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レイトショウで五十六 [映画・テレビ]

今日の昼食・珈琲のお供は、CK4+The Portaphile 627+EPH-100。
EPH-100はキッチリと耳の奥まで装着すると、抜群の遮音性を発揮するが、低音の量が多めの音で鳴る。
バランスを補正するには中高音~高音が気持ち強めに出るのを上流に持ってくるほうがイイだろーなってことでの今日の組合せ。
村治佳織「ポートレイツ」では弦の奏でる直接音が胴の共鳴でモジられるよーな傾向で上手くない(アルバムの途中で聴くのを断念)。
そのかわりオケものにはこのバランスが丁度よい(聴いたのはビシュコフのラフマニノフ交響曲2番)。
オケをシッカリとしたピラミッドバランスで聴かせることを考えると、とても15K円のイヤホンとは思えない。
だが、オケ以上によかったのがヴォーカルものだ。
玲里「KISS AND FLY」ではバックバンドがパワフルで、喩えて言うなら、PA装置をワンランク上のものに換えたみたい。
エリン・ボーディ「A Cole December Night」も同様に聴き応えあり。

今日の映画
レイトショウで「聯合艦隊司令長官 山本五十六」を視た。
コレは、一般的な映画ファンにはちょっとウケが悪いかもしれない。
戦史・昭和史マニアなら支障はないが、そーじゃないヒトには説明不足すぎる。
聯合艦隊と軍令部の関係を知らないと、なぜ南雲・草鹿が山本の言うことを軽視して、永野軍令部総長の言うことに重きを置いたのかわかりにくい。
それ以前に、伊武雅刀が演じているのが永野修身だとゆーことも作中では言及がなく、事前にキャスティングを確認しておかないと南雲が誰に指示を受けているのかわからない。
吉田善吾の海相辞任も数秒の表現。
これなら吉田辞任について何も触れない方がましだ。
せめて戦闘シーンのCGでも楽しめればと思ったのだが、それっぽく見せるために、わざと粒子を粗く処理しているのがあざとく感ずる。
と、まぁ、戦史ものとしての出来はB級だが、役所広司の演技はなかなかよかった。
戦前~ミッドウェイは山本五十六っぽくないなぁと思ってみていたが、ラバウル以降は史実の山本にも三船の演ずる山本にも似て、これぞ山本五十六だと思わせてくれた。
ポイントとしては1勝2敗(勝ち=役所の演技、負け=説明不足とCG)かと思ったが、エンディングロールの小椋佳の歌う主題歌がまったく映画に合わず、1勝3敗というべきか。
う~ん、期待が大きすぎたんだろーか……

今日の読書
富樫倫太郎「SROⅣ 黒い羊」 (中公文庫)読了。
宿敵キラークィーンはほんの少々出てくるだけなので、シリーズ全体からするとインターミッションみたいなもんか?
とは言え、本作の犯人の設定も相当にエグイ。
これに抵抗がなければ、前3作を読んでなくても、十分愉しめる。

iModの復権? [映画・テレビ]

昨日は、一昨日の帰り(身体を斜めにした姿勢で満員の都営新宿線・京成線で帰った)のせいで、肩やら腰やら筋肉痛。
夜は仕事がひと段落ついたので神田の四川一貫にて打上げ。
前菜、青菜炒め、茄子旨煮、鶏唐揚げ、砂肝唐辛子炒め、陳麻婆豆腐、海老チリ、春雨炒飯、翡翠貝柱スープ、果物の全10品で5,000円のコース。
四川といっても、飛び上るほどの激辛ではなく、香りや酸味とのバランスもよく、スルスル食べられる味付けで、ハレの料理というより「レベルは相当高いが、日常使いしたくなる」って感じ親しみやすい中華屋だった。
特に感心したのは油を使った揚げ物・炒め物の割合が高いのに、胃にもたれることが皆無である点だ。
近所にあったら週2か週3で通いたくなるところ。

