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AudioquestのNight☓☓☓のbalance化 [オーディオ]

書くネタがもう1本あるんだけど、疲れたから簡単に済ます。

Audioquestのヘッドフォンは2本所有中。
NightHawk(初代)とNightOwl Carbonだ。
これらの音を聴いてて、ずーっと思ってたのは、HiFi-M8(LXを含む)でバランス駆動で鳴らしたいなぁってこと。
CEntranceのプロ機特有の飾りっ気のない音が上記2本に合うと思ってのこと。

HD700用のバランスケーブル+4pinXLR⇒Dual3pinXLR変換ってゆー手もあるけれど、Audioquestなら本家のケーブルを使いたい。
早くバランスケーブル出ないかなぁと思ってた。
だが、ワタシの情報収集不足。
実際にはバランスケーブルは出ていた。
キャンペーンケーブルって表記の記事もあったから、広く市販されたわけではないのかもしれない。
そのDual3pinXLRのバランスケーブルの中古がAVACに出てた!

ポータブルCDの光ディジタル出力+HiFi-M8LXをソースにNightHawk(初代)とNightOwl Carbonを上記ケーブルでバランスで鳴らしてみた。
ちょっと意外な結果。
NightOwlに関しては、もともとの純正付属品(1.3mケーブル)のほうがよかった。
音のまとまりという点で、今回入手したバランスケーブルでは音場が広くなるけど、音楽が再生されている場を無視して拡散する印象。
一方、NightHawk(初代)はバランスの効用が十二分に発揮された。
音場がスーッと広がり、それまで音場が詰まっていたために高音の伸びが足らないよーに感じられたところも改善。
Dレンジ、Fレンジ、音場の広さの3つが同時に「程よく」よくなった。

まぁ、両方ともイイ結果だと、このケーブルをもう1本入手しなきゃってことになるんだけど、上記のよーになると楽だ。
バランスケーブルはNightHawkに固定して、NightOwlは引き続き純正ケーブルで固定。
組合せの選択の余地がないのは、趣味としてはつまらないけど、実用としては楽ちんだ。

いま楽しいのは、BSの音楽番組をBDレコーダ光出力+HiFi-M8LX+NightHawk(balance)で視聴することだ。
先日のWOWOWのTHE SQUAREのライブも非常にイイ音かつ愉しい音。
BSプレミアムのクラシック倶楽部もイイね。

ありモノでC4復活 [オーディオ]

音が大好きなDAPのC4。
でも、徐々にバッテリーが駄目になってきており、ついには持続時間30分になった。
バッテリー交換しようにも、Colorflyの正規輸入代理店はないみたいだし、外国へ送り出すのは面倒、送料込みでは高価、ホントに帰ってくるかリスキーと3拍子揃ってる(笑)。
まぁ、図体がでかいDAPなんで、室内専用と思えば、充電器を繋ぎっぱなしの状態で使えばイイか……

C4で聴くとイイなぁと思うのはオーバーヘッドのNightOwlだけってことなら、室内専用とも割り切れる。
でも、イヤホンのJupiterとMH334もC4で聴くとイイんだよねぇ。
そうなると、やっぱりポタ用に外へ持ち出したい。

そこで思いついたのは、充電器繋ぎっぱなしで使えるのならモバイルバッテリー繋ぎっぱなしでもイケるんじゃないかってこと。
モバイルバッテリーの分だけ嵩張るけど、それくらいなら耐えられる。

とゆーわけで古いモバイルバッテリーを繋げてみたが、全然充電されない。
古いモバイルバッテリーは携帯電話用で、iPadとかのタブレットを念頭に置いていないから電流が小さい(たぶん1Aか1.5A)。
そのせいなのかなと思い、新しい方のバッテリー(3Aあるけど重たい)にしてみたけど、やっぱりC4は起動しない。
パソコンのUSB(たぶん1A未満)につなぐと充電が始まるので、どうやら電流の大小(アンペア数)の問題ではないようだ。
モバイルバッテリーがC4を充電対象として認識しないことが原因とたどりついた。

