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iBasso P5 FALCON鳴らし込み中 [オーディオ]

1つ前の記事で書いた香港からの荷物はiBasso P5。
同社の最も新しいPHPAであり、DACを含まない純アナログアンプ。
OPAやバッファーをローリングできるところは前作(と言っても相当前の製品だが)のP4譲り。
アンプ、バッファー、出力段の3段のローリングが可能なようで、2段のローリングだったP4の発展形ともいえる。
デフォで積んでるのは、各chでOPA627、BUF634U(2個)、BUF634P(2個)。
PHPAとしては定評のある組合せだなと思うので、当面はローリングせず。

電源が本作最大の特徴で、ポタ使いなら006P*2個、屋内なら専用外部電源(別筐体)のP5PSを用いる。
卸したての段階では、まずは006Pを入れてみた。
2つ前の記事で書いたe3と書かれた白いリチウム電池だ。
音を出してみると、電源が甘いときのOPA627の音そのもので何かこもったよーな音。
まぁ、コレはコンデンサとかそのあたりのエージングで解消していくことは経験上分かってるの慌てない。

エージングに充電池を使うのも鬱陶しいんで、次にP5PSを使ってみた。
まだエージングなんか全然済んでないのにP5PS使用時には音の甘さは全く感じさせない音が出てきた。
と言っても、万全ってわけじゃなくて、エージング未了のPHPAにありがちな左右で位相が狂ったよーな聴こえ方がする。
何はともあれエージングをしよう。

で、20時間経過したところで聴いてみると、当家の据置機(Intercity MBA-1S、Wadia121)よりもイイかもしれんって思わせる音が出てきた。
スピード感があるキレのよい音で、音場は広がりすぎず聴き手を包み込むよーな感じ。
強いて言えば、キレのよさがいかにもオーディオ的な聴こえ方で、落ち着いた音楽鑑賞を長時間ってのにはむかないかも。
ここまでエージングにはNightHawkを使っていたが、Shure SRH1840(イヤパッドは1550のものに換装済み)に換えてみたが、上記の音の傾向は変わらない。

実はエージング中はバッテリーの消費を考慮して、iPod Touch6G(KaiserTone)を使った。
LightningからはアナログLINE OUTが取れないので、ヘッドフォン端子の音をP5に入れていた。
音質面では薦められない接続だ(エージングだからとゆー割り切り)。
なのに上記のような音。
とゆーか聴いてたときにiPodのヘッドフォン出力を送出しに使ってたことを忘れてた。
そのことを忘れさせる音だった。
いかに出音に対してアンプ部分による影響が大きいかが分かる。
ちょっとP5のハナシとズレるが、最近のハイレゾを謳うDAPがDACのことばかりを宣伝文句にしてるけど、アンプ部をもっともっと主張したほうがよい。
主張できるよーな製品であってほしい。

外部電源P5PSを使った音はホントに素晴らしい。
最近のポータブルオーディオ界隈はハイレゾDAPのハナシばかりで、本機も余り話題になっていない。
ローリング仕様が仇になって国内代理店経由での販売は難しいかもしれない。
イイ音なんだけどなぁ…
問題は、バッテリーでこの音(P5PS使用時の音)が出せるのか?
出せないまでもどこまで肉薄できるのか?
もう少しエージングをしてから006Pに戻して聴いてみよう。

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