筋肉痛と満腹感で、昨日は早々に沈没。
忘れぬうちに昨日の記録をメモ。
昨日のお供は、iMod+The Continental+Edition8。
数日前からiModの使用を再開したが、CK4(と今は亡きS:Flo2)で慣れた耳には音場のスッキリ感に欠けるところはあるが、その分だけiModの音の暖かみが魅力的。
soloもウォームな音調だが、サラリとした感じ。
これに対してiMod(+ケーブルに仕込まれたBGのコンデンサ)の音はムッチリ感のあるウォームさ。
これにメリハリ感の強いThe Continentalと組ませると、Edition8の弱点を補えるかなと。

ワタシの思うEdition8の弱点は、中低域が凹んでるところ。
器楽曲、音数の少ない小編成、ヴォーカル、ソロパートなどでは中低域の弱さは目立たないが、オケの多くの弦楽の音の重なり合いみたいなとこの表現は上手くない。
中低域の薄い音が重なった時に、その音の重層が厚みにつながるのではなく、弱みを強調して聴かせているよーな気がする。
これを上流のムッチリ感で補えるかとゆーのが昨日の狙い……だった。

しかし、基本的にトリアタマで考えたことをすぐに忘れてしまうタチなもんで、機器を選択した時の狙いをコロッと忘却。
ムッチリ感で救おうとしてたのはオケ曲だったはずなのに、昨日は結局オケを聴かずに終わった(う~ん、ボケが入ってきたか……)
聴いた曲は、スザンヌ・ヴェガ「Live at duo Music Exchange Vol.8」、中本マリ「Voice」、エディ・ダニエルズのブラームス・クラリネット五重奏曲。
いや、どれもイイ音でなってくれたから、その点では文句はない。
それどころか、単に「イイ音」っていう以上の出来で、上記の偏ったジャンルの曲を聴いただけでも、Edition8の新しい面を見せてくれたほどなので、大きな収穫はあった。
だが、オケでどーなるかって考えてiMod+The Continentalを選んどきながら、オケを聴かずじまいだった自分に呆れてしまってねぇ。
ま、これについては連休中に試してみよう。

昨日の読書
「警官の条件」読了。
前半の複数のストーリーが終盤に向かって1つの筋に収斂していく。
とても手慣れた上手い構成なのだが、上手すぎて(展開が滑らかすぎて)終盤への展開が前半よりもテンションが下がってしまった気がする。
たぶん1日で最後まで一気に読むか、そうでなければチョットずつ数日に分けて読めばよかったかもしれないが、緊張感の高い前半を読んだ翌日に後半をラストまで読んでしまうと、前半と後半の差が気になってしまう。
それと前作の「警官の血」の出来が素晴らし過ぎて、本作への期待のハードルが高くなっちゃったところもある。
「警官の血」ぐらいにゴツゴツした展開のほうがワタシは好きだ。

ハイビジョン化されたウルトラQに驚愕 [映画・テレビ]

WOWOWでハイビジョン化されたウルトラQ(モノクロ)を視た。
カラー化ウルトラQのブルーレイは既に予約済みで(8月・12月発売)、それにはモノクロハイビジョン版も収録されてるから慌ててWOWOWで視ることもないかと思ってたのだが、これは視てよかった!
これまでウルトラQのソフトは、レーザーディスク、DVDと視てきたが、新しいメディアでリリースされるたびに画像がクリアになっていった。
DVD版も随分と上等な画質だと思ってたので、ハイビジョン化もその延長くらいのもんだと思ってたのだが……
今日のWOWOWでハイビジョン版を視ると、もはや延長ではなく、別の高みの映像になってた。

ハイビジョン版で視てイチバン得心したのは、オリジナルが異例の35mmで撮影されたことの意味だ。
細部は潰れずに、陰影の出し方も深い。
桜井浩子演ずる女性キャメラマンの持ってるカメラのカバーの革の質感。
ゴメスの体毛や登場人物の衣服のしわ。
挙げればキリがない。
8月にカラー版のブルーレイが来るのも楽しみだが、その前にWOWOWでモノクロ版も全部チェックだなぁ。