では、モバイルバッテリーをC4以外の何かで充電対象が接続されてると認識させればよいのだらう。
幸いにもモバイルバッテリーには出力口が古いもので2口、新しいもので3口ある。
C4をつないでいない出力口にiPhone充電用のLightning-USB/Aケーブルを挿し込んでみたら、C4へ充電が始まった。
Lightningケーブルはモバイルバッテリーを騙す(充電対象が接続中と認識させる)ためのダミーなので、実際にはiPhoneを充電する必要はなく、ケーブルだけ挿し込めば大丈夫。

このやり方でなら、古い方、新しい方のどちらもC4へ電流が供給される。
モバイルバッテリーを電源にしてC4をプレイするのは、つないだ時にC4に表示される「Power&Play」を選択するだけでOK。
流石に電流量の違いはあるよーで、古い方(1Aか1.5A)では音楽再生中には充電マークが出ない(Playだけで精一杯)のに対して、新しい方(3A)では再生しながら充電もしているよーだ。
まぁ、30分しか持続しない内蔵バッテリーに充電しても意味はないから、フツーに使うには古い方(=軽い)で十分とゆーことになる。
ただ、気持ちの問題かもしれないけど、3Aにつないだ方が音はイイよーな気がするんだよね。
ポタ環境で使う場合は気づかない差だと思うけどね。
それでも精神衛生上はイイ音(と思える)の方を選びたい。
けど、ずば抜けて重たい。
ああ、悩ましい。

iPhone7Plus+TAKT+N40で落ち着く [オーディオ]

iPhone7Plusのイヤホンジャックがないことをどーするか?
付属のアダプタは音が悪い。
YouTubeとかをちょっと見るだけなら、これでもイイ。
喫茶店とかならLightning接続でiSINE20でイケる。
iPhoneをベースにちゃんと聴くならPHPA(SU-AX7、Hugo……)を使えばイイ。
普段は別途DAPを持ってくのが平常運行。

そー割り切ったつもりだったけど、荷物を減らしたい時にはiPhoneで運用する場合の「何か」が欲しいと思った。
その欲望が半分。
もう半分は嫌なことが起きて、憂さ晴らしに小品級の散財がしたかったってのが理由。

欲望と憂さ晴らしの挙句に選んだのは、Cozoy TAKT。
同社のAstrapi(ディスコン、流通在庫のみ)のほうが安かったが、ケーブルが必要なんでパス。
TAKTは複合アンプ(DAC+PHPA)なんだが、ケーブルからぶら下がったアダプタ風なのが気に入った。
これならカバンの中に常駐でもイイねと思った。

で、どのイヤホンがTAKTに合うだろ?
Lyra(初代)、Jupiter、MH334、TriFi、X10、N40と試してみた。
簡単に言ってしまうと、前半の3つはこれらの本来の性能が発揮されたときの音と落差が大きくて、PHPAを使ってるのに却って欲求不満がつのるという結果になった。
後半3つはどれも聴いてて楽しいイヤホンだが、神経質なところがないのでTAKTみたいな半端者と組んでも欲求不満になりにくい。

ノリで聴くならTriFiでイイかなと思ったが、1日使ってみると、TAKTの微ドンシャリにTriFiの大ドンシャリが重なってしまい、常にローブーストが掛かったよーな聴こえ方。
こーゆー音が好きってヒトがいてもおかしくないけど、Classicの大編成オケ曲を聴くと、この帯域バランスでは少々つらい。

中庸で大らかなのはX10。
ただねぇ、TAKTが強力なドライビング能力ってわけじゃないもんだから、中庸が凡庸に聴こえてしまう。
変なクセのあるソースを難なく聴くにはイイけどさ。

最後のN40との組合せは、当初はあまり期待していなかったダークホース。
K3003譲りのシャリつき感がTAKTと重なるとどーなるのやらと不安にも思ってたけど、聴いてみたら、この適度なシャリつきが音の輪郭をハッキリさせるような効き方。
まぁ、TAKTのボケたところをシャッキリさせるのがN40って言ってもよい。

とゆーわけで、チョイ聴き用のつもりだったけど、いざイヤホン聴き比べをやっちゃうと、N40以外の組合せは選びたくないって感じになった。
結果として、カバンの中に常駐するのはTAKT単品ではなく、TAKTがぶら下がったN40とゆーことに。
ちなみにTAKTの出力は3.5mm3極なので、N40のケーブルは2.5mmバランス4極のestronから3.5mm3極のALO Tinsel(Lyra付属品)に交換した。

