の持ち味を活かしてるのかもしれんなぁとも思った。

これでは須山のバランス化はあまり意味がなかったのかって感じだ。
しかし、帰宅後にバランスケーブルをMH334に付けて聴いてみたら、ガッカリ感は雲散霧消。
MOON AUDIOへのリケーブルで333は骨太な音に変わったのと好対照に、元々が足取りの重い音のはずのMH334はリケーブルで軽快な音に変貌。
音の重い・軽いとゆー観点では、同じケーブルなのに333とMH334では真逆な反応なのが面白い。
で、リケーブルしたバランス駆動のMH334は軽快さが加わっただけではなく、音の出方がとても俊敏になったので、リケーブル前よりも細かい音が聴き取れるよーになった。
この俊敏さ・音の情報量の多さは、UE900のバランス化で感じた音の変化と同一方向の変化だ。
ちょっと試しに聴いてみよーと思っただけだったのに、気がついたらブーレーズのストラヴィンスキー春の祭典・ペトルーシュカ(CBS盤)を最後まで聴き通してた。
水曜は、この組合せ(HM-901+MH334(バランス))でじっくり聴いてみよう。

月曜・火曜の読書
三咲光郎「蒼きテロルの翼」(祥伝社)読了。
昭和初期のテロ(血盟団事件~5.15事件)を背景に海軍次期主力戦闘機を巡る策謀の謎を、現代のライターが解き明かしていく。
よくあるパターンの構成だが、過去の出来事の節目節目に現代目線での動きがはさまる。
でも、本作では現代のFXを巡る策謀、解き明かそうとする者を排除しよーとする暴力等々が徹底して二重写しになってる。
ここまで徹底したら大したもんだと思う。
文体のセンスがちょっと古い感じがするのも、昭和初期を描くにはよく合っててこの点も好印象。
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