その後、日本映画専門チャンネルで録画したまま放置していた「裸の十九歳」、「凶弾」の2本を視たが、どちらも独りよがりな目線でのハナシの展開でついていけず。

夕方涼しくなってから散歩。
散歩のお供は、C4+MH334(オヤイデケーブル)。

村治佳織「Transformations」ではギターの胴鳴きがオリジナルケーブルよりも少なめながら、このオヤイデケーブルによるバランスの方が適正じゃないかと思う。
大編成オケも聴いてみよう。

ブーレーズ・クリーブランドのマーラー7番終楽章、フェドセーエフ・モスクワ放送soのチャイコフスキー5番3・4楽章を聴いた。
マーラーのフォルテシモでは低音が飽和するギリギリのところでバランスを保つ。
まだ試していないが、たぶん純正ケーブルでは低音が出過ぎて飽和してしまったかもしれない。
一方、チャイコフスキーの方は歪み感がグンと減ってクリア。
冷たい音調ではなく、人肌のような暖かみのある音であるが、濁りはほとんどない。
だが、ヴィニール盤時代に聴いたフェドセーエフの印象に近いのは純正ケーブルによるバランスかもしれない。

最後は、上原ひろみ。
何を聴こうかと迷ったが、結局、上原のアルバムの中で最も好きな「Place To Be」を選んだ。
オヤイデケーブルを付けたMH334で聴く「Place To Be」は、ちょっと333で聴いたときの音と似ている。
ストレートで直撃してくる感じ。
これも悪くないが、333とは一味違うMH334の音で聴こうとゆーなら純正ケーブルで聴くべきかなと。

推測も含めてだが、今日聴いた曲の中では、オヤイデと純正では2勝2敗の引き分け。
村治とマーラーはオヤイデ、チャイコフスキーと上原は純正とゆー結果。
う~ん、両ケーブルともに携行して、曲に応じて付け替えるのもイイかなぁ?
でも、あんまり付け替えを頻繁に行ってると、MH334側の端子がバカになる心配もあるしで、悩ましや……

今日の読書
「まもなく電車が出現します」読了。
どの事件もどーとゆーことのないモノ(あまり深刻ではない)ばかりなのに、その謎解きがキチンとミステリーの流儀にかなってるところがイイ。
収められた5編の中では最終作「今日から彼氏」に唸らされた。
この短い掌編の中で、ちゃんとミステリーもこなした上で、青春小説としても巧いという傑作だ。
5編はどれも面白く、よい出来の短編集なんだけど、惜しむらくは「あとがき」が著者の才気走ったとこが出過ぎで、少々あざといかと思った。

革命篇を視てきた [映画・テレビ]

ちょっと仮眠したら変な時間に目が覚めてしまった…
これだから連休があると生活時間が狂っちゃうんだよなーと分かっちゃいるけど。

さて、日曜は近くのシネコンがよーやく営業再開となったので「SP THE MOTION PICTURE 革命篇」を視てきた(先週の封切日から営業中止だったので、当地では協が実質初日)。
普段はレイトショーとか毎月1日の割引ばかりだったんで、まともに正規料金で視るのは久々。
営業時間が夕方までなんで仕方ない。
それでも、電車がちゃんと走ってて、映画館に人がたくさん集まる状況が帰ってきたのは嬉しいことだ。