イヤホンジャックがないから…… [オーディオ]

イヤホンジャックのないiPhone7PLUS。
付属品のLightning-イヤホン変換プラグは使える水準の音を出してくれない。
大きなPHPA(CDM、Hugo、HiFi-M8)を持ち歩きたくないときは使えないのか?
選択肢は2つ。
1つは小さなDAC・PHPA複合機(Dragonflyとかあのへん)を使う。
もう1つはLightning接続のイヤホン・ヘッドフォンを使う。

流石に立て続けに散財する気にもなれないので手持ちの機器で考えよう。
となると、Lightning接続用のケーブルが付属したポタ用ヘッドフォンのSINEとイヤホンのiSINE20を活用するしかない。
この2機種にはそれぞれ問題がある。
Lightning接続時のSINEでは、Classicのオケ曲(Dレンジ確保のために平均収録レベルが小さい)では音量不足。
iSINE20は、音量の確保は十分だが、セミオープンゆえの音漏れがポタで使うのに躊躇われる。

昨日はこの2つを持ち出して実際に使ってみた。
まずは通勤の電車の中。
これはセミオープンiSINE20を使うのはやめようってことで、SINEで。
電車の中で聴くとゆーことで脳みそのモードが切り替わるためか、家の中で聴いた時に比べると音量不足感は緩和されてた。
でも、ソースによっては最大音量にしてもチョイ音量不足。
そこでNeutronのReplayGain機能を使って、更に音量を上げてみたところ、3db程度が適当なよーだ。
それ以上増やすと明らかに音が割れるし、1dbや2dbでは大して効き目がないし。
まぁ、オケ曲以外はReplayGainなしの音量70%程度で丁度イイので、十分実用範囲かな。

一方、iSINE20は電車の中ではなく、昼食時に使用。
音漏れがあると言っても、同じテーブルで相席みたいな店でもない限りは全然問題はない。
それよりも音がキレイに化粧されすぎのよーな気がした。
あとで調べたら、DAC機能、アンプ機能に加えて、EQのためのDSPも入っているが故に音がいじられてるとの情報もあった。
この妙なキレイな感じもDSPのためか?

中堅機種の値段でLightning接続のイヤホンが出たらなぁとも思うし、その金額でDragonflyあたりは買えるしなぁ…
悩みは尽きず。

イイ散財 [オーディオ]

ディスコンになって久しいCEntranceのHiFi-M8。
これでHD800(SilverDragon v2リケーブル)やLCD-2(Whiplashリケーブル)をバランス駆動させると、Fレンジのワイド感はほどほどながら聴き応えがある。
PRO機が技術のベースにあるDAコンバータは、CEntranceに限らず、Lavry Engineering DA10とかStellavox ST2 96/24でも一種独特の質実剛健な音調を持っている。
だいぶ前に手放したWadia PROもそうだ。
で、ワタシはそーゆー音がとても好きだ。

HiFi-M8ではPC用のUSB-BとiDevice用のUSB-Aの2つの入力を持っているが、今はiDeviceもUSBカメラコネクションキット経由でUSB-Bを使っている。
この場合には24/192まで対応できるので、NeutronにせよKaisertoneにせよ、4倍アップサンプリング(176.4KHz)にできるけれど、そこまでやると上記の質実剛健さが損なわれる気がする。
そーゆー理由で2倍アップサンプリング(88.2KHz)に留めている。

などとツラツラ書いてきたのは、今更ながらHiFi-M8の音で聴くことができるソースを増やしたいという気がむくむくと起きてきたからだ。
具体的にはテレビ(BDレコーダ)とポータブルCDのディジタル音声出力だ。
そこで思い出したのはHiFi-M8のLXバージョン。
こいつには光ディジタル入力がついている。
中古でも探そーかねぇと思ったら、ビックカメラのwebで流通在庫新品が3万円そこそこで売ってた。
3万円は些少な額とはいえないが、HiFi-M8から得られる音を考えたら破格だと思う。

ここまで書けば分かる通り、LXバージョンも購入。
今日も届いたばかりの「シン・ゴジラ」のBDソフトもHiFi-M8LX+LCD-2を使って愉しんだ。
そして、LXバージョンを買ってよかったと実感。
これはイイ散財だ。

N5+HD25の音色と懐古趣味 [オーディオ]

