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SE846とLyraのリケーブル [オーディオ]

SE846の調子がよい。
ここで言う「調子がよい」ってのは、エージングがどーしたこーしたってことじゃなく、聴き手である自分の好みに合致するってゆーこと。
聴き疲れすることもなく、情報量やDレンジ、Fレンジに過不足なく、どこかを強調するよーなクセもなく、聴いてて楽だ。
普段は2.5mmBalance仕様のestronにリケーブルして、N5のBalance出力で聴いている。
これをALOの3.5mmシングルエンド仕様のケーブル(LyraやJupiterの付属品)に交換して、iPod Classicで聴いてみても、それほど不満を感じさせないとゆー懐の大きいとこまで示してくれるのには驚く。
ハイレゾソースをほとんど聴かないヒトなら、手持ちの古いDAP(可逆圧縮のソース)にSE846を直刺しにして、少々の味付けはリケーブルで奢ってやれば、それで十分なのかもしれん。

残ったestronのBalanceケーブルはLyraにあてがってみる。
DAPはN5のバランス出力。
この組合せは何とも好みに合わない惨憺たる音に感じた。
低音がブカブカで、中域を濁すほどによーに聴こえるし、高音方向は少々浅薄。
これではLyraのいいとこなしだ。
以前にもこの組合せは試したことがあるが、これほど酷くはなかったはず。
どーやらN5のファームのバージョンを上げたことで音調が変わったことも要因のようだ。
今更、以前のファームに戻すつもりもないので、Lyraをestronにリケーブルすることは禁忌と思っておくほうが無難なよーだ。


最近の読書
安東能明「伴連れ」(新潮文庫)読了。
ノンキャリの出世頭、警察内部暗闘によるドロップアウト、刑事課以外の所属での捜査、捜査の勘はいいものの性格に難のある女刑事……
どれもどこかで読んだことのありそうな設定のてんこ盛りに思えるが、読んでみるとちゃんとまとまりのある作品になってるのは立派なもの。
同シリーズの続編にも期待。

恩田陸「雪月花黙示録」(角川文庫)読了。
恩田作品の割には読みやすい。
昔似たよーな設定のコミックスを読んだことがあるよーな気もするが、記憶は不確か。
世界観がちょっと佐藤大輔っぽくも感じた。
今度は重たい恩田作品も読もうかなっと。

長浦京「リボルバー・リリー」(講談社)に着手し、半分まで。

昔のアニメと画面サイズ [オーディオビジュアル]

今春から土曜の夜中に昔のアニメ「サスケ」と「カムイ外伝」が放送されてる(時代劇専門チャンネル)。
これがすこぶるよい。
鑑賞してて愉しい理由は何か。
①当時のアニメの粗いタッチが原作の劇画(漫画と別物を標榜してた頃の概念かな)に合っていること。
②放送に使われてるものには数年前にBDやDVDで発売するためにディジタルリマスタリングが施されてること。
③現在のワタシの視聴環境が小さめの画面であること。
この③がなかなかに新発見だ。

以前書いたように、50吋のプラズマテレビが故障して、23吋のPC用ディスプレイで代用している。
16:9の23吋の中で当時の4:3の画面を切り出すと、概ね19吋程度だ。
この19吋というサイズが昔のアニメには丁度よいよーだ。
ワタシが子供の頃のテレビはブラウン管の20吋で、画面の四方は少し切れていたから、実行上は19吋と大差ない。
子供の頃の記憶にある画面サイズ≒当時の一般家庭で観られていたテレビのサイズ≒製作者が念頭に置いていたサイズ、この等式が成り立つと仮定すれば、製作者の意図した情報量にマッチしたサイズなのだからシックリくるのも当然だらう。
また、この連休中にANIMAXでファーストガンダムの劇場版(4:3のTV版再編集がベース)が放送されてるが、これも件のサイズ=情報量で丁度よい。

他方、まっとうに作られた映画は新作・旧作を問わず、16:9の23吋では随分と箱庭的に感ずる。
これも製作者の意図する情報量との兼ね合いで言えば、アンマッチなサイズであるが故だ。
やっぱり、ワタシの視聴するソースのメインは映画とハイビジョン時代に入ってからの音楽番組であるので、早いとこ50吋を復活させないとなぁ…
50吋で主たる運用を行い、昔のアニメを観るときだけ23吋を持ち出すのがベストな選択とゆーことか。

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