アクション・ミステリー映画のネタバレを書くのも無粋なので、役者とか小ネタに着目して何点かメモ。
1)堤と香川の芝居、特に顔(表情)での芝居が気合入り過ぎなほどで、岡田のアクションの印象が飛んじゃった。
2)公安2人組(野間口と春田)は相変わらずイイ味で、ワタシは春田演ずる公安係長の「めんどくせぇ」がお気に入りだ(日常生活でもコレ、使っちゃいそーだ)
3)叛乱側追加要員の女性SPを演じた入山は髪をショートにしてイメージが大分変ったが、このほうが「底意地の悪さ」を演ずるには似合ってる(4月からの昼ドラも期待できるかも)。
4)甘ちゃんな官僚が揃ってズル休みで「革命」の高見の見物を決め込んでいるが、防衛大臣秘書官が国会開会中に休むのは、ちょっとムリ筋。
5)回想シーンにおける堤と香川の学生・子供時代の子役が本人たちと似てて笑える(メイクのおかげ?)

聴くほうは、船橋・本八幡往復とエクセルシオールで一休みしただけなんで、つまみ食い風に聴いただけ。
前の記事の「線の細い音」の逆を張って、C4+ESW9にしてみたが、低音のボワボワっとしたところ、密度が薄いくせに量だけは多いところが気になってしまう。
帰宅後に、もう1つの「線が細くない」機種として、HD25-13Ⅱでも試してみたが、やはり密度不足で紙っぽい。
ワタシの耳は、どーやらT5p(屋外)とかLCD-2(屋内)に慣れすぎちゃってるみたいだ。

お遊びで、C4のSPDIF出力をHM-801の同軸ディジタル入力につないでみたり、soloのSPDIF出力をC4の同入力につないでみたりと、試してみたが、どれがよかったかをちゃんと聴き分けずに「あ~面白ぇ」と不真面目に聴いてただけ。
こんな組合せ、外に持ち出すことはあり得ないんで、どーにも真面目に視聴する気持ちになってなかった。
イチバンあり得ないほどの多重構成としては、「Touch3G+solo(DDC機能のみ)+C4(SRC機能のみ)+HM-801(DAC機能のみ)+PHPA」が考えられるが、さすがにバカバカしくて試していない。

今日のテレビ
WOWOW「深追い」を視た。
鶴田真由の高校時代を演じた藤本泉が可愛らしくて高評価。
品性を失う前の奥菜恵を濾過した感じだ。
一方、交通課婦警役の佐藤めぐみは、徐々に年齢相応の顔つきになってきた。
やはりピークは金八先生パート6のときかなぁ……

今日の読書
誉田哲也「感染遊戯」(光文社)読了。
姫川シリーズの脇役3人が主人公の短編3作と、これらの事件が全部つながっていたことを解いていく中編1作からなる連作集。
官僚叩きがステロタイプだったり、実行犯(のうちの何人か)の動機が理解不能だったりするところは興ざめだが、上記の4作の構成は巧い。
深く考えずに読み飛ばすには最適かな。

映画(@1,000JPY)×3本 [映画・テレビ]

明日から4週間ばかり仕事がちょっと忙しくなる予定なんで、その前に年休取得。
シネコンで毎月1日は1,000円の特別料金で視られるから、今日は映画三昧。
と言っても、視たくて視たくてしょうがない映画があったわけではなく、1本1,000円ならイイかなくらいのもんが溜まってたんで、やや消化試合風。

1本目はキムタク版「ヤマト」。
戦闘艦で子作りしてんじゃねぇよとか、砲塔の動き方が速すぎてまるでダイキャスト製のオモチャがカチャカチャ動いてるみたいだぞとか、ツッコミどころ満載のクソ映画だってことは脇に置いといて、三十数年前の一所懸命にアニメ視てた頃の記憶で脳内補完しながら視て愉しんだ。
そのせいか、尺が短い訳でもないのに、ダイジェスト版を見せられたよーな感じ。
ま、コレはスジそのものよりも、最近見かけない女優の生存確認のために見たかった映画だからよしとする。
戦闘機乗り:上野なつひ、整備士:松本まりか、技術班(化学班?):沢井美優の3名確認。
なんだか同じ傾向の顔だちだな、この3人。