3つ前の記事に書いたとおりPAW5000直刺しでは、残念な結果になったHD25。
今日はN5直刺しで。
コレはよかった。
キース・ジャレット・トリオもブレーズのマーラーも音場感のよい音で鳴ってくれた。
帯域バランスは決してワイドレンジではない。
程よいところで欲張らない。
たぶん室内で聴いてたら「もう少し高音が……」とか「低音の腰が弱いか」とか文句を言いそうになるかもしれんけど、ポタ環境では「程よいところ」ってのが好ましい。
物量(?)ではPHPAを外付けしたほうがよいはずだ。
でもN5は音色とゆーか音調で上手に聴かせる。
ちょっとiPod Classic+SR-71Aでの音色に似ている気がするんだよねぇ。
そーゆー音色で鳴ってると「イイ音だなぁ」と思ってしまうってことは、ワタシの耳が「iPod+SR71A」の頃から大して進歩(?)してないってことか……

懐古趣味ついでにいえば、学生時代に聴いていたWalkmanPRO(WM-D6、WM-D6C)+MDR-CD7の音をもう一度聴きたいなぁ。
WM-D6Cは動態保存してあるんだが、MDR-CD7の中古になかなか出くわさない。
イヤパッドが正常な状態に保たれてるMDR-CD7、どっかにないもんかねぇ。

ただ、iSINE20では…… [オーディオ]

ひとつ書き忘れた。
iPad(Neutron)がよかったのは、あくまでもHugoの送出し機としてのこと。
iSINE20のLightning接続ではiPod(Kaisertone)が圧倒した。
少しキレイすぎると思わなくもないけど、夾雑物を感じさせない磨き抜かれた美音は癖になる。
惜しいのはiSINE20がセミオープンのため通勤に使えないことだ。
コレが密閉なら、通勤のお供はiPodと組ませて、他の組合せのことは忘れてしまうことさえ可能なんだけどねぇ……
ま、コレはないものねだりの戯言。

帰ってきたHugoで [オーディオ]

ショックなことは家うちのことと、オーディオのことの2つあった。
前者ここではひとまずおいておくとして、後者の問題。
Hugoだ。
突然バッテリーに充電できなくなった。
1年半弱の使用なんでへたるほどの時間は経過していないけど、とにかく使えなきゃしょうがないので修理へ。
たぶんこーゆーとこで儲けるんだろーなと予想しつつも、見積もりが上がってきて吃驚のお値段。
Mojoとキャリングケースが余裕で買えちゃう値段!!!
でも、それでHugo捨てちゃうって選択肢もないんで、このクソ高い値段でバッテリーを交換してもろうた。
ああ、泣きたい。
もう半年早く壊れてりゃ保証期間内だったのにねぇ……

で、戻ってきたHugoで色々と。
まずは送出しのiDevice。
iPod Touch6G(Kaisertone)、iPhone6PLUS(Kaisertone)、iPad mini(Neutron)で。
結果から言えば、iPad>iPhone>iPodだった。
iPhoneとiPodは僅差だったので、アプリの差なのかもしれない。
Kaisertoneを使った2機種では音が尖っていて聴き疲れがする。

cckと合わせるUSBケーブルはCDM付属品の青緑ALOケーブルとAIMの短いケーブル。
iPodの尖った音を適度に鈍らせるならALOだが、iPadとの組合せではAIMが情報量の点で勝る。
基本的にはケーブルによる音の差は大きくないと考えているのだけれど、今回は一聴して分かる差があった。

iPad(Neutron)、AIMのケーブルに固定して、アップサンプリングの実験。
Hugoは384KHzまでイケるので、CDリッピングの場合は整数倍で2倍、4倍、8倍が可能。
4倍や8倍にするのはアプリでこんなことまでできるよって意味はあるけど、音としては薄っぺらくなる。
2倍かアップサンプリングなしの音の方がよい。
なしと2倍はソースによる。
どちらがよいのかは、録音時期の新旧、アコースティックかどうか、スタジオ録音かライブ録音か等々と考えたが、法則性はつかめず。
試聴結果により使い分けるが吉というところ。