2本目は堀北版「白夜行」。
テレビドラマの綾瀬版(ワタシにとっては福田麻由子版)と違い、原作どおりに、主人公2人の接触がほとんどなく、女の状況と男の犯罪が淡々と流れていく。
そーゆーハナシなんだって言っちゃえば、そーなんだけど、活字でおっかけるのと違って、映像化されると退屈なハナシに感ずる。
ゆっくりとしたテンポな割には肝心なところは説明不足。
やっぱりテレビドラマ版第1話(福田が主役)には勝てないなと言わざるを得ない。
もっともテレビドラマ版も第2話以降は蛇足だけど。

3本目は「ドキュメンタリーオブAKB48」。
これこそ1,000円じゃなければ視なかった映画。
NHKで放送したドキュメンタリーの姉妹編みたいなもんなんだが、NHK放送版がけっこう面白かったんで、映画版も視た次第。
だが、出来はすこぶる悪い。
NHKで面白いとこだけ放送して、退屈なとこを映画に回したのかと思われるほど。
ダラダラ長くて、久々に「早く終わんないかなぁ」と思いながら視てしまった。
繰り返すが、NHK放送版はよかった。

さて、映画の合間に結構時間が開いてたんで、読書・ヘッドフォンリスニングができるかなと思って、いろいろ持って出かけたが、ほとんど使わずじまい。
靴買ったり、立ち読みしたり、ゆっくり印度料理を愉しんだりで時間を過ごす。
そんな訳で、今日聴いたアルバムと読書の記録なし。

と、ここまでは充実した休日の記録って感じだが、どーも、どっかで風邪を拾ってきたみたい。
扁桃腺が痛くて、洟が出る。
遊びで休んだ翌日に「遊び先で風邪をうつされたみたいなんで、もう1日休むよ」は恰好が悪い。
サッサと寝て一晩で治すよう努めないと。

BDレコーダのHDDの整理 [映画・テレビ]

ほとんど1日BDレコーダのHDDの整理に費やす。
既に視た番組のCMカット、ダビング、HDDから削除とゆー単純作業の繰り返し。
BDへのダビング中は、レコーダのメモリーを喰っちゃうのか、編集(CMカット)をしようにも異常に反応が悪くてイライラするから、未見のコンテンツを視聴。

映画では「特攻大作戦」(67年、米MGM)と「アフタースクール」(08年、日)。
前者はひさびさに視た(たぶん二十数年ぶりかな)。
SEや劇伴に頼らずに、演技と映像と台詞(ホン)の力強さで勝負していた時代の名作。
これだけの迫力のある映画なのに最小限のSEと音楽しか使っていないので意外なほどに音響上は静かだ。
後者は初見。
映画の出来としては、まぁまぁの水準で面白かった。
前半の設定がバタバタっとひっくり返る様が見どころなんだが、ちょっとひっくり返しが丁寧過ぎてもたついたかもしれない。
もっともスピーディ過ぎる展開だとハナシが分からんままになっちゃったかもしれないから、これでよかったのか。
特筆すべきはCMの入れ方(あの大バカなTBSのくせに)。
深夜枠の放送だったため、放送時間にCMの占める割合は大変多く、本編5分程度でCM2.5分ってパターンが続いた。
ところが、上手いところでCM入りするんで、CM頻度の高さが不快ではなかった。
CMの入り・明けのところで変なキャッチだの鹿だのが入らないことにも好感。
地上波民放における映画放送のお手本にしてもイイね。

音楽コンテンツでは、NHK音楽祭ハイライツからメータ・イスラエル「田園」を視聴。
思った以上に分厚い音が出てきて吃驚。
力押しではなく、悠然とスケール感あふれる響かせ方だ。
メータ・イスラエルってこーゆー鳴らし方するんだなと評価を改めた。
昔の印象から敬遠してたけど、最近のメータがこーゆーことなら、最近のCDもチェックしないといけないな。

今日は異常に寒かったんで、昼飯(近所のイタ飯屋でピッツァ・マルゲリータ)を喰いに出て、サッサと買物(食料、靴、鞄)を済ませて帰宅。
ヘッドフォン・イヤホンのお供なし。
ついでに読書もない。

今日の読書
コミックスのみで、「極秘特命社員 この会社の下に」(廉価版)。

球形の荒野(2010年版)を通しで視る [映画・テレビ]

引き続き体調不良は続く……

昼飯を喰いに近所のイタリアンへ出かけて、晩飯の買出しに出ただけで、あとは家でボケっと過ごす。
昼飯後の珈琲を飲む短い時間だけリスニング。
お供は、S:Flo2+P4+Edition8。
PHPA以外は昨日と同じ組合せだが、出てくる音はかなり違う。
P4(構成は以前書いた時と変えていない)で聴くと、STEPDANCEに比べて、二回りくらい音場が凝縮。
P4の音場が極端に狭いんじゃなく、STEPDANCEの音場の広がりかたがずば抜けているとゆーことだ。
しかし、音の温度感に着目してみると、P4のほの暖かさが心地よい。
ヴォーカルを聴くにはP4、大編成オケを聴くにはSTEPDANCE、他のジャンルは聴き方次第とゆーことかなと思う(例えば、ジャズ・トリオでも明確なベースの音と鋭いピアノの高音のコントラストを愉しむならSTEPDANCEを選ぶが、寛いだ雰囲気でステージ全体を鳥瞰するよーに聴くにはP4とゆーように)。
今日はリスニング時間が短かったので、ヴォーカル曲を中心につまみ食い的に聴いただけだが。

今日のテレビ
昨日・今日と2夜連続で放送された「球形の荒野」(CX)をぶっ通しで視た。
1つ前の記事ではスペシャルドラマに対する批判めいたことを書いたが、このドラマはなかなかよい出来。
映画版(75年・松竹)に比べて2倍以上の尺の長さだが、間延びした印象よりも、丁寧に描いてるなぁと感心した(細部は必ずしも原作どおりではないけど)。
田村正和の台詞回しは少々気持ちが悪いところがあるのだけれど、その風貌は年老いた元外交官の雰囲気を上手に出していた。
たまさか、BS-TBSでは月~金のベルトで田村の往年のホームコメディ「パパはニュースキャスター」(87年・TBS)の再放送をしているが、それと見比べると、2枚目役者が2枚目のままで老けるとはこーゆーことなのかと感慨深い。
キャスティングについて、もう1人コメントしよう。
ヒロイン役を今回は比嘉愛未が演じている。
本人の責任ではないが、顔だちがエキゾチック過ぎて、イメージに合わないことは残念だった(芝居に大きな咎はなかったが)。
これは過去の配役のなかでは、92年版(CX)の若村真由美(当時25歳、撮影時は24歳かな)が古風な美人顔でよかったよーに思われる。

今日の読書
桜庭一樹「伏 贋作・里見八犬伝」(文藝春秋)に着手し、2割ほど。
まだ端緒についたばかりで、物語の世界観を掴むに至らずのため、感想は明日以降へ持ち越し。

朝っぱらからドラマ版クライマーズハイ [映画・テレビ]

目を醒ましたら、録画を仕掛けておいたドラマ版「クライマーズハイ」(2005年・NHK)がちょうど始まったとこだったんで、そのまま前後篇を通して視聴(日本映画専門チャンネル)。
脚本・演出ともに、いかにもNHK土曜ドラマらしい良心的な作り。
しかし、もう少しアクがほしい。
アッサリ調理されちゃうと、ひねくれ者を演じさせたら日本屈指の佐藤浩一を主演にしている意味が半減。
映画版(2008年。主演:堤真一)のほうがクセのある脚本・演出だったように思える。
ワタシの好みからすると、映画版の脚本・演出で佐藤浩一主演だったら文句なしだけど、まぁ、これは無いものねだりだね。