最後の味付けは変換プラグ。
今回のいろいろ試したヘッドフォン(K712pro、Nighthawk(初代)、Nightowl carbon、SINE)はいずれも3.5mmプラグ。
Hugoには3.5mmジャックも6.3mmジャックもあるので、前者をそのまま使うことも、後者を変換プラグ経由で使うこともできる。
神経質なヒトは介在物がないほうがよいと考えて3.5mmをつかうだろーが、実際には変換プラグをかませて6.3mmのほうがよかった。
音の安定性とゆーか、変な揺らぎがないとゆーか。
それに滑らかさが違う。
使った変換プラグはAudioquestのヘッドフォンの付属品。
このプラグは音の最終調整に使える逸品だ。

PAW5000直刺し組合せ [オーディオ]

ちょっとショックなことがあって更新遅滞。
まだ、落ち込み加減なので、ここ2週間のやって感じたことの要点だけメモ。

PAW5000の2.5mmバランス口を使って色々聴いてみる。
まずは、HD25(もとはハイインピーダンスのHD25-13Ⅱだったが、カプセル交換で現在はローインピーダンス化)。
ゲインは足りてるが、どうにも音の深掘りが圧倒的に不足している。
よくできた小型DAPだがヘッドフォンでは無理か?

次は、MH334(オヤイデのSKでリケーブルして2.5mmバランス化)。
バランス化で力感が増すかと思いきや、ちょっとか細い音が出た。
MH334ってこんな音だったっけと不安になって、Fitearのケーブル006に戻して、PAW5000の3.5mmシングルエンド口で聴く。
こんどは圧倒的によい。
なんならMH334の組合せの中でイチバン気持ちよくなっている。
高音の抜けも333並にスーッと抜けて、低音のゴリッとした感じも出ている。
小型DAPでバランスにすることに無理があるのか(供給電流量的な?)、それともケーブルの違いによるものか?
その答えは006の2.5mmバージョンを買ってくれば分かるのだが、それを知るために出費するのには気が引ける。
要は006ケーブルで3.5mm口を使えばよいってだけのこと。

最後にいつものAKG N40(Estronリケーブル)で。
この組合せでは2.5mmであっても、MH334で書いたよーなひ弱な印象はない。
まぁ、結局はPAW5000の2.5mm口では、この組合せになるのか。

CDMでMD5000とMM400を [オーディオ]

昨日は、PAW5000+CDM+MXH-MD5000。
今日は、PAW5000+CDM+AH-MM400。
PAW5000とCDMは当然にアナログ接続。
ヘッドフォンはMDR-1A用バランスケーブルの流用でバランス駆動。
MD5000にはNOBUNAGA御手杵で、MM400(ケーブル差込口拡張済み)にはビスパを使用。

MD5000はCDMを持ってきても、もともと引き締まっていた低音の量感が増えるわけではなく、辛口サウンド。
しかし、CDMではDAP直刺しのときよりも倍音成分が豊かに響き、これが真空管の美点かしらんと思わせる。
村治の「Transformations」のやうに録音場所のアコースティックな響きを大事にした録音では、この美点が特に活きる。
そして、そのおかげでMD5000のレビュウでしばしば散見される「聴き疲れ」は、CDMとの組合せでは全く感じられない。

一方、MM400では上記のような倍音成分が豊かになったとゆーよーなとこはあまり強調されない。
音が柔らかになり、カップをウッドにしている見た目に相応しい出音だ。
今日聴いた中では諏訪内のシベリウスとウォルトンのVn協がよろしかったね。

同じCDMを持ってきても音の変化の方向性が異なるのは面白い。
もともとのヘッドフォンの特徴(MD5000ならベリリウムによる冴えた高音、MM400ならウッドカップによる柔らかな音)を増強してくれてるよーにも感じたが、まぁ、コレは思い込みの世界かもしれない。

帰宅後にCDMのディジタル接続も試す。
iPod Touch6G(Kaisertone)をCCK+USBケーブルでCDMへ。
MM400では、PAW5000アナログ接続に比べると、音が薄っぺらく感じてしまい、ディジタル接続を選ぶメリットを感じない。
だが、MD5000では高音方向、低音方向ともにディジタル接続のほうが聴感上ワイドレンジになった。
うーん、microUSBは外れやすいのでポタでは使いにくいのだが、このMD5000での音を聴いてしまうとねぇ。
電車の中ではともかくも昼休みに喫茶店で聴くのならディジタル接続にしようかなとは思ってしまう。

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