今日の昼飯のお供は、HM-602+HFI-780。
HFI-780は音に何か白っぽいものが混ざってるような感じがするのだが、音場の見通しはまぁよい。
喩えるなら、遠くまで見通せるけど、透明な空気ではなく、薄~い靄がかかってる感じだろーか。
他のDAPやPHPAで聴くと、HFI-780のF特は中低音に凹みを感ずるのに、なぜかHM-602ではこの印象が薄い。
HM-602の中低域が盛り上がってるわけではないが、音場の左右幅が狭いから密度が上がって聴こえるのかなと想像してみる(まったく根拠はないけど)。
聴いたのは、THE PLAYERSの「THE PLAYERS LIVE」。

帰宅後は、同じアルバムをHM-602+MS-proで聴いてみた。
以前にも書いたが、この組合せは音がイキイキとしていてホントにイイ。
LIVE盤には特に合うようだ。
オープンエア型なんで家の中でしか聴けないのが惜しい。
ここまで音がダダ漏れだと喫茶店とかでもムリだしねぇ。

今日の諸々
P4はアッサリ通関を終えて、13:25に東京国際支店を出たが、その後の動きなし。
多分、夜中に浦安支店、早朝に船橋支店とゆーとこか。
早起きして、郵便局に寄ってから出勤するか、帰りに取りに行くか?

フジヤのHPでLCD-2販売開始が出てたので、予約済みのワタシにはいつ発送なのか照会。
月曜の夕方に発送で、火曜到着予定とのこと。
店頭売りする時間があるなら、今日のうちに発送しろよと言いたいとこだが、まぁ、1日くらいのことでガタガタ言うのはやめておく。

宇宙戦艦ヤマトのP西崎義展が船上から転落死。
アニメ大ヒット → 破産 → 覚せい剤・大麻所持で逮捕 → 銃刀法違反で再逮捕 → 収監 → 松本零士と訴訟で泥仕合 → ヤマト復活とまぁ、波乱万丈とゆーか、トラブルメイカーというか……
どうせキムタク版がらみで旧ヤマトを目にすることも増えるだろーから、追悼番組は「うろつき童子」でお願いしたい(日本映画専門チャンネルの深夜枠以外は無理かな?)

今日の読書
架空戦記1本読了。
廉価版コミックスで「極秘特命社員ーイリーガルー」第3集読了。

お間抜け説教宇宙人 [映画・テレビ]

今日のお供は、S:Flo2+STEPDANCE+Edition8。
ちょっとメタリックなところと優れた低音再生をうまくバランスさせているヘッドフォンだが、今日は弦楽器の聴こえ方に着目して聴く。

今日の1枚目はラトル・BPO幻想から。
今日の組合せでの再生音の特徴として、弦の合奏を面で聴かせるのではなく、1つ1つの楽音を重ねてゆくことで、あたかも線描画のように緻密に描いていく。
ラトルの幻想は、不気味な雰囲気と音の立体構成を計算ずくで形成していく2つの要素を両立させている。
Edition8では言うまでもなく後者の要素が際立つ。
好き嫌いは分かれそうだな~(ワタシは好きだが)。

2枚目は、昨日のリベンジで、ヤルヴィ・独カンマーのベト4。
この曲には、線描画のような緻密さが合っている。
面で音を聴かせるのと比較して、迫力が減退するのかと言えば、そうではなく1本1本の音の流れを埋もれさせずに聴かせることで凄みが出るとゆーことの好例。

3枚目は、ヤルヴィ・シンシナティsoのルトスワフスキのオケコン。
この録音はDレンジが広大過ぎて、通勤時のヘッドフォン再生ではボリュームコントロールが難しい。
弱奏部でもキチンと演奏が聴こえるようなボリュームのままで強奏部に突入すると喧しくて聴いていられない。
手動でボリュームを上げ下げさせながら聴いたが、要はDレンジを狭めながら聴いたってことだね。

今日の映画
日本映画専門チャンネルの録画で「宇宙人東京に現れる」を視た。
岡本太郎デザインのヒトデ型宇宙人に記憶はあるものの、相当昔に1度視たきりなので内容はほとんど憶えておらず、事実上の初見状態。
核廃絶を訴える善意の宇宙人のおかげで地球に謎の天体が衝突することを回避することができた……ってまとめるとイイ話なんだが、実際にはお間抜け説教宇宙人のハナシだ。
この地球よりも文明の進んだ宇宙人の台詞がことごとく上から目線なのは、まぁ設定なのだが、

1) 新しい放射性元素を研究してた学者に研究中止を強要
2) 地球に接近する謎の天体を既存の核兵器で破壊するように示唆
3) 既存の核兵器で破壊できないと分かるや否や、新しい放射性元素の方程式を述べよと命令
4) その放射性元素を使って天体破壊

これって、1) の研究中止強要がなければ、地球人だけで解決できた問題なんじゃねぇーの?
なんか引っかきまわすだけ引っかきまわして、美味しいとこだけ持ってった感じ?
こんなおバカな宇宙人に説教されたくないなぁ……

今日の読書
佐々木譲「ワシントン封印工作」(文春文庫)に着手し、1/4まで。
著名なWWⅡ3部作に比べてフィクションの要素は少なめだが、手慣れた丁寧な描写のおかげで飽きずに読み進められそうだ。
コミックスに切り替えて、文庫版「JIN 仁(4)」、「xxxHOLiC(18)」読了。

特撮二題 [映画・テレビ]

昨日は特にまとめて聴きもしなければ、まともに本を読んだわけでもなし。
コンビニで買ってきた廉価版コミックス「イリーガル」を読んだ。
連載当時雑誌で読んでたが、懐かしくも面白いって感じたので、既刊の廉価版もアマゾンへ発注。
あとは早々に零時前に寝た。

今朝視たテレビ
BS-TBSの「MM9」の第12話・第13話(最終話)を録画で視た。
原作の小説が「ウルトラマン」(最初のTVシリーズ)をメタに再解釈する趣であったので、このドラマ版「MM9」には当初面食らった。
しかし、ほぼ同じ設定を用いた別の作品として視てみると、結構愉しめるシリーズとなった。
喩えるのなら「太陽にほえろ」だと思ってたら、「ケータイ刑事」だったみたいなもんかな?
ま、この喩えじゃ何を言いたいのか分からんかもしれんけど。

一昨日の深夜に完結した、もう1本の特撮モノが「大魔神カノン」。
こちらは2クール(全26話)だが、「いつかはきっと面白くなるんだろう」と前向きな気分で我慢し続けた。
だが、最後まで期待外れ。
どーやってスポンサーをだまくらかしたのか分からぬが、これで製作費10億円とは。
今後スポンサーが特撮モノに投資しなくなるんじゃないかとゆーことが心配だ。
「大魔神カノン」を喩えるのなら、参院議員・山本一太のブログだね。
かのブログは「これについては次のブログで書く」と書いたっきり、続きを書かないネタばかりで、「やるやる詐欺」同然なのだが、そーゆー意味で「大魔神カノン」も同じようなもんだ。

「MM9」と「大魔神カノン」の共通点として、神話・伝承の類を取り扱っているとゆーことがあるのだが、前者が科学的な(?)分析の端緒や参考情報として扱うのに対して、後者は岩手の寒村では神話世界と人間世界が同居しているものとしている。
まぁ、そのスタンスに優劣をつけるものではないのだが、「MM9」では製作者の慎ましさや諧謔が見受けられるのに対して、「大魔神カノン」では「ほ~ら、牧歌的な寒村はいいぞ。神話と同居できるぞ。都市的な要素はダメなんだよ」とゆーよーな思いあがりを感ずる。
毛沢東の文革やポル・ポトの紅いクメールを思わせる。
製作者はアカ又はアカにシンパシーを持つ世代なんだろうなぁ……
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